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自分の能力にブレーキをかけてしまっていませんか?あなたのための武力の高め方◆念能力とこころ(上)【ぷろおご伊予柑の大預言】

鼎談:「ぷろおご×伊予柑の大預言」をアーカイブしています。


大預言を読む


○大預言とは?
ぷろおごと伊予柑が古典を消化して対話をし、
『大預言』を生みだそう!という企画

伊予柑
…人類補完計画を企む悪いおとな
ぷろおごとは数年の付き合いがある


今回はスペシャルゲストに素数量子さんをお招きしております。
こちらは鼎談を加筆編集したものです。

念能力とこころ



今回は、人を操る禁断の方法についてお送りします。わたしとあなたというありふれた関係性で発揮される操作系の念能力は取扱注意です!


これを読むことで、新たに能力が開花してしまったり、セオリー通りに人を操ることになってその結果どうなっても、我々は一切の責任を持ちませんので、あらかじめご了承ください。


HUNTER×HUNTER 7巻より抜粋




素数さん 伊予柑 ぷろおご




思い通りに人が動けばいいのに。そんな想像をしたことはありませんか?


伊予柑:はい、今回は雑談会でテーマは念能力・欲望・模倣です。念能力というのはHUNTER×HUNTERの概念で、僕もだいぶ使えるようになってきました

ぷろおご:特殊能力ですね


伊予柑:阿吽さんという占い師に師事して学んだり、『NEEDY GIRL OVERDOSE』のプロデューサーに学んだりしながら、僕はいろいろと人間について勉強していて、それがかたちになってきました。人間ってもしかしたらこうやったら動くのかな?って

ぷろおご:操作系の能力が・・・


(人間ってもしかしてこうしたら動くのかな…?)
えいっ
(あれ、うごいた?)
カチッ
(うごく・・) 
(あっ・・)
スススッ
(!!!)

人間を学んだ伊予柑

ぷろおご:どこの師匠に教えてもらったんですか?

伊予柑:もちろん、ぷろおご師匠にもたいへん勉強させてもらってるんですけど

ぷろおご:おれは悪の魔法使いを育ててしまった…ってコト?!


秘密が最も力を帯びるのはそれが秘められているときである


伊予柑:これまでの話とかなり関連するんですけど、ふたりになって秘密をつくる。そしてこの秘密をちょっといじるんですよ


素数さん:??
ぷろおご:はにゃ?

伊予柑:「こういう秘密だったよね」

ぷろおご:なるほど

伊予柑:そうすると、ものがカチカチってうごくんです

素数さん:えっ・・こわい


ぷろおご:秘密を共有するという技法が…

そこに心が留まるわけですね。こわい話だ。ダイナマイトをつくったやつの先生とかこんなかんじだったんでしょうね。おい、オレたちの話からとんでもねえやつが爆弾をつくっちまった・・・


伊予柑:阿吽さんという師匠には、まず伊予柑さんの話し方は操作的すぎる。と最初に言われましたね

ぷろおご:なるほど。やりすぎ、だと


アウンさん:そんなに説明的になる必要はないです。まずは相手にひたすら寄り添って、相手の心がすっと動くまで自分は消します

いよかん:はい、わかりました!

アウンさん:そうすると、次に分岐点がくる。一般的な話にいくのかプライベートな話にいくのか、分岐点があるので、そこで一瞬だけカーリングみたいに床を擦って、まずプライベートの方に寄せていく。

そういう分岐点は何個かあるがそこだけ「へえ、そうなんですね」って言って、目を合わせるぐらい

伊予柑による回想
※イメージです


ぷろおご:要は興味を示すってことだもんね。加速させる部分だからね

素数さん:伊予柑さんと目を合わせるの、危険かもしれない

ぷろおご:意識的にやってる人危ないですよ

伊予柑:あれ、ぷろおごさん、よくやってらっしゃいますよね?

