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期限ギリギリまで行動しない、そんな自分が得たもの

火事場の馬鹿力って本当にあると思う。

昔は期限ギリギリまでやらないタイプの人間で、夏休みの宿題なんてまさしくそうだった。日記を書くために天気だけは毎日メモをしておいて、あとは放置。ラスト1週間で怒涛の宿題を終わらせていた。(ちなみに手伝ってもらったことはない)

テスト勉強もそうだった。ギリギリまでやる気が出ない。何故か掃除をしたくなり、勉強とは全く違うことをしてしまう。明日のテスト、何もやっていない。顔面蒼白になりながら、近くのガストに逃げ込んで必死に勉強した。

そんな自分は、計画のたてられない、怠け者だとずっと思っていた。この性格変えたいな。さすがに社会人を経験すると、いつまでに何をすべきか期限を決めつつ行動するようになったので、ギリギリまで溜め込むことは少なくなった。

でも今となって振り返ると、ギリギリまで行動しなかった自分も、今の自分をつくる大切な要素だったのだなと思う。


ひとつは、限られた時間でまず何をすべきか優先順位をたてるのが上手くなった。時間があったら見極められなかったかもしれないポイントが分かるようになった。

朝寝坊をしてしまったときもそうだ。起きて3分で出ないと大切な朝礼に間に合わない場面。パニックになるのではなく、今何をすべきか冷静に考えて行動している自分がいた。ある意味ゾーンに入ってるというか、それでなんとか遅刻しなかったことがある。(それでも10分前行動はできなくて、怒られたけど。)


もうひとつは効率が良くなった。物理的時間がないのだから、捨てるところは捨てて、必要なところだけを重点的にやる。結果が出せれば良いではないかと思えるようになった。


昔は嫌だったギリギリまで行動しないわたしにも、今となってはありがとうと言いたい。

ただ、もうあの時の切迫した気持ちは、体験したくないけどね。

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