🏍【 GPレポート 】🏁\オレンジで埋め尽くされたスピードの大聖堂/-2024Rd.8🇳🇱オランダGP
先週末、神話の地アッセン・サーキットで3週ぶりとなる世界選手権レースが開催された。
アッセンTTは、GPの頭文字を冠さない唯一の世界選手権レースであり、1949年の世界選手権が始まった年から継続している唯一のレース。75年という長い年月を経ても変わらないのは、毎年6月最後の週末にアッセンを訪れるファンの熱狂だ。今回日曜には1995年以来最大の10万8770人が詰めかけ、週末を通じて集まった観客はなんと19万2000人以上だった。
そんな伝統あるサーキットは、地域の道路をつないだレイアウトから何度かの改修を経て現在のコースになった。全長4.54㎞、右コーナー12、左コーナー6とタイヤの右側に負担がかかりやすいレイアウト。最長ストレートは487mで短いものの、高速コーナーが多くハイスピードバトルが観客を熱狂させる。
またアッセンの地はMoto3ライダーのコリン・ファイヤー選手のホームだ。グランドスタンドにはオレンジ色のTシャツを着たファンがウイークを通じて彼に熱い声援を送り、走りを見守った。
🏁《MotoGPクラス》
\レースウィークでの2度の転倒…/
🕐アレイシ・エスパルガロ選手
(スペイン🇪🇸/Aprilia Racing🏍41)
🕐予選5位 🏆スプリント DNF 🏆ロングレース DNS
👑ランキング9位/82P
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プレミアムクラスのKabutoライダー、アレイシ・エスパルガロ選手にとっては不運な週末となった。金曜のプラクティスでハイサイドによる転倒。さらに土曜のスプリントレースでは最終ラップの高速コーナーでの大転倒。そのため、日曜のスターティング・グリッドには並ぶことができなかった。
スプリントレースでの転倒のあと、アレイシ選手は右手首を信頼するドクターにチェックしてもらうため、バルセロナに向かっていた。診察の結果、右手の指を1本(右手第5中手骨)骨折しており、次戦ドイツGPへの出場も危ぶまれる怪我だ。
高速サーキットであるが故に "転倒が禁じられている"コーナーのひとつでレースを終えてしまった形にはなったが、ドイツへ向けてのファイティングスピリッツをたぎらせている。
🎤アレイシ選手🏍41のSNS投稿より(日曜の決勝レース前)
「残念ながら、右手の骨折がひどく痛むので今日はレースに出場できません。。ドイツまでに戻れるよう今後数日間は全力を尽くします!」
🏁《Moto2クラス》
\ポイント圏外から舞い戻る/
ジェレミー・アルコバ選手
(スペイン🇪🇸/Correos Prepago Yamaha VR46 Team 🏍52)
🕐予選16位 🏆決勝13位
👑ランキング9位/46P
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ジェレミー・アルコバ選手は思うようなレースとはいかなかった。土曜日の予選ではダイレクトにQ2へ進出するものの、16番手タイムで決勝レースはやや後ろからのスタート。
翌日の決勝レースでは前回のイタリアGPで課されていたロングラップのペナルティを履行したことで後方からの追い上げとなった。しかし諦めることなくプッシュを続け、残り5周の段階でポイント圏内の14位へ順位を上げる。最終周回にも1つ順位を上げ、13位でフィニッシュ。
ここまでのレースでポイント圏外となったのは転倒による1度のみというアルコバ選手。着実にチェッカーを受け、今回もシリーズポイントに3点を加算している。
🎤ジェレミー・アルコバ選手🏍52のコメント
「ベストを尽くせたのでハッピー。かなりいいペースで走れただけに怒りの感情が拭いきれない。もっと前からスタートしていれば、そしてロングラップのペナルティがなければ、確実にトップ8に入っていたはず。タラレバは言ってもしょうがないから自分自身に怒っているんだ。チャンピオンシップのために貴重なポイントを逃しているわけだからね。
チームには自信があるし、ポテンシャルもある。問題は物事がうまくいかないことで、いつも後方からのスタートになってしまうんだ...。でも何が必要かはわかっているよ。
それと今日はコンディションの変化にうまく対応できて、マシンを完璧に仕上げてくれたチームに感謝したい。おかげでいいペースを作ることができた。一時はひとりぼっちになってちょっと退屈なレースだったけどね。幸い、1週間後にドイツGPが控えている。ザクセンリンクでまた会いましょう」
🏁《Moto3クラス》
\母国グランプリで最高のレース/
コリン・ファイヤー選手
(オランダ🇳🇱/Liqui Moly Husqvarna Intact GP 🏍95)
🕐予選3位 🏆決勝 2位🥈
👑ランキング2位🥈/115P
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コリン・ファイヤー選手は母国のサーキットで見事な走りを見せ、表彰台に上った。
プラクティスから調子の良さを見せると、予選では中盤にトップタイムを記録。しかし直後にハイサイドで地面に叩きつけられるも、3番手フロントローからのスタートとなった。
そして日曜のレースは、スタートで2つポジションを失うも、11周目にトップに立つと持ち前のアグレッシブな走りで2位に1秒近いギャップを広げることもあった。
しかし最終周回にイヴァン・オルトラ(MT Helmets - MSI)選手が追いつき先頭に立ったまま、そのままフィニッシュストレートになだれ込んだ。
0.012秒というわずかな差で惜しくも2位となったが、レース後にはオレンジ色の“CV95”シャツを誇らしげに着た何千人ものファンたちが、スタンドから若きオランダ人ライダーへ声援を送り、それにまた応えていた。
🎤コリン・ファイヤー選手🏍95のコメント
「ホームでの2位は素晴らしい気分だよ。ゴールラインを越えた時の悔しさはすぐに消え去った。母国グランプリで観客の歓声を浴びながら差を広げられたのもいい気分だった。今週末に見せたこと、そしてプレッシャーのなかでの走りきれたことを誇りに思う。
今回のアッセンは僕にとって特別なものだった。僕の故郷の人たちがみんな来てくれたんだ。叔母や甥っ子など、多くの人たちに会えて本当にうれしかった。彼らのサポートに心から感謝している。これはすべてのスポンサーとチーム全体にも言えることだ。
でも一番大事なのは、シリーズランキングで差を縮められたこと。来週に行われるチームのホームであるザクセンリンクで何ができるのか期待したい。でも今は、この瞬間と気持ちを楽しみたいね!」
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(MotoGP™ 第9戦ドイツGP 🇩🇪7/5ー7/7 #GermanGP)
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