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知らなかった「楽しい」がまだまだある!

会社勤めが始まった。

前の仕事を去ったのが、5月頭のことだから、まるまる3ヶ月ふらふらして、8月頭から勤務している。

それはそれは緊張した。人生にいろんな要素があるとして、そのうちの「仕事」という要素をどれくらいの順位に置くかは人によると思うのだけれど、私はそれがかなり上位にある方なので、気がかりはただただ、

「この仕事を楽しめるかどうか」なんである。

だって「仕事」って、1日の大部分を占めるのだ。私は我慢がきかないたちなので、「朝からつらい仕事を頑張って耐えて1日を終える」ことは苦行に等しい。いやーお願いだから、何でもいいから、楽しい仕事でありますように。空に祈りながら出勤をした。

任された業務は、日本全国の、売れたばかりのコピー機の、設置場所とか機械の番号とかをシステムに入力する仕事。ただひたすらPCに向かい続けるお仕事。これがねー、なんというかものすごく……

……楽しいんです。いやはや。

手元の書類と、システム内のデータを照合しながら、一致したら次に進むことができるし、一致しなかったらその問題の解決にあたって、ひとつひとつ、進んでいくと、最後には必ずゴールが待っている。

ゲームとか、パズルを解いてる感じに、かなり近いのだ。

これまでインタビューとか、テレオペとか、人と話す仕事を主にしてきた。だから私が得意なのは、「人と話すこと」なのだと長年、信じてきたのだ。それが、こんなにもひとりで、自分の仕事に集中して、モクモク、コツコツ、進めていく仕事が、うずうずするほど楽しいなんて。

「楽しい」が増えるって、うれしい。まだ知らなかった「楽しい」が、ひょっとしたら他にもあるのかもしれない。まだ出会っていない、これから出会う「楽しい」が、私の知らないところに、まだまだいっぱいあるんじゃないかしら。

世界って、そんなに捨てたもんじゃないのかもしれないよ。

……って言いつつ、調子に乗ってはいけないぞと、浮かれる自分を戒める自分もいたりする。ほどよく浮かれて、ほどよく気を引き締めて行こう。(2020/08/19)

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