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詩のご紹介180 変身(小黒恵子作) ~エメラルドの約束

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今回の詩は、大人の詩集第2作目「エメラルドの約束」から、「変身」(サンドリエ)です。

「詩集:エメラルドの約束」については、下記をご覧ください。

まずは「目から」。

変身
~サンドリエ 「エメラルドの約束」より~
小黒恵子作 

どしゃぶりの雨にぬれて
どこまでもひとりで歩きたい
海のように泣いて泣いて
あなたを忘れましょう
涙の向うに待っているわ
あじさい色の静かな幸せ

苦しみを雨のなかに
おもかげといっしょに流したい
海のように遠く遠く
あなたを離れましょう
今でも死ぬほど好きだから
あなたのためにえらんだ道なの

海のように青い青いしあわせ
きっとあるわ
その時あたしがもうひとり
生まれ変って微笑むでしょう

 次は「耳」からお聴きください。

 朗読:大森寿枝
 
 最後まで、お読みお聴きいただき、ありがとうございます。
 次回の詩は「雪崩」(「エメラルドの約束」~サンドリエ~)です。(S)

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