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ゲーム「スターデューバレー」は思い通りにいかないから楽しい

今年は農場ゲーム「スターデューバレー」に夢中。農場ゲームなのに、町長のパンツを探す依頼を受けたり、住民たちの態度が素っ気なくてへこんだり…このゲームを食わず嫌いしてたのが勿体ないほど、私は時間を忘れて楽しんでいる。

※ゲーム内容についてのネタバレあり。
※熱が入って文章が長くなってます。このゲームに興味がある方は読んでくれると嬉しいです


どんなゲーム?

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『牧場物語』シリーズを愛するアメリカの個人開発者が、自らの牧場物語を作ろうと4年以上の歳月を費やして作り上げた作品。PC版は公開2ヵ月で100万本を売り上げ、PS4、Xbox One、Nintendo Switch、PS Vitaでも販売されている、農園運営シミュレーションゲームの大ヒット作です。それがついにiOSでも公開されました(Android版も2019/3に公開)。

https://news.denfaminicogamer.jp/iphoneac/181101


都会の生活に疲れた主人公が田舎へ

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都会で仕事に忙殺され、心身ともに疲れ切った主人公(プレイヤー)。祖父の遺言で、農場が残されていることを思い出し田舎で心機一転を目指す。期待を胸に農場へ引っ越すも、待ち受けていたのはボロボロの家と荒れ切った農場。そして新参者のプレイヤーへの風当たりが強い住民たち。初めての農業は失敗の連続。住民たちとも仲良くなって、その町の一員として認められないといけない。1年目から大変な幕開けとなる。

プレイしようと思ったキッカケ

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私の旦那さんはゲーム好きで、色んなゲーム情報を仕入れてくる。あつ森、牧場物語や街作りが好きな人は必ずハマると言われているほど、北米で大人気のインディーズゲーム(らしい)。

旦那さんに勧められた「スターデューバレー」。でもドット絵は好きじゃないし、ハマっているあつ森みたいな可愛さも無さそうだから、ずっと保留にしていた。今年に入って「オレがスターデューバレーをMaiに買ったらする?」と聞かれから、なかば勢いでYesと答えた。

あつ森しかしたことないから、最初は操作が全く分からなくて楽しさなんて感じなかった。でも操作が分かってからは、あつ森そっちのけで農場を頑張っている。

ゲームの流れ

季節の巡り方

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春、夏、秋、冬の四季があって、1シーズン28日で出来ている。それを2年目、3年目と季節を繰り返していく。イベントの名前は違うけど、イースターやクリスマスらしきイベントもある。季節の旬の作物を植えたり、果実やお花などを町で拾ったりして収入にする。

農場でやること

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 ■ 作物を植える・収穫家畜を育てる
 ■ 魚釣り(難易度高い!)
 ■ 鉱山での発掘と戦い
 ■ 住民と良好な関係を築く(結婚や出産など)
 ■ 住民たちから”変わった”依頼を受ける
 ■ 農場を自分好みに開拓していく

など、やることが多い!「スターデューバレー」の1日は、現実の時間でいうと20分ほどで過ぎていく。だからゲームの中で上記のこと全てできない。

主人公には元気バロメーターみたいなのがあるけど、行動していくうちにバロメーターは減っていく。それがゼロになると、病院に運ばれて医療費を払わないといけない。倒れたら良いことないため、優先順位を決めて効率良くゲームを進めていくのが大事。

私はこのゲームの進め方に目的を持ってみた。まず1年目は、このゲームの流れと操作に慣れる。2年目の今は、欲しいアイテムをゲットするために作物をたくさん育てて出荷してお金稼ぎ。まだ2年目が始まったばかりだけど、3年目の予定は農場を広げていくこと。目的をひとつに絞ると、それだけに集中できて効率が良いように感じる。

それにしても、ゲームの中の時間の早さにはびっくり。現実世界でトイレに行きたい、分からない部分を調べることもできない。1分ほどSwitchを置いてたら、ゲームの世界では30分も過ぎている!

このゲームの楽しいところ6つ

1.住民たちはワケあり?

