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なぜ日本人はマスクに違和感がないのか?

インターネットが登場し、電子メールから始まった文字でのコミュニケーション。それ以前からの「手紙」では使われることがなかったが、ネットで登場したのが「顔文字」ではないだろうか。ネット前からあったのかもしれないけど。

前から疑問に思っていたことがあった。それは、アメリカ始め欧米の友人とメールやSNSなどでやり取りしている時の、顔文字の日本との違いだ。

海外では、なぜか顔が90度横倒しになっている。こんなやつ→ :) :( :-o

日本の顔文字はこんな感じ→(^^) (T▽T) (☆∀☆)

初めて海外の人から顔文字をもらった時は、一瞬それが顔文字だとわからなかった記憶がある。「なんだ?この記号は?」と思ったものだ。

この日本と海外の顔文字の違いは何か?と考えると、これは表情から気持ちを読み取る時の、民族性の違いから来ているのだと思う。

私の結論から言えば「日本では眼で表現し、海外では口で表現する」と言うことだろう。

海外の絵文字では、眼は多くが「: 」の点2つだけ。口で気持ちを伝えようとするから、顔を横倒しにした方が表現の方法が多くなるのではないか。

一方、日本では「眼」が重要だ。(^^)なんて分かりやすい。口すらない。

「目は口ほどに物を言う」という格言が日本にはあるが、これが日本人気質をわかりやすく表現しているだろう。

と考えていくと、昨今のコロナウイルスの影響もあって、海外の人もマスクを多く着用するようになったが、以前から日本人は日常的にマスクを使う人が多く、それに対して日本人同士ではあまり違和感を持たない。

しかし、海外の人からすると「街中でマスクをしているのが、なんか異様だ」という声も聞いたことがある。マスクに対する、心理的な抵抗感があるらしい。

なぜ日本人はマスクに違和感がなく、海外の人に違和感があるのかも、この顔文字に理由が現れているはずだ。

「眼」が見えているマスクは、日本人同士のコミュニケーションの障害にはならないが、海外の人からすれば「口元の表情」が見えないマスクは、「相手の気持ちがわからない」と心理的な不安を招くのだろう。

眼が隠れているサングラスに、日本人は何か「怖い」印象を覚えるのも、海外の人からするマスクと同じ理屈なのではないか。


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