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もし縁があれば人は繋がる、と思った出来事

もし縁があれば人は繋がる。そうでなければ、繋がることはないだろうなと思う出来事があった。

私が日本にいた時、お世話になった職場の人「田中さん(仮名)」と「鈴木さん(仮名)」がいる。2人には仕事で助けてもらい、孫のように可愛がってもらった。

私がカナダに行く時、これからも季節の挨拶の連絡するつもりで住所を聞いたのに、紙を無くしてしまった。メールも間違えて消したのか見つからなかった。でもこの前メールボックスを整理していて、田中さんとのメールを見つけた!

数年ぶりに、元気かどうかの連絡をしてみよう。でも、と思い留まる。メルアドが変わっているかもしれない。その前に存命なのか?パンデミックが猛威を奮っていたし、田中さんの年齢はたしか80歳近い。いや、送ってみないと分からない。思い切ってメールを送った。

これで私のメールが戻ってきたり、田中さんから連絡がなかったりすれば、縁がなかったと割り切ろう。遠くから「元気にしているかな」と思うだけにしよう。

幸い、私が送ったメールは戻って来なかった。メルアドは変わっていないということだ。返事が来なくても、メッセージを読んでくれたらそれでいいや。

翌日の朝、メールを見て目が覚めた。田中さんからだった。

田中さんと鈴木さんは仲が良く、田中さん経由で鈴木さんも元気だと聞いた。今も彼らが元気であること、こうして連絡がまた取れたことが嬉しかった。

人の縁は不思議だ。人は縁があれば勝手に繋がる。そうじゃない場合は、お互いの人生が交わらないのがほとんど(たまに復活もある)。

SNSではTwitterからBlueskyに移行しても仲良しなままの人はいるし、数年に一度しか会わなくても、昨日会ったみたいに思う友人もいる。反対に、SNSから個別でやりとりを始めても、自然と繋がりが無くなる人もいる。血の繋がった家族でも、他人になることだってある。

「無理に人を繋ぎ止めなくても大丈夫だ」と思うようになってから、私は人との関係で辛い思いをすることが減った。

来年もし、日本に帰ることができたら、田中さんと鈴木さんに会いたい。

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