ぷろおご:おれは意識的じゃなくて、無意識的なので

伊予柑:さすが師匠!あぶない人だ。俺はボールをよく見ないととれないですけど、


こころをキャッチ!


能力は自覚するまでがもっともあぶないのだろうか?


ぷろおご:やってることがよくわからないんですよ。おれの場合、ほんとに動物とおなじなんですよね。繰り返すことによって、からだで覚えたものだから、言われないと自分がなにをやっているのかもわかってないんです。

言われることで意識的になるからやらないこともできる。最近はやらないことがふやせるようになったんです。だからより無害になってきてるとおもいますよ。

おれが無意識のうちになにかをしていて、それによってなにかが起きたりとか効果があるってことはそれだけリスクもあるってことですよね。だから無意識に行っていたことのうち、結果から振り返って危険だとされるものを認識できる。そして認識できればその自動的なコマンドを外せる、やらないということができるわけですよ。そういう意味で最近はむしろどんどん安全になってきてますよ。

伊予柑さんと一緒にしないでほし!
伊予柑さんはいま「おん?コレ、使えるじゃ〜ん」ってやってる人だから


伊予柑:俺はまだ初心者なので・・

ぷろおご:おれはできるだけ無害に近づこうとおもって、そのために認識を深めてる。人間はあんまり目を見て話しちゃいけないとかね

伊予柑:それは上級者の話!まだ初心者なので


他人がかけてしまっているブレーキを外すという操作は、関係性によってささえられている


伊予柑:これまでの議論なんですけど、心とは秘めごとであり、秘めごとというのはわたしとあなたのふたりにしかわからないものであるというのがありました。

心が秘めごとであるときに、それを求めている人はいるわけで、それはつまり誰かと私的な関係を築くことを求める人と言い換えることができますよね。

たとえば、キャバクラに行く人とかそういう人は秘密を話したいんですよ。そういう人に対して僕は秘密を共有してもいいですよっていう態度を取り続けると、あ、言ってもいいかな、言ってもいいかな、言っちゃえみたいになって秘密があらわれるんですよね。

そこは「あ、そうなんですね〜」って聞き流す。そのあとで、「お話をお伺いしていて・・もしかしてあなたってこういうところないですか?」みたいなことを言うと、「そうなんです・・」「そこなんです。いちばんの秘密が〜」ってパカ〜って秘密が共有されるんです


ぷろおご:そうすると仲良くなりますね


こころがパッカ〜ン!!


伊予柑:「そうなんですね、僕もそういうところがあって・・。お互いに人には言えてないですね」


素数さん:ここまでは自然な人間関係の基礎というか、まだ安全な気がしますけど、ここからがこわいですね

伊予柑:だいじなのはそこで閉じることなんですよ。閉じるとプシューって秘められて、そこに心がうまれるので。初体験のところで無理してはいけない。そうして、わたしたち友人だよねみたいになるので、

ここから「〜ということはこうもありえますよね。」っていうのを言っていくと、相手は「そうかもしれない」って言って、そっちにいくんですよ


ぷろおご:なるほどね



みんながハッピーになる魔法のかけ方とは?


伊予柑:これはある種の詩のテクニックで、有効なんです。僕は他人と話すとき、パワポ的だって言われるんですよ。相手が話を聞いていて絵が浮かぶように話すんですよね。

パワポ的ということはこういうことですと言って話しているこの通りで。話ながらその人が望んでいる未来をパッと見せるとそっちにいくんですよ。そういうことがわかってきて、おもしろ!となってますね

ぷろおご:操作するんだね


ぷろおご:それが育ってきたんですね

伊予柑:育ってきて、論理ができたので、試そ!って


ぷろおご:やってることのフェーズ的なものもありますよね。もともと会社員で群れ担当というか群れ向けのワザを使ってきて、今はどちらかというと個人のプレーが多い。人を捕まえてきたりするうえではサシのゲームがふえるから、その試行回数が増えていくうちにサシ専用の罠みたいなものも充実してきた