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 ■ ホームレス
 ■ 車椅子に乗っている頑固なおじいさん
 ■ 養子を受け入れている夫婦
 ■ 怪しい魔術師
 ■ 孤独な画家
 ■ トレーラー暮らしで口の悪いおばさん

まだ全然仲良くないから、彼ら/彼女たちの素性は何ひとつ分からない。でも何だかみんな、ワケありっぽい。住民と交流していくと、会話の選択肢が出てきて自分の気持ちに近いものが選べる。それによって、相手の受け答えも変わってくるのが面白い。

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あと、現実世界でもよく起こっていそうな商売争いも目の当たりにした。町には小さな「ピエール商店」があって、作物のタネ、日用品が売っている。ライバル社らしきスーパー「Jojoマート」が、ピエール商店からお客さんを横取りしていく。ピエールさんが肩を落として嘆く姿、「Jojoマートで物を買わないように」と言ってくるのがリアル…。

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この「Jojoマート」は何でもお金で解決するタイプなの?町には公民館があるけど今は廃墟。20年前は町のシンボルで、みんなが集まり交流の場になっていたらしい。これを建て直すには「Jojoマート」から公民館の建て直し権利を買うか、「バンドル」集めといって妖精が求めるアイテムを地道にコツコツ集めていくかを選択。

2.町長のパンツ探し、などの「依頼」が面白い

ゲームを進めていくと、家のポストに手紙が入っている。それが家族からの手紙やイベントのお知らせもあるけど、住民からの「依頼」の手紙も多い。

一番印象に残った依頼は、町長の紫パンツ(下着)探し。

洗濯物として干したパンツが風で飛ばされたのかと思って、町のどこを探しても見当たらない。そしたら、ある女の子の寝室にある!女の子は特に何も気にした感じではなかったけど、50代くらいの町長と何があったの?そして町長に持っていくと、「そこにあったのか。このことは君と私だけの秘密にしてくれ」って…意味深すぎるよ。

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「いいかい?」の念押しが怖い。

後日、町長とあの例の女の子が木の茂みから飛び出してきて、逃げて行った!密会だったのか。町長は現在はひとり暮らしだし、女の子も独身だからコソコソしなくていいのにな〜。

3.島には謎がいっぱい

あるミッションをクリアすると、「ひみつのメモ」が島のあちこちで出現して読めるようになる。

 ■ 住民たちの日記や手紙
 ■ 地図に✕印が記されているだけのメモ
 ■ 謎めいたメッセージ

など。どうやって謎を解いていけばいいのか考えるのも楽しいし、住民たち同士の「ひみつ」の関係を知るのもドキドキ。この島には何か隠されているような気がする。

4.住民たちの風当たりが強い

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いつも怒ってる?

田舎あるあるなのか、農場に引っ越して1年目は「よそ者」のプレイヤーを嫌がる住民たち。住民と交流を深めたら料理レシピを教えてもらったり、結婚したり(同性婚もあり)、子供が生まれたりするらしい。

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いや、誤解。珍しくて価値がありそうな人形をプレゼントしただけ

仲良くなろうと話しかけたら「ほっといてくれ」と言われる。住民の表情もコロコロ変わる。優しい人もいるけど、ほとんどの人が冷たかった。もう心が折れそうだったし、人間不信になりそうだった。

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同じ町に住んでるし、仲良くしようよ

特にヘイリー、シェーンが感じ悪い。2年目から少しマシになった気がする。ヘイリーは少し褒めてくれるようになったから進歩したかな。

シェーンは相変わらずツンケンしている。心を開いてもらうには時間がかかりそうやな。住民たちはたまに素敵な言葉、泥臭い話なんかもあって、現実的でいいなって思う。

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こんなところで、本音が聞けてびっくり
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ペニーさんもピエール商店を支持している
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ご飯を食べる時、「(命を有り難く)いただきます」としっかり言わないといけないね。

5.家畜に愛着が湧く

家畜が可愛い!どうぶつの名前を自分で考えることもできるし、自動で名前を選んでくれる機能もある。

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2匹のひよこは「ボンボン」と「ハンゾー」に決定。ひよこからニワトリに成長する様子をみて、毎日撫でて餌をあげていると愛着が湧いてくる。時々近寄ってくるのも可愛い。ひよこたちがご機嫌か不機嫌かも知ることができる。餌をあげ忘れると不機嫌になる。

6.鉱山での戦いや発掘

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「スターデューバレー」には鉱山がある。そこにはスライム、真っ黒クロスケみたいなスス、コウモリなどのモンスターが出現する。最初のミッションは、「40階までたどり着け」だった。モンスターが現れたらひたすら、SwitchのAボタンを押すだけで倒すことができるから簡単。

40階までいってもまだ終わりじゃないみたい。今、60階まで到達。新しい洞窟も発見して入ってみたけど、これまでと比べ物にならないくらい強いモンスターが出現。2回ほどエナジーとお金とアイテムを失った。

銅鉱石や金鉱石や石炭がゲットできる。トパーズ、ダイヤモンドや水晶などの宝石も手に入る。このアイテム集めが楽しい。金鉱石や銅鉱石を使って道具を強化したり、他の製造機を作ったりして、農場の作業効率をあげていく。

まだまだ書きたいことはあるけど、特に気に入っているポイントだけを絞って書いた。長い文章を最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。


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