『ショート・ショート・キョート』について
『ショート・ショート・キョート』、みなさん買って&注文くださってありがとうございます!!
まだ並んでいないお店もあるようですが、陳列目撃情報などもあり、
ずっと思い描いていた、自分の本がお店に並ぶっていう光景があって、なんだか感慨深いです。
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ずっと告知ばかりでしたが、本の中身についてあまりふれていなかったなぁと思って、少しお話ししたいなぁと思いました。
さっき更新したコミュニティ「おおえのはなし」のてづくり会報の中に書いたことを、ここでも載せさせていただきます。
(おおえのはなし:https://community.camp-fire.jp/projects/view/96699 登録したら小学校の壁新聞みたいな会報などが毎月メールで届きます。)
今日の会報の一部はこんなん。
以下、会報メールより。
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この本についてなのですが、執筆中にいろんなことを考えました。
どういう目線で、誰に向けての作品なの?
京都の本は既に山ほどあるけど、今までにない自分にしか描けない京都って一体何なの?
読んだ後、読んでくれた人にはどんな気持ちになってほしいの?
本を出すということは自分ひとりではできないことです。
ものすごくたくさんの人を巻き込んで、自分の作品を広げていくことだと思います。
だから、いつものようにただ自由に描きたいことを描くのとは少し違って、
読んでくれる人のこともずっとたくさん考えていました。
20年以上京都に住んでいる自分は、この街とは一体どんな関係性なのか。とか、
他の街の人が数日滞在しただけでは分からないものって、どんなことなんだろう。とか。
「あるある」という簡単な言葉だけではおさめたくない、空気感とか。
本の最後のページにあるあとがきには、執筆中にぐるぐると考えて出した答え(何が描きたかったのかということ)が書かれています。
だけど、その自分の中のテーマを作品の中でぷんぷんと感じさせるのではなく、
親子丼に乗ってるみつばのような、バニラアイスの中のバニラビーンズのような、ジンジャーエールの中のカルダモンのような(分かりにくいな)、
そんな立ち位置であれたらいいなと思っています。
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まだ読んでない人は「トッピングとか風味づけの部分だけ言われても…」って感じですよね。みつば単体で食べてもおいしないもんね。
でも「へぇ〜」となって、お見かけされたら手にとって頂けたら嬉しいなって思います。
では。
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