いつでもイブの日

赤く燃え広がれ燃え広がれ砂漠という永遠の密室に

濡れていたスーパーの中は沼だからそうか、と思った銃口を向けて

アクセルが意識を正常に克明に思い出す抱いた体を

向かい合う体はいつも反転し分からなさの多さに逃げ込む

冗談はよしてブラッディ・イブ・ほんとう は息で口をするものなんだ

皮膚からも吸収されるアルコール吐きまくるディスプレイ目を開けろ

水滴が落ちる音で眠れない 夜に限って心が恋しい

気負わないふりをし続けようベイべ悲しまないで派手なスニーカー

当たらないから予想はしない空気感 崇めて見せろシューゲイザー

砂浜を好きになれずに漂白だけされ続けて老いというもの

鬱だから使い回したボードレール線路の先でずっと待ってる

重大なヒューマンエラ―を身籠るかつて人間だったものの絵

魂は比喩ではないがそれだけだ俺の煙草が雲に変わる日


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