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北極冒険家の読書、映画、評論

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#アウトドア

冒険と読書の同一性。主体性の話し

探検とは何か  今から100年以上前の1911年12月。ノルウェーの偉大な探検家、ロアル…

人間の土地へ

9月25日に発売になった小松由佳さんの新刊「人間の土地へ」を読んだ。 日本人女性初の高峰…

拙書「考える脚」が、第9回 梅棹忠夫 山と探検文学賞を受賞

昨年出版しました拙書「考える脚」が、第9回 梅棹忠夫 山と探検文学賞を受賞することが決まっ…

内面への旅

弓術を学んだドイツ人オイゲン・ヘリゲル著「日本の弓術」が面白い。 100年ほど前、日本の…

青木保「文化の翻訳」を読む

文化庁長官や、国立新美術館館長などを務められた人類学者の青木保さんによる著書「文化の翻訳…

「禅とオートバイ修理技術」を読む

ロバート・M・パーシグ著、五十嵐美克訳「禅とオートバイ修理技術」を読んだ。 1974年に…

映画「FREE SOLO」を観る

「FREE SOLO」は、昨年の米アカデミー賞において長編ドキュメンタリー部門で受賞した映画。 フリークライミングの英雄アレックス・オノルドが、米ヨセミテ国立公園にあるクライミングの聖地、エル・キャピタンの岩壁をロープや登攀具一切の安全装置を使わず、自分の体一つで完登する様子を追いかけたドキュメンタリーだ。 登攀用具を一切使用せず、自分の身体能力だけで岩壁を登るスタイルを「フリーソロ」と言う。 これまで数々の偉業を成し遂げてきたオノルドが、最大の目標としたのが、前人未到

ショウペンハウエル「読書について」を読む

ショウペンハウエルは、今から200年ほど前のドイツの哲学者。 それにしても、なぜドイツに…