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3月


カレンダーのイラストとして描いたイラスト

3月がやってきました。ひな祭りも終わり、季節がめぐります。とても好きな小説に、恩田陸さんの『麦の海に沈む果実』という本があります。(理瀬シリーズ、いいですよねぇ)お話の中で三月が特別な季節として描かれています。
私にとっても三月は特別な季節でありまして、寒く縮こまっていた冬が終わり、あたたかく、穏やかにまぶしい春の予感がする、節目の季節です。

百貨店の春の催事のお仕事で描いた花のイラスト

3月は個人的に特別な月なので、ステキな花を部屋に飾りたくて、近所の憧れのお花屋さんに行きました。
いまだにお花屋さんでお花を買うのは、ちょっと緊張します。なので花はいつも近所のスーパーで買っています。お花屋さんってお店に入ると、どの花もステキステキと心がぱぁっと明るくなるけれど、はてさて、一体どうやって買えばいいんだろう?となります。
プレゼント用に〇〇円で花束を作ってくださいと注文したことはあるけれど、自分の家に飾るときは?持っている花瓶にちょうどいい分量はどれほどなのか?この花もこの花もステキだけど、一体いくらでどのくらい買えるのか??

最近見出した解決策は、子供と一緒に買いに行くこと。「どの花がいい?」「これ綺麗だね!」「触らないよ!」なんて話しながら選ぶと、ほどよく緊張がほぐれて良いです。その隙に小さな値札も見つけられます。(これは花屋さんに限らず、社会的な活動一般に言えることかも。子供を主役にして自分は脇役に徹する事で乗り切る戦法です。)

とにかくどれもステキなので、ドギマギしながらお花屋さんと話しながら決めたお花。くすんだパステルカラーのような、ふんわりと優しい、最高の色味です。

淡くやわからい、やさしい色

君たちのおかげでこんなにステキなお花が買えた。子供に生かされてるなぁとつくづく思います。本当にいつもありがとう。

英語の教科書の挿絵で描いた親子の姿


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