わたしとラグビー。

こんにちは。イラストレーターのおおえさきです。
最近すっかり、ラグビー観戦が趣味になっています。
大人になってからでも、好きなものが増えるって嬉しいですね。
きっかけは、やはり先のW杯日本大会。
最初見た時は「大きなおじさんがたくさん走っている！」ぐらいしか思わなかったのですが、毎週末に行われる試合ごとにどんどん夢中になっていきました。

（初めてラインアウトを見た時は「え、そんなビヨーンってするのアリなん！」とビックリした記憶が。）

ルールを少しずつ覚えて、選手の顔と名前を覚えて、自分と同い年の選手もたくさんいることを知ると、試合の見る部分や楽しみ方がクルクルと変わっていきました。
初めてスポーツ雑誌（ラグビー特集号）を買って、その写真の綺麗さと引き込まれるような文章に感動したり、
友達とトップリーグの開幕戦を観に行って、生の空気を味わったりもしました。
録画した試合やネットで見れる過去の試合、そして選手の皆さんのSNSは、春から初夏にかけてのSTAY HOMEな日々を過ごす中で、とっても楽しませてもらいました。

そんな私なりに、今回は主に日本代表の選手たちの好きなところや見所を、自分の世界観で描きとめておきたいと思います。
「こんな風に試合を見ている人もいるんだなぁ」と思って楽しんでもらえたら嬉しいですし、
絵を描く仕事をしている私なりの「応援」ができたらと思います。

オーラ全開の司令塔。田村選手を初めて見た時は、顔が「キリリ！」としていて「この人の前世は絶対武士だ！」と思いました。
試合を重ねるごとに、その「キリリ！」が増していき、インタビューで淡々と語られる姿と内容が、何度も胸に響きました。

ラガーマンと缶蹴りをしたら、永遠に勝てないだろうな。

フェラーリコンビ。福岡選手も松島選手も私と同い年で、より一層親近感が湧きました。
ボールを持ったときのスイッチが入る瞬間、エンジンが「ブゥゥン！」とかかる瞬間が何度でも観たくて、生まれて初めて拳を握りしめながらスポーツ観戦をした気がします。
福岡選手は医学の道へ、松島選手はフランスのチームへ。と、さらに自分を磨きにかかる日本のフェラーリコンビに「わたしも自分の道を極めなければ！」と刺激を受けました。

関西弁の大きいおじちゃん。観戦初心者の私が見ても、試合でもフィールドの外でもすっごい功労者だったんだろうと思いました。詳しくは語れないけど、トモさんが日本代表でよかった。

ラグビーを見る目が少し慣れてきたときに、一番最初に気づいたのはセンターコンビの働きとか、着実に仕事をこなす姿だったと思います。
解説の人の「中村亮土の気の利いたプレー！」という言葉を聞いて、「そうか、これは気の利いたプレーなんだ！」としっくりきました。
その後いろんな試合を見るたびに「今のは！中村亮土の気の利いたプレー！」と、にわか解説員に。

流選手が試合に関する取材をされてるときに、
ピンチな局面で、ある選手の身を呈したプレーについて「あのプレーは、きっとみんなへのメッセージだったと思います」って真っ直ぐな目で語っているのを見た時に、なんだかとてもグッときました。言葉のないメッセージを受け取れるのってすごいことです。

とにかく涙もろいイメージのふみさんだけど、例えば丸の内でのパレードのときとか、ずーっとこの景色が見たかったんだろうなぁ…と長年積み重ねてこられたものを思ったら、わたしの涙腺もうるうるでした。
よかったですね、ふみさん。

海外の選手に当たり負けしない、なんて頼もしい選手なんだ！どんな体幹をしているんだ！これらの日本ラグビーも安心だな！と思わせてくれる姫野選手。インタビューを読んだり見たりしていても、まるで漫画の主人公みたいな人です。（選手みんなそうだけど）

試合の合間にドーナッツ、ではなくお水を持ってきてくれるウォーターボーイ。
こうしたサポートの存在に気づけるのは、かなりラグビーに精通した人でないと無理だと思うけど、出場してた選手たちが色んな場面で徳永選手の名前を出されていたおかげで、早いうちからサポート役にも注目することができました。ちょっとだけ動画で見たけど、プレーもピカイチな選手。

「家の近くですれ違ったら絶対ビックリするだろな」という第一印象。
「選手交代で大きい人が下がったら、もっと大きい人が出てきた！」という第二印象。
気は優しくて力持ち！なフォワード陣のトンガコンビ、アサさんとイシレリさん。

本当にすごく偉大なキャプテンという言葉に尽きるけど、私が一番好きなリーチさんのシーンは、試合後に仲間とハグしてるときの優しい表情です。
その場面が流れるたび、なんだか泣きそうになります。
またあのシーンに出会えたらいいな。

他にもたくさんの選手がいるのですが、今回はこのへんで。

またトップリーグが始まったら観にいきたいし、大学ラグビーも観てみたいなぁと思います。
そしていつか、自分のイラストやマンガ、デザインでラグビーと関われたらという新しい目標もできました。
応援したいチームや選手がいっぱいで、忙しい！