OGAWA SOUND(効果音専門制作)

効果音素材を専門に受注制作・販売するOGAWA SOUNDの小川哲弘と申します。 『効…

OGAWA SOUND(効果音専門制作)

効果音素材を専門に受注制作・販売するOGAWA SOUNDの小川哲弘と申します。 『効果音をどんな手法、思考で作っているのか』を発信しています。 効果音のご購入はこちらのURLから。 https://www.ogawasound-online.com/

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最近の記事

「トワツガイ」にて、効果音制作を全編担当させて頂いております。

スクウェア・エニックス様から配信中(iOS/Android)の「トワツガイ」にて、効果音制作を全編担当させて頂いております。 "トリ"・"鳥籠"・"ツガイ"など、トワツガイの世界観を表現できるよう、特にUI系のSEはこだわって作らせて頂きました。是非遊んでみてください。 https://www.jp.square-enix.com/towatsugai/

    • 著書『効果音の作り方バイブル』の内容を実践解説(動画公開)

      6月23日に登壇させて頂いた効果音オンラインセミナー、SIG-AUDIO ♯20 にて公開させて頂いた動画(約45分)につきまして、Youtubeで公開致しました。セミナーに参加されなかった方もご覧頂けますし、参加された方もじっくり振りかえって頂ければ幸いです!

      • SigAudio ♯20 オンラインセミナー(無料)に登壇致します。

        皆さま、お久しぶりです。 OGAWA SOUNDの小川です。 サウンドデザイナーの佐藤豪さん(https://twitter.com/gosato_bass)からご紹介を頂き、SIG-AUDIO ♯20 のオンラインセミナーにて登壇させて頂くことになりました。 内容としましては、2023年3月に発売させて頂いた著書「効果音の作り方バイブル」から項目をピックアップし、本に記載している内容を実際にDAW(FLstudio)を使って実践していく内容となります。 何もない状態か

        • 新刊「効果音の作り方バイブル 考え方からしっかりわかる」の発売日が決定しました。

          皆さま、こんにちは! OGAWA SOUNDの小川です。 2020年から執筆を始めていたあたらしい効果音に関する本につきまして、発売日や詳細が決定しました。詳細は下記のとおりです。 2020年の夏ごろから執筆を開始して、執筆を終えたのが2022年の11月なので約2年半の月日を費やしました。その分、充実した内容に仕上がったと思いますし、執筆をすることで自分自身の効果音制作に対する考え方も整理することができました。お世話になっている出版社の技術評論社様には大変感謝しています。

        「トワツガイ」にて、効果音制作を全編担当させて頂いております。

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        • 効果音制作実績
          4本
        • 効果音の考え方
          4本
        • 効果音の作り方
          8本
        • 機材レビュー
          5本
        • 効果音録音レポート
          7本
        • OGAWA SOUNDの効果音制作体験談
          3本

        記事

          ZOOM ZPC-1&F3 録音レビュー(AB,XY,ORTF,NOSマイク方式別に実験)

          先日ZOOMさんから発売されたマッチング済みのペンシル型コンデンサーマイク「ZPC-1」を使い、地元にある小さな滝を録音してきました。レコーダーは同社のF3を使用し、AB、ORTF、NOS、XYの4種類のマイク方式で録音を行いました。 同じ場所、録音レベルでレコーディングしているので、各マイク方式によるステレオイメージや音質の違い、ZPC-1の録り音など確認していただけるかと思いますので、ご参考になれば幸いです。音声ファイルをアップロードしていますが、聴き比べが出来るように

          ZOOM ZPC-1&F3 録音レビュー(AB,XY,ORTF,NOSマイク方式別に実験)

          10年間支えて頂きありがとうございます。(OGAWA SOUND 10周年)

          こんにちは!OGAWA SOUND代表の小川哲弘です。本日、OGAWA SOUNDは10周年を迎えることになりました。10年という節目を迎えられたのは、これまで支えてくれた家族はもちろんのこと、効果音制作や本に関するお仕事をご依頼していただけたクライアントの皆様、効果音素材をご購入頂いたクリエイター様、SNSでいつも応援してくださる皆様のおかげです。本当に心からありがとうございます。 この10年を振り返ってみると、様々な出来事がたくさんありました。OGAWA SOUNDとし

          10年間支えて頂きありがとうございます。(OGAWA SOUND 10周年)

