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primal1980
No.630 小黒恵子氏の詩-50 (漁火)
こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。
今回から、「日本詩謡集」より小黒恵子氏の詩をご紹介いたします。
漁 火
小黒恵子 詩
漁火のようなものね
酒場にゆらめく 灯って
男なんて 魚さ
待つあたし 釣り人さ
釣り人も 海に落ちる
釣ってる心算で 釣られたり
追って逃げて つかまって
目をとじて 溺れてく
溺れても 悔いはしない
命をあずけた 男ならば
もっと深く 沈んで
まかせたい うず潮に
うず潮に 愛はひらく
男と女の 仲なんて
好いて惚れて 抱かれて
虹いろの 風が吹く
小黒恵子童謡記念館は、現在、川崎市に遺贈され、リニューアルしてオープンしています。色々とイベントも行っていますので、当館ホームページでご確認ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回も、「日本詩謡集」より小黒恵子氏の詩をご紹介します。(S)
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