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クリスマスに覚えておきたいこと
子供にとったらクリスマス=プレゼントがもらえる日。企業にとったら一番の稼ぎ時。それも良いと思うけど、私は他にも覚えておきたいことがある。
美味しいご飯を大切な人と味わえる喜び、プレゼントがもらえることは当たり前ではない。自分たちの幸せな日常がいつ崩れるか分からないこそ、その瞬間を楽しむ。
カナダに来てから本格的なクリスマスを体験することが増えた。その度に、プレゼントをもらう以上の喜びと人の温かさを感じる。
今年は友人家族からクリスマスディナーに誘われた。彼らの家に着くなり、温かいハグで出迎えてくれる。
私はこの瞬間が好きだ。自分が相手に受け入れられていると感じるから。友人夫婦へプレゼントを渡すがそれは未開封のまま、クリスマスツリーの下に置かれた。
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大きなツリーの下にはプレゼントの箱がいっぱい。ローストチキンができるまでの間、みんなで会話をしながらスナックをつまんだり、友人の愛犬と遊んだりした。
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談笑しながら囲むテーブルと充実した食。ご飯は全部友人たちの手作り。長い時間とお金をかけて作ってくれたと思うと、より一層美味しく感じる。
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お腹がひと心地着くとデザートが出てきた。全部の種類を食べたかったけど満腹だったので、チョコケーキだけ頂いた。
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ここでお開きかと思ったら、プレゼントタイム?!友人夫婦からはギフトカード、友人ママからは手作りのお皿とペンダント。友人夫婦からは「あなたたちに出会えて嬉しい」とメッセージカードが添えられていた。
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しばらくまたみんなで談笑して帰り支度を始めていると、友人は残ったデザートとご飯を私たちに持たせてくれた。行く時はほぼ手ぶらだったのに、帰るときは荷物が増えていた。ここでもまたみんなとハグ。
本来のクリスマスはお金と物だけじゃない。
喜びと感謝に満ち溢れ、その時間をみんなで共有する。それを申し訳ないとか、自分がここに居ていいのかなど疑問を持つ必要はなくて、してもらったことを精一杯受け取って感謝を伝える。みんなが笑顔になる瞬間だ。
満腹で少し気持ち悪くなりながらも寝て起きたら、サンタさんがプレゼントを置いてくれていた。嬉しさのあまり旦那さんを叩き起こす。
『モブサイコ100』のファンブックが!この作品は私のバイブルだ。
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サンタさんにお願いしていたのはファンブックだけなのに、まさかの『ピクミン4』まである。図書館で『ピクミン3』を借りてから好きになって、4も気になっていたから嬉しい。
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子供の頃は、こんな楽しいクリスマスが体験できるなんて想像もつかなかった。私は幸せ者だと思う一方で、これは当たり前ではないとも言い聞かせる。
自分の過去の体験からも、3つの宗教が集まったあの国の戦争を見ても思う。恵まれない子たちを考えて、自分たちが我慢するのも違うと私は思う。
愛情に溢れた自分たちの日常だって、いつどうなるか分からないからこそ、楽しめる時に楽しんで、誰かの愛情はしっかりと受け取り、精一杯の感謝を伝える。
してもらったことを忘れずに、自分もできることで誰かに何かをしてあげられるような人になりたいと思う。そんなクリスマスだった。
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