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「不安な人」に足りないもの【プロ奢voicy書き起こしvol.4】
この無料noteは、プロ奢ラレヤーのvoicy「不安な人」に足りないもの。 2020年12月12日公開の内容をもとに作成したものです。
はいどうも、通算約3000人にメシを送られてきたプロの奢られ屋こと、23歳、プロ奢ラレヤーといいます。
まれにラジオやテレビに出たりしながら、普段はtwitterやtiktokで集客をして、そこから来た依頼を受けて、池袋の西口で飯を奢られたり、
月698円のノートマガジンを書いてたり、こっそりオンラインサロンを運営していたりしています。
というわけで、今日のテーマは「不安な人にないもの」というわけでね。そういうことについて話していこうかなと、適当に考えています。
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でね、不安についてなんですけど、僕はね、普段、まあその日暮らしじゃないんだけど、その「奢られ屋」みたいなことをしていると、「将来不安じゃないんですか?」とかね、公務員の人に聞かれたりするんですけど
正直、不安とかあんまりないんですよ。ないっていうか、不安になる事ってのが本当になくて、なぜなら、そもそもあんまり興味がない、というかですね
将来どうなるとか、あまり関心がないので。「そのへんで適当に死ぬでしょうどうせ」と思っているので、あんまり不安とか…不安もクソもないじゃないですか。
だって、いつかみんな、どっかで勝手に死んでいくわけなので。それは定まったことであって、不安定なことじゃないわけですよね。決まりきっていることなので。
まあ、そのタイミングは、いつ来るかっていう違いなだけであって、そんなにまあ、何が不安なんだろう、というふうに思っちゃうんですが
まあね、不安な人ってのは、まあ世の中に、無限に存在をしているわけなので、それについて考えることは可能かな。と思うので、今日はそれについて、ざっくりと僕の所感を話していこうという感じですね。
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でね、もうざっくりと答えというか、僕なりに「不安な人にないものは何か」っていう風に、まず思うことは、選択肢ですね。
選択肢って言うと、すごいざっくりとしているんだけれども、ゴミ箱に手を突っ込めるか?ということですね、つまり。
僕はですね、なんか19歳くらいの時にアホなことをしててね、あの3ヶ月ぐらいヨーロッパを金なしでさまよっていた事があってですね
まあその結果、なんか謎に欧米人と結婚して帰ってきたりしちゃったんですけども、今はバツイチで、めでたく(笑)一人身でやってるんですが
そんなこともあって19歳の時に、話も通じない、日本語も勿論通じないし、僕もあんまり英語わかんないし、現地の言葉もわかんない
で、知り合いもいない。そういう場所で金なしでね、3ヶ月間っていうのはまぁ非常に…短いようで長いので、その期間を、何とかかんとか生存してきたわけなんですが
それを、どういうふうに乗り越えてきたかっていうと、結局ね、ゴミ箱に手を突っ込んでメシ探して食うとか
知らない人に話しかけてね、適当になんかバーとかに入って、話しかけて友達になって、で、なんか金出してもらうとか(笑)なんかそういうね、アホみたいなことをやってたんですが
それがね、その経験が…というかですね、別にこれは誰でもできるわけですよね。つまり選択肢として、実は存在している。
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ただね、ドラゴンクエストみたいなもので「たたかう」ってコマンドしかない状態と、裏コマンドとして「にげる」っていうのがある状態というのは、非常に違うわけですよね。
ドラクエっていうのは「たたかう」とか「にげる」とか、四つぐらいコマンドがあるんだけど、それが見えてるか、見えてないかっていうのは、非常にその勇者の精神に影響を与える。
「逃げられないなー」と思いながら「たたかう」を選ぶのか「逃げられるし、だけど俺は戦うんだ」ということで「たたかう」を選ぶのか、っていうのは非常に精神的に違うのかな、という風に思っていて
何が言いたいかっていうとですね、「将来が不安だ」っていうのは、つまり「このまま俺は生存していけるのだろうか」というね、たとえば…
今勤めてる会社があるけれども、それがもしかしたら倒産してしまって、明日には謎の理由で無一文になって、で、謎の理由で、その無一文になった人間に、誰も飯を食わせるような人間が存在しなくなってる、と。
そういう、なんか逆役満みたいな状態の時になったらどうしよう?っていうのが、「将来、不安とかないんですか?」とかって訊いてくる人の言う「不安」だと思うんですけど
