悪寒
ブレーキをかけずに足をぶらつかす正しい自転車の乗り方
笑顔はかつて威嚇だったらしい心が強張る瞬間がある
足が枝のような犬足が枝のような人みんな服を着てる
この駅を何度通り過ぎたっけ乗客の顔は何度見たっけ
円形の真空管が作るわたしという使徒 わたしというモノ
この部屋に揺られているのは自覚コーヒーを入れるときの手は自動
薄暗がりに目を凝らしている此岸と彼岸のどちらにいるのか
違和感が支配している大きな講義室に椅子が並んでいる
大半の知ってる部屋は壁が白くて暗くても白いとわかる
寒さは角に座っていることが多い目が合うと抱きしめられる
理解しているつけなければ電気はつかない歩歩足を踏み入れる
置かれた場所で咲こうか彼岸花咲き終えられなくとも毒がある
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