伊予柑:いろんな師匠がいるので

ぷろおご:スマブラもちがいますからね。1対1なのか4人対戦なのかによって変わりますもんね


伊予柑:あなたも海外に人を飛ばすときとかけっこうやってるとおもうんですけど


ぷろおご:なんていうかな、ほんとうに平気だとおもわなきゃやらないですよ。悪意を持ってるとあぶないし、オレが損をすることになるので。

たとえば仕事をやめさせるにしても、この人は仕事をやめたほうがいいし、やめても正直困らないだろう。オレの提供できるレベルでもどうにかなるとおもったら、いいやってなる。

そういうときはいくら本気だしたって平気なのでやりますけど、そういう前提なしでそれを使うと、おれが損をすることになる。だから、そういう操作系能力を外せるようになってよかったとおもいますね。無意識でやってると被害がでるんですよね。

そんなつもりないのに遊び心でやると困る人がでてくる。かりにやるにしても、インターネット上ならほぼ影響ないですよね。お互いに知らない人だから。もちろんインターネット上の情報に影響を受けやすい人が影響を受けることはあるんだけど、それでもそのレベルだったら大丈夫っていうところでしかやらないようにしてるところはある


伊予柑:まあ、インターネットは秘密ができないですからね


ぷろおご:だからむしろ本気をだしやすいんですよ。いくらインターネット上で加速しても、全体魔法だから効果もたかが知れてて、ある意味安全なんですよね。でも、サシのときはできるだけ控えめにしないといけない。サシ会ってる時点で効果が強いからね。だから最近は複数人の場をちょっとやれるようになってきたからたのしいですね



伊予柑:いままでは複数の場が苦手だったんですよね

ぷろおご:たとえば前にオフ会行ってた時とかもそうなんだけど、危険なところだとけっこう控えめになるんですよ、勝手にね。すでにおれのことを知ってる人たちがいて、準備ができてたりすると効果が増大しちゃう

そういう場合は無意識的に静かにしとこうってなるみたいで、からだが動かなくなるんです。逆に、おれのことをなんも知らない人がいる場は、ほんとうにぜんぶだせるから、ふるまいはたのしいんですけど


念能力とは、あらゆる場面におけるショートカット・コストダウン機能か?


伊予柑:つまり、知らない人というのはまだ心ができていない

ぷろおご:そう、秘密ができていないから効果がない。なにを言っても大丈夫っていう場はそういうふるまいができるんですけど、あんまりやっぱりね


伊予柑:僕も仲間に対してはやらないように自制していたんですけど、仕事の新プロジェクトで外注先の人を面接しているとき、この人は他人でまだハートができてないからだいじょぶだ。いいや!エイッってやったら、バーンって効いてしまって、あぁ・・・てなりました


ぷろおご:それこそネットワーク科学の理論にもあるじゃないですか。ネットワークを形成する能力と親密性を高める能力みたいな概念があって、それぞれべつものだよねっていう話がありましたよね。

どっちかっていうと、最初にどれだけ関係性をつくれるかっていうところで念能力が作用するんでしょうね念能力者が強くなっていくと一回あたりに構成される関係性が深まっていくというか、そういうことだとおもいます。たぶん。やろうとおもって回数を重ねていけば特別になるでしょうね。カリスマみたいに言われてる人ってなかなかタイプがいろいろありますけど


伊予柑:だいたい1対1を100回やる人ですよね

ぷろおご:そうですね。それをやらない人はカリスマみたいにはならないですよね、社会的にはね。なんで演説して聞いてもらえるかっていうと関係性があるから。関係性がまったく1mmでもないと、いくら公でしゃべっても効果がないですね。そこはおもしろいところですね。

