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議員はこういう質問したりしてるの

長々と綴ってきた、先月の代表質問の中身ですが、ようやく最終回。最終回というまでもなく、10項目21問でしょうか、その説明がようやく終わるという。まちづくりと防災でしょうかね、残ってるの。

毎回のことでありますが、過去8年間ずーっと「こういう事を取り上げたりしてます」というのをご報告し続けてますが、ぶっちゃけそんなに興味は持たれません。『そんなのはどうでもいいから色んなところに顔出しなよ』とか、『そんなの選挙前に全部自分がやったことにすればいいだろ、他の人みたいに』とか、キビシーこと言われるのには慣れっこになりましたが、これはもう性分なんでしょうねえ。

基本、すべてにおいてやっていただけるのって区役所のみなさんの努力ですから。実行してくれるのも役所。そう考えると、我々議員ってほんと口だけ番長の類の上、ナニサマなんだろうかと常に頭の隅に引っかかりながら議員をしているもんです。

生活利便施設を増やすための定住促進指導要綱

大規模建物に「これ作ってくれませんか?」とご協力依頼

自由に行政用地を確保できないということが非常に大きな課題となっている港区ではですね、民間事業者に【港区開発事業に係る定住促進指導要綱】、住宅及び生活利便施設を誘導するというお願いをしております。

これまで自民党議員団は過去何人もの議員から「見直して」とお願いしております。ボール遊びができる場所、スポーツ施設、交通公園や小規模ドッグランなどを加えていただきたいとか、係数変えるべきじゃないか、とかいうことを要望しておりましてね。つまり、今の区民のニーズに即した定住促進指導要綱の見直しを求めております。要は「今の時代にあったやつよろしく」です。

Q: 検討していく旨の答弁をいただいているが、定住促進指導要綱に加えるべき利便施設整備の考え方及び見直し検討の進捗は。

継続的な進捗確認って必要だと思ってるので

A: 武井雅昭 区長
これまでの民間事業者との協議を踏まえると、広い面積が必要な施設の誘導は困難と考えている。今年度末に改定を予定している住宅基本計画の改定作業の中で、定住促進指導要綱に基づく生活 利便施設等の効果的な見直しについて、引き続き検討を進めていく。

今年度末ですね、わかりました

現在の要綱だと、未だに「保育園作って」

係数が大きければ大きいほど、最重点

ちょっと調べきれてなくて(思い出せない)ごめんなさいなんですが、記憶にある限りこの係数というのは変わったりしてるのはまちがいないんですが、とにかく「待機児童が!」とか「保育園が!」という時代がありました。その折に最重点課題としたのが保育園増設で、係数が一番高くなったというのは覚えてます。

そして、その効果検証はそのうち改めて確認しようと思いますけども(9月の決算にでも)、今港区が必要な施設、港区単独では難しい施設を増やしていくというには、この項目と係数ではキビシーと思われます。


述べ面積の10%をあててね、という計算に使う【係数】


区立公園トイレ改修

これは既に単発で書いとったのでそちら参照ください。



9/2に防災プロジェクトをやるようです

1923年、大正12年に関東大震災が発生してから今年で100年。100周年として防災意識の向上を目指すという行事を行うというのが発表されました。これまでに明らかになったのは

  • 全区民ひとりにつき携帯トイレを20個配布

  • 旧耐震建築物等の耐震改修工事費助成を拡充

  • 9月2日に防災に関する催しをやる

以上。

Q: 多くの人々から関心を持ってもらい、我が事に感じてもらうための努力を継続的に行う必要があるが、9月2日の事業内容と準備の状況は。

もちっと詳しくお知らせしてね

A: 武井雅昭 区長
本年9月2日にみなとパーク芝浦において、地域の大学や医療機関、事業者等の協力を得て、親子でできる防災などの講演会や防災用品の販売などを実施する。事業が一過性のものとして終わることなく、年齢や国籍を問わず幅広い世代の方々が災害への備えに対する意識を高め、訓練への参加や在宅 避難に向けた備蓄の充実などにつなげ、地域防災力を強化する。

だそうです

育成した1,004名の防災士さん、どこにいらっしゃるの?

港区は11年で 1,000 名以上の防災士を育成したはずなのに、高齢化が進みつつある防災協議会に区が育成した防災士が加入してくれる機会がまだないとご意見があったんです。令和2年度末までに年間約2,000万円ほどの予算をかけ集中的に防災士を養成をしてきたはずなのに、と。

過去にも我々自民党議員団からもお願いさせていただいているんですが、その折の答弁から防災士と地域防災協議会などとのマッチング機会を増やし、防災士の地域での活動の促進をされているはずなのですが、効果がまだ出ていないようです。なのでもう一回。

Q: これまでの取り組みを加速させる、もしくは新たな策が必要だが、今後の計画は。

防災士さんが活躍の場を探すのもいいけども、必要な団体がスカウトしにいける仕組みがいいと思うの

A: 武井雅昭 区長
現在、防災士は、各地区総合防災訓練やみなと区民まつりなどのイベントでの減災に向けた啓発活動をしていただくとともに、地域防災協議会の役員として活躍していただいている。こうした事例をイベ ントやSNSなどで更に発信することで、防災士が地域防災力向上のために活動できる機会の創出を進めていく。

そうじゃなくて、必要なのはお困りの団体がフリーの防災士をスカウトしにける仕組みだと思うわよ


「みなと芸術センター」指定管理は公募の道を探ってほしい

指定管理者制度を導入すること、非公募とすること、そして区が選んだ候補として kiss ポート財団評議員宛に内定と言わんばかりの通知が、設置条例の議決がされる前に発出され、昨年度に混乱が起きた。非公募とする理由はまだ十分ではない。

外郭団体であること、区の説明する団体の強みが理解されにくいこ と、また今年度予算でも区から約6億8,000 万円が団体運営助成や区職員も出向している団体が、世界に誇るべき文化芸術振興を司る中心となり、かつ区民にとっての施設利用のマネジメントができるの だろうかと未だ疑問が残っている。

と、以前から厳しいことを伝えております。

そもそも個人的には、区の特別職(副区長)が退任後に連続して理事長に就任する外郭団体の存在自体がどうかという点と、そこがさも当然のように区の事業を受けるとか指定管理に公募するとかいうのが変わらず変だと思ってるし、それならば区の職員の出向と運営助成をお断りしてからイチ独立団体としてチャレンジするべきだとも思う。


Q: 非公募の指定管理候補者がどれだけ適しているかの説明を欲しているのではなく、民間事業者のノウハウの活用などあらゆる手段と選択肢を検討していただくことを願っている。このみなと芸術センターに限定したことではないが、特定の外郭団体が指定管理者の選考をする場合、通常より慎重な検討が必要とされなければならない。公正な評価を出していただく必要がある。その上で適正なプロセスで選 考を進めるべき重要な事例と考えるがいかがか。

至極真っ当な意見だと思うんだけど、こういうの区民の多くはまったく知らない

A: 武井雅昭 区長
区内団体との連携や専門人材の育成、企画や経営などの研究等、長期的な視点に立って運営ができる港区スポーツふれあい文化健康財団が、区民にとってより良い事業者であると判断した。非公募により財団を指定管理者候補者とすることについて、適格性を公正に判断するため、新たな仕組みとして学識経験者を含む港区立みなと芸術センター指定管理者候補者審委員会を設置し、専門的かつ公平公正な視 点で審査をお願いする。

そして自分はこの団体からひたすら嫌われていく。本望です。


きちんと選びますからというプロセスは、この場合においては「1団体をヨシとするための委員会」とならないようにだけお願いします。

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