詩のご紹介 377 まつぼっくり（小黒恵子詩）
今日は、まつぼっくり（まつぼっくりの会 発行）に掲載されていた詩をご紹介します。
まずは、「まつぼっくりの会」についての記載をご紹介します。
「まつぼっくりの会」について
こどもたちのためにいい本をつくろう ― すこしばく然としていますが、そんな目的をもって、まつぼっくりの会は、一昨年（註：1967年）発足しました。
会の主旨は、次のとおりです。
・こどもたちに愛されるいいうた（童話を含む）をつくる。
・こどもたちに夢をいだかせるいいうたをつくる。
・こどもたちの心に残るいいうたをつくる。
・たくましいこどもを育てるいいうたをつくる。
まつぼっくりの会は、毎月一回、定期的に作品研究会を行い、年に四回『まつぼっくり』を発行します。
（註：1969年以降、年に四回は発行されておらず、『まつぼっくり15』では、機関誌「まつぼっくり」を発行しています。
となっており、下記の 定期購読・・・も記載されていない）
『まつぼっくり』の定期購読ご希望の方は、１年分６００円をまとめて
東京都杉並区浜田山●～●～●
●●方 まつぼっくりの会（〒１６６）
までお送りください。送料は会で負担いたします。また、会則をご希望の方は、ご遠慮なくお申し越しください。
なお、会では、児童詩、児童画など、読者の作品投稿をお待ちしています。（住所、氏名、年齢を明記するようおねがいいたします）。
「まつぼっくりの会」について
まつぼっくりは昭和四十二年に第一号を発行してから三十年になりました。仲間たちも色いろな出発をしてくれてうれしいかぎりです。当初のモットーは次の四つでしたが今も変わりません。
・こどもたちに愛されるいいうた（童話をふくむ）をつくる。
・こどもたちに夢をいだかせるいいうたをつくる。
・こどもたちの心に残るいいうたをつくる。
・たくましいこどもを育てるいいうたをつくる。
◎同じ志をお持ちの方はどうぞ 会費一五〇〇円／月
「まつぼっくり」18 1982（昭和57）年12月25日発行
・アメンシットがないている……立石 巌
・お月さまからの でんわ……小黒恵子
・とろんとしろい……はやし あい
・つるつるほくほく……浅田真知
・だれかさんの生まれたとき……高橋吉子
・レミングいっぴき……ひび かいち
・黄色い雪……鴻森正三
・とんでゆきなさいピイコ（お話し）……赤岡江里子
・じゅぎょうさんかん（お話し）……由井逞水
・黒猫アッチャキのうた（お話し）……わたなべとしこ
・コロ（お話し）……天野康子
・もぐらとたけのこ（お話し）……やなぎまちてるこ
・裏通り（お話し）……下田幸子
・だれかに ほっぺをたべられちゃうぞ……すぎやまきんぞう
・高原の秋……浅田真知
・新幹線……すずききよこ
・フロックロック……小黒恵子
・おたふくかぼちゃ……はやし あい
・おばあさんの世界……鴻森正三
・春……立石 巌
・山のぼり……高木あきこ
小黒恵子 詩
お月さまからの でんわ
ほら 耳をすまして おかあさん
リロリロリロロ リロリロリーン
子ねこの鈴の 音かしら
お花のわらう 声かしら
いいえあれは きっと
お月さまからの おでんわよ
ほら 池のむこうよ おかあさん
リルリルリルル リルリルリーン
小びとの国の 笛の音？
風りん草の ゆれる音？
いいえあれは きっと
お月さまからの おでんわよ
リロリロリロロ リロリロリーン
リルリルリルル リルリルリーン
小黒恵子 詩
フロックロック
ハダシでハダカで ビバビバケッケッ
雨の中で踊ろうよ フロックロック
雷なんかは こわくない
おへそがないから へいっちゃらだい
ビバビバ シャラップ チャロチャロケッケッ
ビバビバ シャラップ チャロチャロケッケッ
サーカスまねして ビバビバケッケッ
とんではねて楽しいね フロックロック
柳のこえだに それジャンプ
すべってころんで でんぐりかえる
ビバビバ シャラップ チャロチャロケッケッ
ビバビバ シャラップ チャロチャロケッケッ
みどりのこかげで ビバビバケッケッ
雨のシャワーいい気持 フロックロック
やっぱり蛙は 蛙の子
太陽よりも 雨が好き
ビバビバ シャラップ チャロチャロケッケッ
ビバビバ シャラップ チャロチャロケッケッ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回も、「まつぼっくり」（まつぼっくりの会 発行）から、小黒恵子作品をご紹介します。（Ｓ）
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