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甲子園で女子部員がノックをすることが可能に。

この決定に何年時間をかけたことか。
大分高校のマネージャーがユニフォームを着てグランドに立ったことが問題になったのが2016年夏の甲子園。その次の年に、ベンチ前の人工芝まで入ってよいことになったときに、まるで甲子園は女人禁制の聖域かのような主催者の判断に呆れた。そして、去年の夏から、ノック中のボールを渡す役や、試合中に審判にボールを届けるボールパーソンなど、女子部員の活動が許される場が拡がってきている。それは、嬉しいことだ。

現実として、女子マネージャーは、日常的にグランドで練習のお手伝いをしている。それにも関わらず、2016年夏に問題となったことが、リスク管理の問題があるにせよ、ここまで来るのに7年もかかった。時間のかけすぎではなかろうか。
時代の流れで変えていくべきことを、過去の慣習や反対派の意見もあり、変えるのが難しいことはよくある。
ただ、時代の流れは速い。対応がこのスピード感では、高校スポーツ界のリーダーとして引っ張るべき高校野球が、逆に足を引っ張る存在になってしまう。
スポーツ界の課題、変えていかなければならないことは山積みだ。これから起こりうる問題を発見して先手を打つことが理想であるが、問題が起きた時に速やかに対応できる組織を作ることを求めたい。

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