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娘を愛せない…母としての葛藤 ~ADHDっ子 小学校6年生
小学生になってから長女を抱きしめたり褒めたり笑って会話をしたり。
全然できなくなっていました。
特性はある程度理解しているものの、あまりにも自分勝手な娘を愛せない。
本来の無邪気で明るい長女を上から抑えて抑えて、落ち着かせることにばかり必死になっていました。
この子にこんな母親でいいのか…
私と一緒にいたらこの子の良いところを潰してしまうんじゃないか。
私と離れたらもっとのびのびと生活できるんじゃないか…。
ずっとそう思っていました。
娘の父親もきっとADHD
長女は離婚した元旦那にそっくりでした。
長女がADHDだとわかって、きっと元旦那も一緒だ…
っていろいろ繋がる部分はありました。
元旦那は次男でしたが、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんからとても可愛がられて育ちました。
目立ちたがり屋でムードメーカー。
勉強はできなくても高校では生徒会長も務めていたようでした。
社会に出てからも、ホントに世間知らずで驚くことばかりでしたが、素直でちょっと抜けてるけど面白くて何に対しても全力。
ちょっと短気な所はありましたが、人から愛され可愛がられる人でした。
元旦那は可愛がられて育ったので、人の事も大事にするし、思いやりがあって自分にも自信があって自分の夢に対して努力して真っすぐ進んで頑張っていました。
ホントにポジティブ。
こんなにいいところだらけでなぜ離婚?と思うかもしれませんが…(笑)
自分に素直で人をとても大事にする人。
まぁ、浮気し放題でした…(笑)
悪気もなく、自分に素直に生きている人。
人を大事にすることがちょっと行き過ぎていて、付き合いきれず離婚に至ったわけですが…(笑)
元旦那のお母さんのように、私は娘を可愛がれない。
長女の良いところを伸ばしてあげられない心の狭い母親でした。
とにかく人に迷惑をかけないように。
社会に出た時に困らないように…
落ち着いて物事を考えて行動できる子になるように…。
勉強は最低限でもいいから。
そうやって育てていく事が長女にとっていいのか、すごく悩んでいました。
元旦那と一緒に生活していた方が、多少世間知らずでも毎日笑って過ごせるんじゃないのかな?
二人で面白い事をやって大爆笑して。
そんな姿が想像できました。
一度、元旦那に相談したこともありました。
もちろん、元旦那のADHD疑惑に関しては何も伝えていません。
元旦那は娘と離れたことをとても後悔していて、何かと気にかけてくれていました。
「私には手に負えない。あなたと生活したほうが娘はイキイキと生活できるんじゃないかと思うの。」
元旦那はウェルカム状態でした。
いつでもいいよ!って。
まぁ、これもADHD特有の後先考えずにその時の気持ちだけでの発言でもあったんですがね。
元旦那は仕事上、全国を飛び回って家を空けることも多く、時には海外にも行くこともあるので、現実的に元旦那と娘が一緒に暮らすというのは無理だとわかっていました。
だた、自分の想いを元旦那に伝えることで私は一人じゃないっていう確認とか、自分に保険的なものが欲しかったんだと思います。
元旦那の行き当たりばったりの発言ではあったけど「いつでもいいよ!」っていう言葉には少し救われました。
念のため長女にも話した事がありました。
その方が幸せなんじゃない?って。
長女は全力で拒否。まぁ、そうなるだろうなと思ってはいましたけどね。
結果的に娘を元旦那と一緒に生活させてみる計画は流れました。
無理なのは重々承知だったんですけどね。
長女とのケンカばかりの日々
それを見て育つ下の子達への影響も怖かった。
同じように自分勝手で言いたい放題、やりたい放題、親に歯向かうのが当たり前。
下の子達もそんな風に育ってしまったらどうしよう。
もう、面倒見切れない!!
この子がいなければ家の中は平和なのに…。
これが旦那や彼氏だったら別れて終わりだけど、自分の子どもとなるとそんな簡単ではない。
自分で責任を取るしかない。
逃げられない苦しさ。
男はいいよね。
いくらでも逃げられる。
いくらでも自分の人生リセットできる。
背負うのは全部女!!!
って、かなり卑屈になっていました。
子どもと離れて暮らす方法を模索
児童養護施設、全寮制の私立の中学校。
全寮制の中学校はさすがに学費が高くて払えない。
養護施設も本気で考えたけど、施設に入れられた長女の気持ち「親に捨てられた子どもの気持ち」を考えると、一生心に残るだろうと思って踏み切れない。
きっと私自身も後悔するだろう…
長女も成長と共に反抗的な態度は酷くなっていく。
長女が理解できず反省できないと、外に締め出して静かになって落ち着くまで待とうと思っていましたが、小学校6年生になっても外に出せばインターフォン連打、「開けろよ~!!!早く開けろ~!!!」と大声で泣き叫び、家のドアを叩くは蹴るは…。
ドアを破壊して入って来そうな勢いで暴れていました。
恥ずかしい…という気持ちはないんだ…。
なぜ外に出されたのか反省することもなく、ひたすら外で暴れてました。
下の子達(5歳と3歳)はそんな姿を見るのは慣れっこだったので「お姉ちゃんうるさいね…」と言って普通に遊んでくれていました。
ホントにいっぱいいっぱいでしたが、何も答えが出ないまま時は過ぎていました
最後まで読んでいただきありがとうございます☆頂いたサポートは子ども達の笑顔のために大切に使わせて頂きます(*^^*)心からの感謝をあなたに…...♪*゚