たしかにそれは念能力的かもしれなくて、認識しないと育たない部分ですよね。仕事にも使えますね。ただ、力があるってのは恐ろしいことになりますからね。ある一定までいくと抑制しなきゃいけなくなってくる


念能力者:ハッ…わたしの力は人を傷つけてしまう
師匠:大いなる力には大いなる責任が伴うわけだよ


伊予柑:かなり力がついてきてしまいました。僕は環境管理型権力と呼ばれる場全体をうまくコントロールしていいかんじにするっていうのは、かなりやってきたんですね

ぷろおご:そうですね、コミュニティとかね。スラムの立ち上げもそうですよね

伊予柑:その設計能力がめちゃめちゃ高いので、そっちで人をいいかんじに健全に動かしてたんですけど、1対1もいけるようになってしまった。このふたつのタイプの能力をあわせて使うとかなりやばい

ぷろおご:実際はべつの能力だけど、つながると急にどっちも使えるようになりますからね。どっちのスキルもうまくね


どこへ行けばいいのか明確だからこそ速く走れるが、あまりにも速すぎると、破綻を呼び込む


伊予柑:コロナ中にいろいろ試してきたものが、コロナが明けて人に会えるようになり、全力で使えるようになってしまい・・

ぷろおご:急に効果がね

伊予柑:おおおおお!!!みたいな

ぷろおご:それこそ目的があるというか、ちゃんと事業があるぶん、おれより悪質ですよね

伊予柑:そうなんですよ

ぷろおご:おれは持っていくところがないぶん安全でいられる

伊予柑:俺も一通り遊び終わったら危険なので使わないと思うんですけど


ぷろおご:ポジショントークっていうじゃないですか。ポジションがあるとトークがいきるんですよね。やっぱりポジションによって売れるものだったり強化されるものがある。たとえばファシストとかもそうじゃん。ファシズム党があって、票を集めたらファシズムが加速するみたいな。票を集めたところでおれはどうにもならなくて、なにかあるとしたらただ寿命が伸びるぐらい。

方向性があると急激に加速したりするよね。NHK党とかもそうで、「これやったら支持率あがるや〜ん」って遊んでたらたいへんなことになってる。そこで「君、出馬しない?」とかって能力を使うと・・


伊予柑:あれすごいよね

ぷろおご:あれはほんとうに培ってきた能力が異常に解放されてしまった結果で、本人は精神的にもなかなか厳しい状態にあるとおもう。痛覚がないとあるところまで行けるんだけど、一定のキャパをオーバーすると破綻が近くなる。人間のキャパを超えてきてるから、自分も、巻き込まれる人も危険ですよね

伊予柑:能力を使いすぎるのは、本当にね

ぷろおご:ずっと使えるものはないのでね。ある条件下で使えるものだったりするから


伊予柑:僕はたぶん昔から使えたんだけど、無意識でめっちゃ封印してきたんですよ。やるとやばいから。今になってようやく安全に使えるようなレベルに習熟できたので、使ってもよいっていう許可が自分にでた

ぷろおご:リミットがありますからね。そっちのほうが安全ですよね。

伊予柑:まだおそるおそるなんですけど

ぷろおご:安全性が担保されてからのほうが客観的には、能力があるように見えますよね。そういうのいろいろありますよね



伊予柑:俺の周りには、これに悩んでる人間が多いということもわかった。男性の本能として支配欲があるんですよ。他人を意のままにコントロールしたい欲っていうのが、陽キャとして安全に飲み会とかで発散されるやつはいいんですけど、陰キャ的に1対1で支配したいというやつはあぶない。そして、そういうやつはどうしてもクラスにひとりぐらいの割合でいて

ぷろおご:基本的には恋人関係とかで発揮されますよね

伊予柑:メンヘラって言われたりするかも知れないですけど

ぷろおご:おれはあんまりなかったからよかったですね

伊予柑:そうですね。本当に運がよかった


(つづく)

◾️次回記事はこちら



◼️参考記事





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