色の見え方は年齢によって変わってくる
<年齢によって色の見え方は変わってくる>
色の話をしてみようと思うのですが実は年齢が上がってきたり、視力が下がると色の見え方が変わってきます。
住宅だったり、アパレルだったりするとダイレクトに色が見えるのでより分かりやすいとは思うのですが、、、
ヘアカラー に関しては実はすごく分かりづらい。
理由としては
「もともと白い所に色を出しているわけではないから」
全体がまばらに白髪があったり、黒髪だったりとダイレクトに色が見えるという事は少ないです。
その上で色の色彩が変わってくるという事を知らなければいけません。
今回は最近はスマホやタブレットで色を見てるので、自然界の色の見え方や表現の仕方はもっと変わってくると思います。
その中で今回は年齢を重ねるとなぜ色が濁ってくるのかということを説明しようと思います。
簡単に言えば「水晶体」が濁ってくるということなんです。
要はフィルターがかかってしまうと言うことですね。
元々の色を見てる状態に対して、セロハン(フィルター)がかかった状態で色を見ていくということです。
具体的には
年齢を重ねると水晶体(目のレンズ)は老化するだけでなく、紫外線により濁り始めます。
水晶体の老化は40代から進み、透明から黄色、褐色へと徐々に変化をします。
80代になると、水晶体は茶色になり、まるで茶色のレンズのサングラスを通して色を見ているようになるのです。
透明から黄色に着色された水晶体は、短波長の光の透過率を減少させます。
その結果、青色の光が到達しにくくなり、色の識別能力が落ちてしまうのです。
そのため、目から見える世界が段々と黄色~褐色、茶色がかって見えてくるようになります。
(ただし、水晶体が黄色に変化することは白内障という病気でもあるため、手術をすることで改善することも可能です)
こうなるとなかなか元々の自分の記憶の色とズレてくる。
だから派手な色をしないと色が見えないということです。
年代によって見える色が違うということは「見え方」によって色のアプローチ方法を変えなければいけないということです。
20代の人に対しての色出しのアプローチと60代の方への色の出し方のアプローチは変えていかなければいけないということ。
これは
こっちの思っている色を出すということよりも
「受け取る側の色の見え方」
を重視していくという新しいアプローチの方法だと思いますが。
ご本人も気づいていない部分をニーズとして変換してお渡しする。
これはプロにしか出来ないことだと感じてます。
相手の立場になってみて見える景色が変わるということを分かってもらえるとうれしいです。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。この文章が皆さんの何かのお役に立てればと思います。
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