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趣味サイクリストのKabuto広報が自転車レースに参戦してみた件~初めてのシクロクロス編~

 オージーケーカブトはオートバイ用/自転車用ヘルメットのメーカーです。いまKabutoが応援する、各シーンで頑張っている「人」を通じて、競技や選手を知っていただきたく、本人によるレポートやコラムなどを掲載しています。
今回は、弊社広報担当が実際に自転車レースに参戦した様子をご紹介します!🚴

🙍~まずは自己紹介~

オージーケーカブト公式noteをご覧の皆様はじめまして。
今回原稿を執筆する、広報担当のO🐨です。
普段は広報として業務に従事している傍ら、ここnoteやTwitterなどSNSの公式アカウントを運用しています。

ちなみに私、普段は主に週末にサイクリングを嗜んでいる一般的なサイクリストです。

スポーツタイプの自転車に乗り始めたのは約10年前。ただ、いわゆる「ホビーライダー」と呼ばれる“フツー”の自転車乗りで、これまでレースの出場回数は手で数えられる程度でした。

今年は知人に「面白いよ!」と背中を押され、やすやすと(?)「グラベルロード※1」を購入。8月には関西の自転車関連企業のメンバーとグラベルイベントにも出走しました。

オフロードを楽しむ機会が増えている中で今回はタイトルにもある「シクロクロス※2」という自転車レースに出場しました!
(自転車関連企業のメンバーと出走したグラベルイベントの様子はこちら👇)

【※1グラベルロードとは?】
砂利道などの未舗装路も走れるように設計されたロードバイク。

【※2シクロクロスとは?】
オフロードコースで行われる自転車競技のこと。

🚲~レース前日 試走してみた!~

11月某日――。

朝晩の冷え込みが厳しくなり、徐々に秋の気配を感じる時期に大阪府・富田林市の河川敷で行われたレース「関西シクロクロス第2戦『富田林石川』」に出場した広報O。

「自転車のレースなのに河川敷?」と違和感を持った方もいらっしゃるかもしれませんが、シクロクロスは芝生や泥があり、そこを走って順位を競うという競技。

ロードレースと比べて速度域は比較的速くない(平均15~25㎞/hほど)ものの、連続するカーブや、泥で走りづらくなっているコースを走るため自転車をコントロールするテクニックが求められます。

▲2016/2020年に全日本チャンピオンにも輝いた沢田時選手の動画

元々は20世紀初頭に欧州にてロードレースの選手が冬のトレーニングの一環として始まり、秋から冬にかけて行われる自転車競技です。日本でも各地で大会が開催され、近年参加者が増加傾向にあります。

芝生や泥のコンディションを走る「オフロード」に分類されるので、ロードバイクよりも太いタイヤをつけており、走ることが難しい区間では自転車を担ぎ上げて走るという変わった側面を持っています。

後述の「シケイン」を飛び越える様子

そのため、自転車も担ぎやすい(持ちやすい)設計になっており、上位のカテゴリに出走する選手は専用に開発された自転車で参戦される方がほとんどです。その様子やまさに圧巻。実はシクロクロスは、「SNS映え」する競技でもあるんです!

私が出場するクラスでは使用機材のレギュレーションが緩いため、なんとマウンテンバイクでも出場することが可能なのです。実際にそれで走られる方もいらっしゃいます。

そんなシクロクロスに私が出場しようと決めたのは、レースながら和気あいあいとした雰囲気の中行われている様子をSNSで見たことや、知人が出場している様子を目の当たりに「自分も出てみたい」と思ったのが出場するきっかけでした。

話が少し脱線しましたが、今回参戦した「関西シクロクロス第2戦『富田林石川』」は、レース前日にコースが設営され、夕方まで試走の時間が設けられていました。
初めてのシクロクロスで、入念に試走をしたかった私は会場へGO!

今回走るコースのレイアウト
関西シクロクロス公式ブログより

今回走るコースは、1周は約2.5㎞ながら非常にテクニカルなコースレイアウトで、コース内には高低差のある「キャンバー」や、30㎝ほどの板が連続して地面に突き刺してある「シケイン」などが設置されています。

2~3mの高低差を登ったり下ったりする「キャンバー」区間
30cmほどの高さの板を超える「シケイン」区間

コースをゆっくりと周回し、コースの中でも走りやすい箇所や、注意すべきポイントを探っていき、前日の試走は終了しました。

🚴~いよいよ本番!~

さて、レース当日。私のレーススタートは10時ごろでしたが、レースの様子を確認したかったため7時ごろに会場へ到着。
前日の試走でおおまかに把握できていたので、試走を簡単に終えたのち、他カテゴリのレースを観戦しました。

10時を過ぎて招集時間になると、スタートラインに選手たちが並び始めます。私は初出場のため、約40名の出走の中でも後方からのスタートになります。

スタートラインに並んでスタートを待ちます
📸photo by Hiroki Okano

並びながら談笑していると、「スタート1分前!」というアナウンス。気持ちを切り替えて全集中!

・・・ピーッ!

いよいよ30分にわたるレースがスタート。各選手たちが前の順位でレースを展開するべく思いっきりペダルを回します。

私はというと、スタート直後に空いたスペースからスルスルと15~20位あたりへジャンプアップに成功。

スタート直後の様子

しかし、コーナーを曲がっている時に前方の選手と接触。お互い転倒などはなかったものの、順位を少し下げてしまいました。

その後は、20番手近辺を走行していましたが、最終周回(4周目)に入ったところでペースダウン。

前の選手に追いつこうと全力でペダルを踏んでいます
📸photo by Hiroki Okano

さらにゴール寸前では後ろから2名の選手から抜かれ、最終結果は「24位」でゴール!
後ろに選手が居ると気がついた時には、時すでに遅しでした・・・。

やっとゴール・・・と思いきや!?
ゴール直前で2名に抜かれてしまった・・・

🏁~初レースを振り返って~


初めてのレースで手探りな部分はありましたが、大きなけがもなく無事に完走できました。

実際に走ってみると、1周目はキャンバー区間の登り方やカーブの曲がり方などなかなか上手くいかないことに苦労しました。
徐々に思ったように走れるようになると「今のは上手くできた!」と嬉しくなります!
”出来ないことが出来るようになる喜び”を感じられるのが、シクロクロスの醍醐味の一つだと感じました。

なかなか上手く登れなかったキャンバー

また、観客と選手との距離が非常に近く、どの選手にも応援の声が飛ぶのも印象的でした。

速く走る選手はもちろんのこと、転倒してしまった選手や、トラブルで自転車を押している選手にも「頑張れー!」と声がかかり、アットホームな雰囲気の中で行われました。
私もこの応援がなければ私も早々に心が折れていたかもしれません・・・😅

こうして初めてのシクロクロス挑戦は終わりましたが、新たな自転車の面白さに触れることができました。

執筆していて「もっと上手く走れるようになりたいな・・・!」と思う気持ちが沸々と湧いているので、今シーズンはもう何戦か出場してみようと思います。

知り合いのカメラマンを見つけてピース✌
📸photo by Hiroki Okano

ぜひ、みなさんもシクロクロス、いかがですか?(広報O🐨)

次回に続く・・・(?)

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