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東南アジアの旅 (3) マレーシア

ボルネオ島にあるグヌンムル国立公園は世界自然遺産に登録されている。
熱帯雨林の中にある。
ここへ行くために、国内線のプロペラ機に乗った。




安全なのは分かってはいるけど、
異国で、
低空飛行する飛行機はなかなかスリルがあった。

ミリという空港で、
そこでさらに小さいサイズの飛行機に乗り換えた。
乗客は10〜15人ぐらいだったと思う。

下を見ると、
自分の乗っている飛行機の影が海面にずっと映っていた。海が近かった。


ずっと、下の景色がはっきり見えていた



これがないと空港感は出ないけれど、
距離みじかっ!


荷物を受け取るターンテーブルは、
円にもなっていなくて、
もちろん電動でもなく、
1メートルぐらいしかなかった。
ホテルのロビーのようなコンパクトな空港だった。



洞窟
ガイドさん


2日間、ガイドさんに公園内を案内してもらった。
大きな洞窟と、
熱帯ならではの豊かな自然を見ることができる公園だった。
川で泳いだりもした。


ホテルから洞窟、洞窟から洞窟への移動はモーター付きの4〜5人乗りのボート。
移動中、岸からすべり落ちて溺れている子どものイノシシを発見した。
ガイドのおじさんとボートの運転手のおじさんは子イノシシを助けてボートに乗せた。
山に放つのかな?と見ていたら、
一向に山へ帰す様子がない。

少し大きくして食べるらしく、おじさんは家へ持って帰って行った。


イノシシを手にするボートの運転手さん




熱帯雨林という場所に初めて行った。
樹々の緑は濃くてツヤツヤしていて、
虫は大きくて色鮮やかだった。


小さなトカゲ




私はよく、世界遺産を見たくて旅先を選ぶ。
教科書に載ってたあれが見たい!というふうに。
自然遺産より文化遺産のほうに興味がある。
このグヌンムル国立公園は友人が行きたいということで選んだ。
自分では選ぶことのない場所で
初体験や新しい価値観に触れて、
視野を広げてもらえてとてもラッキーだと思えた。
ひとりは視点が固定しがち。
海外でひとりだと
自由である一方で、
慎重さが最前線に出てくるのでチャレンジもしにくくなる。

あんな、低空飛行するプロペラ機は絶対1人では乗れなかった。

『キャリーケースは直接転がした方が早くない⁉︎』
としばらく2人で笑い転げたり、

『おじさん、イノシシ助けてあげて優しいなぁ』
と思ってたら、
食べるんかい!!と2人でツッコんだり。

共感できる人が一緒だと、
心強いし楽しさは倍増。
〇〇ちゃん、一緒に旅してくれて本当にありがとう。

ミリ空港

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