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そもそも琵琶って何なのよ

昨日、ふと思い立ってnoteを始めてはみたものの、いきなり「琵琶奏者です、よろしく~」と言ったところで、「琵琶奏者とは一体何をする人か」というところを思い切りすっ飛ばしていることに気づきました。
なので、そもそも琵琶ってどういう楽器なのか、どんなふうに演奏するのか、ちょっと書いてみたいと思います。

琵琶は弦楽器の一種です。もともと外国(インド・中国)が発祥で、シルクロードを通って東へ渡り、日本には奈良時代に入ってきました。

見出し画像のように、梨型の胴(ボディ)と細い鶴首(ネック)、胴の下部には覆手(ふくじゅ)という部位(弦がついてるとこ)があるのが大きな特徴でしょうか。
ちなみに、ギターでいうところのヘッドの部分は、グキッと後ろへ直角に曲がっています。
(ここが真っすぐなタイプの琵琶もあったんですが、だいぶ昔に伝承が途絶えてしまいました)

ところで、琵琶というと、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の「怪談」に出てくる「耳なし芳一」を思い出す方も多いんじゃないでしょうか。

芳一は琵琶法師です。琵琶の伴奏に合わせ、節(メロディー)をつけて物語を語る(歌う)人です。
日本の琵琶の多くは、同じように琵琶の演奏と語り(歌)による、いわゆる弾き語りの芸です。基本的にひとりで弾き、ひとりで語ります。
物語の内容は、歴史上の人物や出来事が多く、例えば「平家物語」を題材としたものや、戦国時代なら有名な「本能寺」「川中島」、時代が下れば「白虎隊」「西郷隆盛」というのもあります。

で、我々琵琶奏者は、その伝統を受け継いで、琵琶の演奏と語り(歌)を学び、演奏活動をしている人たちなんです。

というわけで、1200年以上に渡って伝えられてきた、日本の琵琶についてでした。
※かーなーりざっくり書いてますので、もうちょっと詳しく知りたいな~という方は、こちら↓を参考にして下さいね。


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