メディアの現場 メディアのシューカツ〜明日の壁をぶち破れ! 2022年6月29日

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マスメディア企業の第一線で活躍する卒業生の声を直接聞くイベントが6月29日、同志社大学の新町キャンパスで開かれた。

実践講座「メディアの現場 メディアのシューカツ〜明日の壁を打ち破れ!」。この日は、共同通信社の記者で、社会学部メディア学科卒業生の須賀達也さんと、河合美佳さん、それに人事採用担当者の方々が登壇した。(宮下爽・桑原野乃佳)

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報道被害を受けた人との出会い                          

 須賀さんは全国に勤務先がある中、最初に配属されたのが宮崎県だった。「通例、記者1年生というのは警察取材から実務経験を積んでいく。そこで2年間、主に警察やそれに伴った刑事裁判を担当していた」と振り返った。     

 記者を目指すきっかけは大学時代にイベントで実際に冤罪の被害を受けた人と出会ったことだったという。「その方は『事実無根の罪で犯罪者扱いされた。事件を捜査した人にも恨むことがあるが、それ以上にマスコミ報道に苦しめられた』と話した。その言葉が、記者を目指すことの最も大きな影響となった」。


マニュアルがない仕事

 続いて、河合さんが登壇。記者職の仕事の魅力を次々に挙げた。「個人の最良で仕事ができるところ」、「上からの指示ではなくて、自分で発案して記事を書いたり、描いたりできるところ」、「勉強する姿勢が必要なところ」、「転勤が伴うからいろんなところに行けるところ」、「必ずしもマニュアルがないところ」・・・。「大学生の身分の中で、色々な経験をしてほしい」というメッセージを伝えた。

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インターンシップで刺激をもらう

 続いて、共同通信の人事採用担当者が、インターンシップの現状を報告した。まず、大学時代にインターンシップに参加する重要性を強調した上で、リアルな仕事の様子を知るだけでなく、働いている人やそこにいる同級生の優秀さから刺激をもらうチャンスになる、と話した。

 次に、応募する学生側では知ることのできない採用側の事情を説明した。「経験が特異なものである必要なはい。自分が何を感じ考えるのかを磨き上げて、描いていくことが重要」。「採用側が会いたいと思うような人物像」についてもイメージを提示した。

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 質疑応答では、多くの質問が飛び交い、非常に活気のあるイベントとなった。参加した学生の1人は「今回の学びを生かして、これからの学生生活や就職活動を頑張りたい」と話していた。

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