Outputは、最大のInputである。
おはようございます!
OGSシニアコンサルタントの深石です。
先日、石川県のある商工組合様から依頼を受け、
【若手社員教育】に関する講演をしてきました。
当日は、経営者の皆様が約20名ご参加いただき、
講演自体は1時間の予定でしたが、
皆様からのご質問もたくさんいただき、
結果として1時間40分も話をしてしまいました。苦笑
その中でいただいたご質問としては、
などがありました。
そして、上記の質問に対するOGSの見解を一つずつお伝えし、
最後にアンケートをご記入いただき講演は終了しました。
そして、アンケート結果の中には、
「現在、評価制度を設計しつつはあるが確立しておらず、
従業員に公開できていないため、相談に乗って欲しい。」
というご相談もあったため、後日その経営者様と面談すると、
「以前、コンサル会社に依頼して制度設計をしたものの、
まだ全社にはオープンにできていないんです」
という状況でした。
ただ、等級設計や報酬テーブル、評価シートなど、
各種書式もしっかりと作り込まれていたため、
あとはテスト運用で精査すれば良いだけのように見えました。
そして、更に状況ヒアリングを進めていくと、
ついに本質的な課題が見えてきました。
それは、
社長自身が評価制度の構造を十分に理解できていない
ということ。
これはこの社長様に限った話では全くなく、
本当に多くの組織で発生している本質課題となります。
既にある程度しっかり設計はできているのに、
全社になぜ公開できないのか?
それは、
もし何か問題が起こった時にどう対処すれば良いかが
自分ではわからず、不安だからです。
詳細設計を決めきれていないことや確立できていないことも、
全社公開できていない理由の一つではありますが、
それよりも何よりも、ここの不安が大きいということを、
その後のヒアリングで特定することができました。
であるならば、弊社OGSが提供している、
トレーニング形式の人事評価制度コンサルティングで、
しっかりと制度全体の構造を理解して、
各要素のメリット・デメリットも踏まえて制度を確立すれば、
自信を持って全社へリリースできますよ、とお伝えをし、
コンサルティング契約をする運びとなりました。
実際、OGSの人事評価制度マスタートレーニングを
ご受講いただいた経営者の皆様からは、
「自分で自社の制度設計をOutputするからこそ、
評価制度の構造理解(Input)を深められた。」
と言っていただくことがとても多くあります。
直近で支援させていただいた経営者様に限っては、
トレーニング時にお伝えする様々な知識のInputも徹底し、
そして何よりその知識をすぐさま制度設計へOutputしたことで、
マスタートレーニングの規定回数(12回)を大幅に前倒し、
なんと8回(8週間)で評価制度の設計を完了させました。
「最初は、深石さんが制度設計してくれると思ってたけど、
今となっては自分が手を動かして正解だったわ。」
という、なんとも嬉しいお言葉もいただき、
改めて、コンサルティング形式からトレーニング形式に
舵を切って正解だったなと思うばかりです。
そして、評価制度に限らず、何事も自分自身で手を動かし、
Outputするからこそ、様々なトライ&エラーを経験でき、
より深く本質的なInputに繋がるわけですよね。
ただ、トップマネジメントになればなるほど、
実務は部下の方に指示をし、自分で手を動かすことは
どうしても少なくなっていくことがあると思います。
これはこれで、ある意味で“正”ですが、
事業成長に導く上で、クリティカルな領域においては、
経営層自身のInput→OutputがKSFとなりますので、
ぜひOutputを前提としたInput強化をしてもらえれば幸いです。
ということで、今後もOGSは、
日本のビジネスを強く、そして、もっと面白くしていくために、
より本質的なコンサルティングを提供し続けていきます。
事業成長に向けた組織づくりでお困りの際は、
ぜひOGSコンサルタントへご相談ください!
では、今週も一週間、共にやり抜きましょう!!