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フランチャイズ本部は誰でもつくれるか

フランチャイズで独立したいと考える人も多いと思います。今回は、「フランチャイズ本部は誰でもつくれるか」について考えてみたいと思います。
その辺を実際にフランチャイズのスーパーバイザーとして15年以上の経験と現在本も出版して現場で活躍しているSVの専門家と考えてみたいと思います。

すでに、数店舗を経営し今後フランチャイズ本部を構築して展開をしていきたいという相談をたまに受けます。
私自身は、ほぼゼロ状態の状況からフランチャイズ構築を2社行いましたので、大まかな流れは把握しているつもりです。
では、どのような要素がフランチャイズ展開する上で必要かを何回かでお話をしたいと思います。

まず、当然ですが最低1軒は直営がある事が要件です。
できれば3軒ほどあればそれなりに偶然成功したという事にはなりにくいでしょう。
そして、そのうち、必ず1軒は成功をおさめている必要があります。
当然、フランチャイズなので本部の成功ビジネスのモデルをパッケージにするので、うまくいっていないものは机上の理由だけでFC展開する事は基本無理です。

そして、当初は加盟店実績もないので直営の数字がモデル収支になっていきます。
この後に、準備をしないといけないのは、同業他社とどのような差別化ができておりまたエリア戦略はどうするかという事です。
エリア戦略によって、価格なども当然影響をしてきます。

当初、良くないのはいきなりの全国展開でしょう。
当然、各都道府県に1つ程度の店舗しかないければ、非常に非効率な運営になります。
まずは、決めたエリアで展開をしていきそのエリアがうまってくれば、徐々に他地域に展開していくという事です。

フランチャイズにおいて、エリア戦略は非常に重要でもあります。
この部分を単に加盟をしたい方がいるからと、希望者のエリアで展開をしていくとうまくいかない事になります。
東京都だけであったり、23区限定といったようなより最初はエリアを絞り込んでいく事がマーケティング上も重要になります。

まずこのエリア展開をどうするのかという事をかためる事が最初の1歩になるでしょう。
それを視野に入れた、直営展開をしないといけません。直営は東京なのにフランチャイズ店は群馬ですという事では、よくない展開です。
次回続きを話します。

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