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心理の先生との出会い ~ADHDっ子 小学校4年生 その2
診察から一か月後、改めて病院に行きました。
長女にはなぜ病院に行くのか聞かれてなんて言おうか迷いましたが…
「ちょっとだけ先生とお話しをしに行こう」
と言ったような気がします。
あまり細かく説明してしまうと嫌がると思ったので、なんとなく言葉を濁して大事にせずサラっと連れて行きました。
最初に先日お話しした先生の診察があり、いくつかの質問を受けました。
学校では一度も指摘されたことがないと伝えると、「女の子だから目立つほどの多動がなくて気づかれなかったんでしょうね」との事でした。
その後、心理の先生とのお話し。
女性の先生で、とても明るくノリのいい先生でした。
最初に私だけ個室に呼ばれて普段の様子を伝えました。
「うんうん。」
と私の話を聞いてくれて、「こういう事ない?こんな事ない?」と聞かれる事にとても納得してしまって「そうなんです~!!」とだんだん涙が出てきました。
今までずっと誰に話しても否定されてきたので、先生と共有できたことがとても嬉しくて安心してしまいました。
とにかく自分の思い通りにならないと癇癪を起す我が子。
それを許してしまったらどうしようもない我がまま娘になってしまうと思ってかなり細かく沢山の制限や決まり事を作っていました。
「まぁいっか。」
「じゃあ、今日だけ特別に…」
泣かれてしまった時にこれをしてしまったら確かにその時は楽ですが、次に同じようなことが起きた時「あの時はいいって言ったじゃん!!!」と更に大騒ぎになってしまいます。
基本、自分にとって都合のいい記憶しか残っていないので、前回が「特別ね!」と言い聞かせていたとしてもその「特別」という言葉はもう頭には残っていなくて、自分のやりたい事が出来た記憶、思い通りになった記憶しか残っていないので大騒ぎになってしまうのです。
一瞬の私の気のゆるみからの判断や発言はお互いを辛くさせるだけでした。
その時々で臨機応変に対応するのが大の苦手な子だったので、どんな時でも決まり通りに、それはどんなに泣かれても暴れても絶対曲げないように対応していました。
はっきり言って一度許したら最後でした。
親として、本来なら「じゃぁ今日だけね!」って許してあげたいものです。
子どもの喜ぶ顔も見たいし、たまにはご褒美…と言いたい。
めんどくさい時は「まぁいっか~!」と言いたいところですが、結局後々泣いてわめいて手が付けられなくなって困るのは子ども。
もう、心を鬼にするしかなかったです。
そんな話をした時、先生は「うん。うん。そう!それでいいんだよ。お母さん頑張って来たんだね。」
と言ってくれました。
正直、私は厳しすぎる母親なんじゃないか…とか、もっとこの子らしくのびのびとやらせてあげた方がいいんじゃないか…とか沢山悩んでいました。
でも、結果的に臨機応変に対応する事が苦手な子にとってはしっかりと決まり事を作って、これはやってもいい、やってはいけないラインをはっきりさせてあげることが子どもにとって混乱せずに過ごせることだと改めて確認できたのでした。
最後まで読んでいただきありがとうございます☆頂いたサポートは子ども達の笑顔のために大切に使わせて頂きます(*^^*)心からの感謝をあなたに…...♪*゚