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No.593 小黒恵子氏の記事-13 (第1回「花とライオン児童合唱音楽賞」)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今回も、1996年に朝日小学生新聞に記載された「花とライオン児童合唱音楽賞」の記事のご紹介です。

ワイワイ情報
第1回「花とライオン児童合唱音楽賞」 
クラウン少女合唱団(東京)に

   
童謡詩人の小黒恵子さんがつくった、児童合唱団におくられる日本初の賞「花とライオン児童合唱音楽賞」の第一回授賞式がこのほど、東京都中央区にある三井信託銀行本店で行われました。
子どもの数が少なくなったり、塾通いなどで児童合唱団に入るお友だちが少なくなり解散する合唱団が多くなりました。小黒さんは、童謡を歌い「花のようにやさしく、ライオンのように強く成長してほしい」という願いをこめて、公益信託小黒恵子児童合唱音楽振興基金をつくりました。毎年、全国の少年少女合唱団から一団体をえらび助成金百万円と賞状、たてをおくります。
第一回は、地域のボランティア演奏や海外の児童合唱団との交流がみとめられて東京都大田区にあるクラウン少女合唱団が受賞しました。授賞式には、合唱団のお友だち二十人を始め、選考者の作曲家・高木東六さんや元上野動物園長・浅倉繁春さんら関係者約百人が出席して行われました。「これからは、この賞が少年少女合唱団の希望の星とかがやいていられるようにしていきたい」という小黒さんの手から、賞状などがクラウン少女合唱団におくられました。
一年生から合唱団にはいっている大田区池上小四年・清水恵里さんは「日本で一番目の受賞で、すごくうれしい」と、目をかがやかせていました。
(福田 純一)

朝日小学生新聞 平成8年(1996年)8月4日

現在は、川崎市に遺贈され、リニューアルしてオープンしています。色々とイベントも行っていますので、当館ホームページでご確認ください。

  最後までお読みいただき、ありがとうございました。
  次回も、1996年に新聞に掲載された記事をご紹介します。(S)

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