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経営理念を浸透させる方法とは?

ではその経営理念を浸透させる効果的な方法は?今回は、経営理念を浸透させる方法について、OGSコンサルタント(取締役COO)の深石と、アシスタントの堀部がご紹介します。

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(1)朝礼でスピーチをしよう

(堀部)深石さんが重要だと考えている、経営理念を浸透させる方法はありますか?

(深石)クライエントにもご紹介している、効果的だったと思う方法は、大きく3つです。

1つ目は、朝礼でのスピーチ。

具体的には、定めている経営理念、ミッション・ビジョン・バリューなど大切にしている価値観について、持ち回りで当番を決めて3分間スピーチを行ってもらいます。
そうすると、仕組みとして全員が経営理念と向き合うことになるわけです。
経営理念に対する各々の価値観を伝えていく(共有していく)場を日常的に設けることで、社内に無理なく経営理念が浸透していきます。

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(堀部)初めて聞いたときは、すごく難しいことをすると身構えましたが・・・。
多様なメンバーがいる中で、本当にそれぞれが自分の観点から話していますよね。
学生時代の部活動を通して感じたことや、実際の業務でほかのメンバーの「良かったな」と思うところを話すなど。
実際にやってみると、無理にスピーチを考えるのではなく、実体験から話を組み立てることができるので、思っていたよりもハードルは高くないとわかりました。

(深石)そうですね。完璧に話さないといけない、と難しく考えてしまうかもしれませんが、そんなことはないです。
それぞれが思う「私はこう考える」ということを共有する場として、ぜひ始めてみましょう。

(2)経営者・リーダーから従業員に向けの社内レターを書く

(深石)2つ目は、社内レターです。

エックスラボでは毎月社内レターを発行しています。
ブログ、メール、どんな形でも良いので、そこできちんと言葉にして伝える
そうすると、経営理念に基づいた経営者の捉え方、マネージャーの観点などが伝播されていくんですね。
みんなが考えるきっかけになり、浸透していく。

(堀部)個人的には、社内レターがすごく好きなんです。実業務でなかなか話す機会のない役員、経営側の考え方について、どうしても曖昧な認識しか持てないかもしれないが、レターがあることで、経営理念や経営者の考え方について明確に再認識でき、理解が深まります。

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(3)評価制度、役員の昇降格の部分に経営理念の要素を組み込む

(深石)3つ目は、評価制度、役員の昇降格の部分に経営理念の要素を組み込むことです。

例えば、一般メンバー、主任、課長、マネージャー、部長・・・と昇格する際に、その組織やチームが大切にしている価値観に言動沿っているか、ちゃんと行動できているか、というのはやはり重要ですよね。

人事評価の部分に経営理念を組み込んでいくと、社員も経営理念を意識せざるを得ません。経営理念を意識した業務遂行をしていくようになります。

実際にコンサルティングをする中では、評価制度には経営理念をどんどん反映させています。
そのくらい重要なポイントであり、もちろん、エックスラボでも導入しています。

【実践のコツ】今回のワンアクション

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(堀部)深石さんから経営者の方々へ、特に実践していただきたいワンアクションは?

(深石)今回のワンアクションは、「朝礼などのみんなが集まるところで、経営理念に対して自分の思う価値観を伝え、みんなが向き合うきっかけづくりをすること」です。

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そうすることで、経営理念を浸透させていく、という良い変化を推進することができます。
一体感も出るのでおすすめです。

今回は、経営理念を浸透させる方法について、具体的に3つご紹介させていただきました。
ぜひ、できそうなものから実践していただけたらと思います。

OGSでは、具体的に経営理念を策定するためのコツがわかるシートを、無料ダウンロードいただけるようにご用意しています。

ぜひこちらを参考にしながら、経営理念と向き合う時間をつくってみてください。その時間こそが、必ず事業成長への近道になります!


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