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氷上の格闘技って、ほんまやん!

カナダの国技、アイスホッケー。昨日初めてスタジアムで観戦してきた。

”氷上の格闘技”と呼ばれる理由が分かった。

最高時速180キロにもなるパックを目にも止まらない早さで追いかけ、殴り合い、タックルし合い、スティックや防具はあちこちに飛んでいき、軽く乱闘騒ぎになるからか!選手たちの熱さにリンクの氷が溶けてしまうのではないかと思いましたね。


カナダに住んで5年。私はスケートが出来ないし、ホッケーは面白くないと思い込んでいたので、国技と言われても全く興味がありませんでした。

今回はチケットを頂き、旦那さんと彼の同僚たちと一緒に観戦。普通の観客席と思ったら、個室のボックス席!テレビモニター、バーテーブルのような背の高い正方形のテープルが2つ、小さな手洗いスペースがありました。映画館のような座席シートからは、リンクが見渡せます。私はその席を陣取って試合観戦。ちょっとしたVIP気分を味わってきました。

ピザ、ホットドッグ、ポップコーンをごちそうになりました。スタジアムで食べるピザとかホットドッグって格別美味しく感じるのは私だけ?ホットドッグでか!20センチはあった…。

ホッケーについて学んだこと

ホッケーにはNHL(National Hockey League)というプロホッケーリーグがあります。NHLは31チームあって、そのうちカナダは7チームです。

・Vancouver Canucks(バンクーバー カナックス)
・Calgary Flames(カルガリー  フレイムス)
・Edomonton Oilers(エドモントン オイラーズ)
・Winapeg Jets(ウィナペグ ジェッツ)
・Toronto Maple Leafs(トロント メープルリーフス)
・Ottawa Senators(オタワ セネターズ)
・Montreal Canadians(モントリオール カナディアンズ)

私の住むウィニペグではJetsですが、今回は2軍と呼ばれている「Moose(青いユニフォーム)」チームを応援しました。

ホッケーのルールもあまり詳しくないんやけど、私が聞いた話。

・20分の試合を3ピリオド行う
・リンクに立つのは6人(1人はゴールを守ります)
・円形のパックは手を使ってパックを止めるのもあり(ただし、手を閉じてはダメ。はたき落とす感じ)
・頻繁に素早くメンバーが変わっていく
・手や靴でゴールしても得点にならない
・ペナルティあり(反則があればペナルティボックスで何分か待機)。この際、代わりのメンバーが入ることはないです。なので、人数が少なくなると不利。

リンク上では最高時速180キロのゴムの固まりが飛んでくる!これはまともに当たったら大怪我ですよね。選手たちの身につけている防具は、2リットルのペットボトル5本分の重さがあるそう。これでタックルされたらって…考えるだけで痛い。リンクを囲ってる壁に思いっきりぶつかってるもんな。青あざだらけになりそう。

試合はスピード感があるから、目まぐるしく展開していく。パックを見失うことも多かったけど、選手たちはちゃんと動きを捉えてるんよな。すごいわ〜。敵チームとは殴り合って、激しい乱闘ぶり。熱くなるよね。まさに、氷上の格闘技。生で見て、圧倒された。普段の穏やかなカナダ人の姿はない。

次の試合までの休憩15分や試合の合間に、リンク上のビッグスクリーンに観客席が映ります。子供たちがよく映るんやけど、みんなリアクションが可愛い。カメラに写っていなくて気がついた時には大はしゃぎ、恥ずかしがる子、ダンスする子、変顔する子、みんな楽しそうな雰囲気があって良かった。そりゃ、みんなホッケー好きになるよな〜。客席は平和でした。

他にはコンサートみたいに音楽を鳴らしたり、リンク上のモニターでゲームしたり、観客を飽きさせない工夫が楽しかった。

ホッケーに全く興味なかったのに、白熱して試合観戦してた。ゴール近くに敵が来た時、Mooseチームがゴールに行くときはもう息してなかった。スピードがあるから、飽きる暇もなく試合が進むのがいい。私たちが行った時点で、応援しているMOOSEチームがすでに2点獲得。

乱闘、判定待ちで試合が止まることがあったけど、3ピリオドで2回、MOOSEチームがさらに点を入れました!結果、4対0でMOOSEチームが勝ちました!


いや〜。初ホッケー観戦は選手たちくらい燃えました。今度はNHLを見たい。スタジアムが満員になって、もっと人も選手も熱狂するんやろうな〜。チケットくれた人、彼の同僚の皆さん。素敵な初体験をありがとう(^^)


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