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夢をかなえて(2024年6月)


シャニえもん

「シャニえもん」という、シャニマスとドラえもんを合体させた漫画を描いていた。去年も紹介したが、今月Xに再掲したところ、自分としては大きく跳ねることとなった。

シャニマスとドラえもんを合体させたのは特に理由があるわけではなく、思い付きだ。そもそも、あるコンテンツを藤子・F・不二雄先生の絵柄でパロディするという発想はこれまでもごく普通にみられており、別に独創性のある営みでもない。実は、シャニマスとドラえもんを組み合わせたのはおれが最初ではないし。それでも、多くの人に「おもしろい」と言ってもらえたのはうれしかった。もっとも、そもそもシャニマスとドラえもんがおもしろいので、別におれの力は少しもバズに貢献していないと思っている。表紙を整えてくれたデザイナーさんの力は大いにある。

そして、いわば通常回のシャニえもんが描いていて楽しかったし、評判も良かったので、「大長編」も描きたくなった。だから40ページほど描いた。

結論から言うと、やっぱりやってよかった。「大長編」にはいくつか押さえたかったポイントがあったのだが、それらをなんとかクリアできたし、「おもしろかった」「泣いた」なんて感想もいただけた。うれしいことこの上ない。そして紙の本も作ったのだが、ちょっとこれはやりすぎたかな。しかし、そのうちイベントにも持っていけると思うので、気長に構えよう。

評判のよかったシャニえもんシリーズだが、おそらくもう終わったほうが美しいだろう。一番はネタがないし、そろそろパロディ自体のおもしろさも効かなくなってきそうだ。

読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。

放クラとノクチル

シャニえもんは、火急の要請でもない限り描かないかと思うのだが、次はシャニマスの合同誌をやらないかとお誘いを受けた。単なる寄稿ではなくて、運営にも一枚噛むようだ。テーマは「放課後クライマックスガールズとノクチル」。

シャニマスの合同誌で、ドラえもんの世界観をうっかり持ち出してはよくないだろう。すっかりF先生の絵柄に寄っていた手を矯正することにした。


ドラえもんを描く凛世
17歳、さわやか組
まどかほ
とおかほ
キツネ果穂
かわいい夏葉
あの子に似てるこの子
せ、せんぱい??
市川雛菜はわからない
他人行儀
友情


どきどき。

とりあえず短い漫画で矯正している。それにしても思うことは、絵が苦手ということだ。一時期はそれなりになんでも描けるように思えたのだが、就職後のいろいろあった時期で鈍ったというか、そもそも上手くないことに気づいたというか。もっと上手くないと、認められる作品は描けないと思った。


だからクロッキーのようなことを始めた。厳密には違うのだろうが、要するに動きやポーズを練習しているということだ。モチベーションのために果穂さんにもひと肌脱いでもらっている。果穂さんでないと描く気が起きない。


千葉県民智代子
咲耶誕生日おめでとう。
夏だ。

イラストも上手くなりたいものだ。もう、描けば描くほど実力の足りなさが身に染みる。これはずっと続くのだろうか。

selector

おれが大学生だったころに大好きだったアニメ「selector」が帰ってくるらしい。おれの同人活動もここから始まったのだ。

10年ぶりに描いた。

「selector」(WIXOSSシリーズ)は、「少女が己の願いをかけて戦うカードゲーム」アニメだ。ホビーコンテンツを扱いながら、その陰鬱とした空気感が妙にはまり、けっこう世間で話題にもなった(ような気がする)。大手資本(タカラトミー)がバックにあるので息が長い。おれは今年30歳になるが、なんだかとても懐かしく、そして、いよいよ自分の人生というやつを見つめるときがきたような、そんな気がする。急に何を、とお思いか。しかし6月に入って、結婚式の準備も着々と進み、結婚指輪もすっかりなじみ、会社の業務にも奔走し、そうかと思えばシャニマスの同人イベントに行き、才能に慄き、そして上記のように描き、描き、描き…。ここでおれは、これから家族とともに歩むおれの人生というものをしっかり見定めておかなければならないような気がしたのだ。話が抽象的で申し訳ない。要は、家庭と仕事と趣味を、しっかりバランスをとって元気にやっていこうという話なのだ。これがなかなか難しい。でも夢をかなえて、いく。幸せでありたいから。

分島花音

分島花音というアーティストが大好きだった。selectorきっかけで知ったのだが、彼女のことはアニメの後もしばらく追いかけていた。特に理由はなく、だんだんと離れて行ってしまったのだが、この度のselectorの新作にまた彼女が起用されるらしく、それを知ったおれは誇張なく大声で驚いてしまった。

おれは分島花音の、創作者としてのわずらわしさを歌に昇華しているところが好きだ。あれがイヤだこれが好きだという歌詞を書くことが多く、あんまり難しくなくて良い。おれはなんだかんだで疲れてしまう前、彼女の歌をモチベーションに創作をやっていた。果穂さんに出会う前だ。実は太陽はいつも空にあって、陰っても見えなくてもあり続けているのだとようやく気付いた。ひさしぶりに彼女のXを見たら元気そうだった。

分島花音というアーティストが大好きだ。これからまた応援する。

来月の目標

7月は魔の季節なのだ。283プロのアイドルの誕生日が多いからだ。4人続くうえに、何より29日はおれの大好きな小宮果穂さんの誕生日だ。しっかり彼女を祝福できるように、かといって何かを犠牲にしないようにしたい。

今月は以上です。来月もよろしくお願いします。


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