1年間PdMをしてきた私の現状をご紹介

開発未経験の私がプロダクトマネジメントに挑むにあたり、自分のステータスを整理する。

ステータスオープン

キャリアテーマ:「ファンを増やす」
メンタルスキル:課題解決能力、業務効率化、SQL(基本)、なにくそ根性
それぞれの軸は以下の通り
カスタマーサポート:離脱を防ぐ、横のつながりからファンを連れてくる
プロダクトマネジメント:システムをさらにより良くし、発信し、ファンを増やす


私ができることは?

顧客目線、利用者目線のPdM

機能改善を行う時、定量面と定性面の両方を確認すると思うが、いつも気にかけているのは定性面だ。
数値が低くても実は顧客は満足していることも多く、「こう使ってくれればもっとこのシステムの本領を発揮してくれるのに」というは、実はシステム側のエゴである。
ここで考えるべきは現状で満足している顧客の数値をもっと伸ばすためにはどうしたら良いか、という点で、改修した結果が改悪でした、なんて目も当てられない。
数値は事実なので、重要ではあるがもっと重要なのは顧客の声である。カスタマサポートを7年してきて、顧客視点で考えるということが身についているのは結構な強みではないかと思う。

PdMはどんなところが面白い?

私がPdMとしてやってきたことはこちらのnoteにつらつら書いてあるが、じゃあどんなところが面白いのか?

これを開発したらどれくらいの顧客が喜ぶのか

カスタマーサポートとして、顧客からシステムに対する要望をたくさん聞いてきた。その中には、これやったら80~90%の顧客が喜ぶよね、というものから、これはおたくしか喜ばないよね、というものまで様々。
システムとずっと長くかかわってきて、100%の顧客が喜ぶシステムなんてものはないことは分かってるので、80~90%の顧客が喜ぶ機能改善が出来ると良さそうとは思っている。
また、お金をくれるなら一部の顧客が喜ぶものを開発しても良いし、プランによっては40%の顧客が喜ぶものを開発しても良いわけだ。
そういう、「これを開発したらどれくらいの顧客が喜ぶのか」を考えるのがまず楽しい。顧客の喜ぶ顔を想像するのが楽しいのだ。

ステークホルダーとのバトル

ステータスのスキルにも書いたが、私は「なにくそ根性」を持っている。
顧客の喜ぶ顔を思い浮かべながら仕様検討して工数を煮詰めて、時にはSQL叩いて機能の使用率なども調べて、競合で似たような機能がないかも調べて需要があるかも想定して、
色々まとめていざ会議!となったときにボロクソに突っ込まれるのが実は好きだ。言っておくがマゾではない。
自分としては「ここまで考えて答えを出した」状態だが、より視座の高い人から見ればまだまだと思っている。思っているので「お前はここが足りない」と突っ込んでほしい。
筋の通らない突っ込みはまた調査しまくって次の会議で反論する。筋の通った突っ込みは調査しまくって反論の余地なしとなれば参りましたとなる。私はまだまだだった、もっと頑張らねばとなる。
自分にない視点からの指摘だと目からうろこで、そこが足りなかったのか私はー!と悔しくなる。
そうやって、叩かれて叩かれても「なにくそ」と元に戻って見せる、形状記憶合金のように。
これが非常に楽しい。

顧客がどのくらいシステムを愛しているかが垣間見れる

ステークホルダーとのバトルの前の調査で、システムがどのように使われているかを数値ベースで確認できるのも楽しみの1つである。
カスタマーサポートでは、定性的なシステムへの評価を見れるが、DBからは定量的な無言の評価を見ることが出来る。
リリース後の数値の後追いでも、あんなに欲しいと言ってたのに全然使ってへんやんけ!むしろ別の顧客がバリバリ使ってるやん!の状態も見れるし、このページもっと活用してほしいのに全然閲覧数が伸びてない、、、という状態も見れる。
思いもよらない使い方をしている状態も見るし、想定通りに使ってくれてうれしい状態も見れる。
カスタマーサポートに問い合わせしてくる一部の顧客以外にも、無言の多くの顧客がシステムを活用している様子を見れるのが嬉しく、発見がたくさんあり、またどうやってファンを増やすか思考をめぐらすのがまた楽しい。

これが出来なくて悩んでいる

市場調査ってどうやんの?

開発したところで営業的にも利点がないといけないので、市場調査というものをやってみようと思ったことがあったが、どうやるのか皆目見当つかないまま産休に入ってしまった。
とりあえず競合他社のリリース情報や公開されてるマニュアルを見て、そこから読み取れる挙動などを想像し、これはうちが勝っているか?こっちの方が良さそうか?便利そうな挙動ではあるけどシステム的に見たときにうちには向かないか?この機能があるのってもしかしてうちだけか?とぐるぐる考える程度で終わってしまった。
市場調査まで行くとマーケティングの領域なのだろうか?それすらも分からないまま休みに入ってしまったので、ここは解明したい。
求められているものだけを開発しているとブーム(?)の後追いになってしまうので、動向を見てこれから求められそうなものを考えることが出来るようになりたい。

ユーザーインタビューをやってみたかった

プロダクトマネジメントのすべて」を読んだとき、ユーザーインタビューのことが書かれていて、今まではサポートメール/電話やアンケートからしか要望を集めてこなかったので、インタビューという形で確認する、ということをやってみたかったなと思った。復職後にはぜひやってみたい。
図書館システム時代には、アップデートや修理対応などで訪問した時に要望聞いたりしていたが、あれもユーザーインタビューのうちに入るのだろうか?
HPによく乗っているインタビューとどう違うのかも含めて考えてみたい。

そして転職活動へ

1年間PdMをしてきてこんなことを考えながら取り組んできた。正直まだまだと思っているので、もっとプロダクトマネジメントというものに向き合ってスキルを磨いていきたい。
転職活動の理由については前のnote(なんで転職するん?)で詳細書いてるので見てみてください。

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