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週末工芸 Vol.2 好きを時間に~スキマ時間での技術の活用方法~

1.週末工芸の始まり

現在「DESIGN WEEK KYOTO」での「クラフトソン2020」というアイデアソン
が2020年10月にありました。
そこで三チームの中に選ばれ「週末工芸」というプロダクトを考え2月末の最終発表で色々な支援をいただけるようになりました。
現在進めている週末工芸×時間についてレポートしていこう。

2.アイデア始まり

アイデアソンは個人で参加者が主催側で割り振りされたチームでアイデアを検討します。
コロナ禍のため参加者はすべてオンラインでのワークショップを経てアイデアを出していきます。
今回のクラフトソンのテーマは「バグズ・イン・ザ・ライフ!」
“環境は今まさに歴史的に様々な「バグ」が各所で起きています。それこそまさに時代を変革してきたものでもあります。
距離を超えて交流する中から、京都の工芸・モノづくりを活用して時代を変える画期的な事業アイデアを生み出していきましょう!”
といったものでした。
チームでは担い手さまの工房などにお弟子さんではなく通い学ぼうとする人たちにスポットを当てました。
「周りにいるハイアマチュアさんを増やすことにより工芸が盛り上がるのでは?」
そこで「すきま時間から始める工芸」というベースで自分の生活に合わせた「工芸」とユーザーの関わり方を考えていきました。

3.時間と好きの関係

人は、さまざまな働き方や生活形態が存在していきさまざまな時間の使い方になっております。
特に工芸はガラスケースに入った日常とは遠い存在になってきたと考えて、身近にならなければ好きにならなければ工芸の職人になる人は減っていくのではないかとの仮説を立ててみました。
野球選手も野球が好きだから、
お笑い芸人も漫才師に憧れる、お笑いが好きだから
という思いをもって就職します。
この二つは趣味や習い事で続けていき才能のある方々はプロになります。
ただ工芸の担い手は工芸を体験したことがある人は自分がアンケートを取った結果72件中6割は「体験はしたことがある」と答えてもらっています。
モノづくりを日常にすることで「工芸クラフトが趣味です」っていう人が増えていくことで工芸の日常の位置づけは変わりと考えました。
ただし現在の工芸で多いのは体験ビジネスで現地に行く必要性もあり、同じことを何回もすることが目的にしていないのでリピータは存在しないと感じました。
特にこのコロナ禍により人と接触できないので工房に集まることはできないのでオンラインを使えば、自分の時間・場所を気にせずに容易にできる形にしたいと考えております。

4.今後の活動について

今後プロダクトを検討していくのですが
単なる個人向けの価値だけではなく一人ずつの時間が工芸の業界を盛り上げることを考える。
好きを時間に使うことの集合体が新しい文化の発展につながり工芸が残っていく方法をテクノロジーで解決するように進めていく


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