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ドラマ『This Is Us』で学ぶ人生の教訓7つ

海外ドラマ『This Is Us』から、人生で大切なことを学びます。『This Is Us』大好きな私が、学んだ7つのライフレッスン。


1.人を許すこと

人を許すより恨む方が簡単。自分が酷いことをされたら、その人を許すのは時間がかかります。『This Is Us』でも、ウィリアムは生後間もないランダルを消防署に置き去りに。養母のレベッカは、ウィリアムの存在を知りながらも、真実を一人で抱え苦悩。

シーズン1では、その事実に向き合うのが困難だったランダル。でも彼は、実父との親子関係の再構築、ウィリアムの死を通してレベッカの気持ちも理解できるようになっていきます。そして、彼らのしたことを許せる準備ができました。

人を許せない時っていうのは、「あの時、ああだったら…あの人がこうしてくれれば…」という考えで埋め尽くされているのかも。だけど未来に目を向けた時に、過去を受け入れられるから、人を許す心の余裕が生まれます。


2.誰でも間違いを犯す。大事なのは、その後

私たちの多くは、他人の失敗や過ちに厳しい。例えば、芸能人の不正に対して、自分がそれをされたかのように憤り、バッシングする人もいます。誰かを陥れ、傷つけ、再起不能にしても反省しない人、変われない人だっています。過去も人も変えられません。でも、過去にしたことに目を向けても、過去の過ちは帳消しになりません。大事なのは、その後。

 ・ジャックは飲酒で判断力を誤り、レベッカの元カレを殴る
 ・ウィリアムはドラッグに溺れた時期もある
 ・ケヴィンは生放送中に大暴れ、飲酒運転で逮捕
 ・レベッカはウィリアムの存在を何十年も隠していた
 ・ジャックの弟は、アクシデントで小さな子供を…

彼らのしたことも褒められることではないです。みんな苦しみ、自分に向き合い、謝って許してもらうまで行動で示していました。

完璧な人はいなくて、誰でも間違いを犯します。「これからの」その人の行動を見て、チャンスをあげられるような人になりたいなと感じます。
3.「違い」を認めること

ジャックとレベッカの血を引き継げない、人種も違うランダル。子供の頃から頭が良い彼は、「違い」を認めたくなくて、自分の能力を隠していました。ジャックがそれを上手に諭したシーンに感動。シーズン3では、あの人が同性愛者ということも分かります。「同性を好きな自分は、周りと違う」ことで悩みます。

人種、同性愛、肥満、依存症、トラウマ。このドラマでは、様々な「違い」を目の当たりにします。人は知らないものを怖がり、知らないことは頭ごなしに否定したくなります。自分と違う考えを無理に受け入れる必要はないけれど、寄り添うことで相手との「違い」を認めるキッカケにはなるはず。

4.親は子供に正直であること

よく、「子供は親の背中を見て育つ」と言います。子供たちは親から人生を学びます。だけど親も人間で、虫の居所が悪い時もあります。完璧な親になるのは難しいし、きっと完璧になる必要もないんだと思います。ただ、子供たちに正直でいることが必要なのかも。

ジャックは子供たちにアルコール依存症を正直に話して、断酒することを決意。「完璧な父親にはなれないけど、克服できるようにする」と話すこともありました。取り乱したら、きちんと謝る。幼い子供に対しても、大人と同じように敬意を払って接する姿に感動。

「大好き」な気持ちも、言葉やハグで伝える。できたことは存分に褒める。子供はそうやって、親の愛情を信頼して、人との接し方を学んでいくんだろうな。何でも、言葉にしないと伝わらないです。

5.カップルは「チーム」

『This Is Us』のカップルは、喧嘩もするけど支え合い、互いの背中を押しています。恋愛関係のお手本になります。

 ・問題や気持ちを相手に伝え、一緒に解決策を考える
 ・言ってはいけないことを言う前に、冷静になる
 ・大切な人の笑顔を絶やさないために、考えて行動をする

ジャック、ランダル、トビーは最愛の女性を笑顔にするために、自分たちができることが何なのかを考えて行動しています。レベッカ、ベス、ケイトが悲しんでいたら、抱きしめて彼女たちの気持ちに寄り添います。

カップルって、「チーム」なんですね。チームだから2人の関係は平等で、どちらのやりたいこともなるべく諦めずに、支え合い、家族が笑顔でいる努力をし続けることが大事。

6.家族を最優先にすること

このドラマを見ていると、「あなたに素敵な家族がいる場合、家族と自分にとってベストな選択をするようにしてね」というメッセージを受け取ります。

ランダルは努力家の完璧主義者。シーズン1ではサラリーマンの激務に耐えながらも、家族のケアも忘れません。仕事の大事な会議と家族行事が重なっても、どうにかしようと無理をしていました。その結果、パニック発作を起こしました。

子供の頃から誤解し合っていたケヴィンが、大事な演劇をほっぽり出してランダルの元に来たシーンも良かったです。仕事を辞める時のランダルは、憑き物が落ちたみたいにスッキリしていました。

『This Is Us』は家族を何よりも大事にするし、血の繋がりのある・なしも関係なく、家族になれるのが素敵。

7.前に進むこと

ウィリアムやジャックの死。人は「死」とどう向き合い、残された自分たちはどう生きていくのか、を考えさせられます。誰にでも大切な人を失った経験はあるはず。後悔、やるせない死に直面したなら、なおさら自分がどう生きるのかを考えるのも難しくなってきます。

でもこのドラマでは、悩みながら受け入れながら、少しずつ前に進む勇気を見せてくれます。大事な人はもうこの世にいないですが、彼らの意思を引き継ぐ家族がいて、思い出を心に残しておくことは、自分たちの心を癒やすことにも繋がります。みんなそうして、前に進んで、自分の生き方を考えていくんですね。

立ち止まってもいいんだよ。でも、前は向かないといけない。私たちは「今」を生きているから。って言われている気分。

まとめ

『This Is Us』を好きな人・観たことがある人は、どんなメッセージを受け取っていますか?繰り返し観る度に、新たなライフレッスンを見つけます。

このドラマは、脚本家みんなの実体験をお話にしているのかな、と考えます。話に矛盾や抜けがなくて、出来事も私たちの生活に置き換えて観るため、共感部分も多いから。


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