その中でね、選択肢があるかないかっていうのは、一つの観点かなと思っていて、僕は別にゴミ箱に手を突っ込めるし、別にゴミ箱に手を突っ込まなくても、適当に飯食えるので
そういう状態で、まあ別に僕は今はね、ゴミ箱には手を突っ込んでないですよ。だけど、それが選択肢としてあるかどうかっていうのが、非常にね、その主観、自分の持つイメージ、将来とか明日とか今とか
そういう現状を見つめるレンズとしてね、どれだけ影響があるのかって考えると、選択肢っていうのは、かなり大きいんじゃねえかと、いう風に思ってます、ハイ。
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なのでね、多分、すげー「どうしよう…」となる人ってのは、選択肢がないっていうか、見えてないだけなんですね。
だってゴミ箱に手を突っ込む権利は…別に誰にも無いわけですけど(笑) まあ平等に無いんだけど、別にいいわけですよ。
それこそ、コンビニのゴミ箱じゃなければ、その辺のさ、個人の経営している店とかだったら「ああいいよ、いいよ」ってとか言って、くれたりするわけじゃないですか。
さすがにチェーン店とかだとね、あの、法的に怒られてしまう可能性があるんだけど(笑)まぁそういうなんていうのかな、普通に個人で判断できる店舗もあるわけなので、まあそういう人と仲良くなったらね、突っ込んでいいですか?ということで、できると思うし、誰でもできるわけで
ただ、それが見えてるか、見えていないかっていうところにまあ違いがあるのかなと
それこそね、別にそれはたとえば、ご飯だけじゃなくて家賃とかもそうなんだけども、僕とかはね、もう別にその辺で外で(野宿するし)さ、冬場はちょっと厳しいかもしれないけど
友達でシェアハウスを何軒かやってたりする人もいるし、別にシェアハウスじゃなくたってさ、大学生とかだって、一人暮らししてるけど、十分にスペースがある。
あるいは押入れとかね、別に人間、寝れるわけじゃないですか。ほとんどのね 一人暮らしの人なんていうのは、押入れなんてほとんど使ってないわけで、「そこに寝ていい?」とかってのも、全然可能なわけですよね。
そういうこと、つまり選択肢があるってことを認識しているかどうかっていうのは非常に、今現在の経済状況もそうだし、何においてもね、不安かどうか?不安を感じるかどうか?っていうところには、作用してんじゃねーかな。というふうに思ってます。
だって押し入れで寝れるじゃん。「毎月家賃6万円7万円、稼がないと生きていけないんだ!」って思ってる人いるかもしれないですけど
別にさ人間、大体の人が家に住んでるわけですよ。家に住んでて…まあ大体の家って言ったら、ちょっと言い過ぎかもしれないけど、7・8割はね、押し入れがあるわけじゃないですか、家に。
押し入れにさ、人が入れるスペースがある人はそのうちの半分ぐらいいて、でね、そいつらと仲良くなったら「月5千円で、ちょっと押し入れに住んでいい?」とかって言うこともできるわけですよね。
「月5千円で押入れが有効活用できるんだったら、是非住んで!」って人も、もちろん、いるはずなんですよね。ゴミになってるわけですから。押し入れのスペースっていうのはね。
そういうふうに考えると、いくらでもね、どうにでもなってしまう。「残飯くれ」とかね、そういうこともできるわけですから。
そういう風に、自分が最悪の状態に陥った時に、どれだけ豊富な選択肢があるのかっていうことを、どれだけ認識していないかだと思うんですね。その不安である度合いというのは。
不安な人っていうのは、自分が最悪な状態に陥った時に、選択肢が少ないと思ってるから不安なわけですよ。「死んでしまう」とか、思っている人はいるわけじゃないですか
実際は日本に生まれてね、日本国籍、パスポートを持っている時点でもう全然死なないんですけど。どうやらね、そう認識してる人ってのは無限にいて
でも実際はそうではない。そこをね「そうではない」っていう風に言いきかすんじゃなくて、実際自分が取れる選択肢は、どれぐらいあるのかっていうのを具体的に把握しとくと「なんだ全然平気じゃん」っていうか
明日無職になって、なんか借金まみれになったって、法的にこういう方法で逃げられるし、こういう方法で食っていけるじゃんっていうのをね、知っておくと、まあ不安なんていうのはね、大したことないですし
まあどうせ人間みんないつかはどっかで倒れて死ぬだけなので、死にましょうって話でね、(結局そう)なっていくかなと思います。
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というわけで今日はね、不安について何か適当に思ったことを、その場でノリで喋ってみました。どうだったでしょうか?
面白かったら、ぜひvoicyのコメントだったり、twitterでシェアしてもらったり、感想をくれると嬉しいです。
というわけで今日はこれで終わり。過去の配信も、ぜひ聴いてきいてください。バイバイ
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