          『ZOOM F3 フィールドレコーダー』ファーストインプレッションレビュー

          ZOOM社から販売されたフィールドレコーダー「ZOOM F3」のファーストインプレッションレビューです。発売発表からすぐに注目を浴び、ネットでは瞬く間に完売していく中、運よく入手することができました。 注目されている機能が、32bit float録音です。32bit float録音による恩恵は、ゲイン過大入力による音の歪みや、逆に録音時のゲイン入力が小さすぎてSN比が悪くなってしまう、といったゲインコントロールによる録音の失敗がなくなることです。F3はこの機能を手のひらサイ

          『ZOOM F3 フィールドレコーダー』ファーストインプレッションレビュー

          2021年ゲーム大賞優秀賞『天穂のサクナヒメ』の蝉の声は交野の蝉!刀のビシバシ音の効果音を作った人は、交野市在住の小川さん!

          明けましておめでとうございます。本年度もどうぞ宜しくお願い致します。 私の地元である交野市の情報サイト、交野タイムズさんにてOGAWA SOUNDを先月取材して頂きました。繋げて頂いたご縁に感謝します。 取材の主な内容は、インディーゲーム開発チーム『えーでるわいす』さんが制作し、マーベラス様から2020年11月に発売された「天穂のサクナヒメ」で使われた効果音について。 記事でも触れていますが、ゲームの中で聴こえる”セミ”や”鈴虫”の鳴き声は、交野市の各地で私がフィールド

          2021年ゲーム大賞優秀賞『天穂のサクナヒメ』の蝉の声は交野の蝉!刀のビシバシ音の効果音を作った人は、交野市在住の小川さん!

          『Arturia AudioFuse Studio』のレビュー(オーディオインターフェイス)

          Arturiaのオーディオインターフェイス、「AudioFuse Studio」についてのレビューです。これまでZOOM「UAC-2」を使っていたのですが、制作環境の将来を見据えてオーディオインターフェイスを新調しました。ユニバーサルオーディオの「Apollo Twin X」とも迷ったのですが、Arturiaが独自に1から作り上げたマイクプリアンプDiscretePROに魅力を感じたのが決め手です。 DiscretePROについての説明 https://arturia.jp

          『Arturia AudioFuse Studio』のレビュー(オーディオインターフェイス)

          ZOOM『TPS-5』デスクトップスタンドの活用法

          ZOOM『TPS-5』が届いたので、簡単なレビューと活用法をご紹介します。同社のハンディレコーダーやハンディビデオレコーダーと互換性があるデスクトップスタンドです。 手に取った感じは軽すぎず、重すぎない、ちょうど良い重さに感じました。三脚もしっかり開いてくれるので、重心が下がって倒れにくいです。接続部分も自由雲台なので角度がつけやすく、操作の面で不便に感じることもありませんでした。 同社のハンディレコーダーH2n(写真右)にも、アクセサリーパックとして三脚が付属していたの

          ZOOM『TPS-5』デスクトップスタンドの活用法

          マイクプリアンプ(ART Tube MP Studio V3)の真空管比較

          ART Tube MP Studio V3 購入時に組み込まれていた、中国製の「12AX7」とスロバキア製の「ECC83S」をマイク録音して聴き比べてみました。おまけでオーディオインターフェイス(ZOOM UAC-2)に直接挿した音源も入れています。 マイク:RODE NT1-A オーディオインターフェイス:ZOOM UAC-2 Studio V3設定:INPUT,OUTPUT最大値 ボイシング値はFLATを選択 調べてみると、呼び方が違うだけで「ECC83S」は「12AX7」と同じもののようです。なので、違いは原産国によるものだけというシンプルな違いですね。 音源を比較すると、それほど大きな違いはないように感じます。あえて言うなら、 「直挿し」→「ECC83S」→「12AX7」 の順に音質が柔らかく曖昧になっている印象はあります。直挿しが一番アタックがあり、ソリッドですが、「12AX7」は音がマイルドで柔らかいイメージ。今回交換した「ECC83S」はその中間っぽいイメージですね。 総評としては、Studio V3のボイシングをFLATにした今回の実験では3つにそこまで大きな違いはないので、完全に好みで選んで良さそうです(笑) 効果音収録時にこのマイクプリアンプを使えないかなと引っ張り出してきたのですが、今のところ音質面で大きな利点を感じなかったので、他にメリットがないか引き続き実験をしてみます。

          マイクプリアンプ(ART Tube MP Studio V3)の真空管比較

          マイクプリアンプ(ART Tube MP Studio V3)の真空管比較

          サウンドエフェクトの作り方[改訂版]販売開始

          著書「サウンドエフェクトの作り方[改訂版]」の発売日が8月26日に決定し、各ネットショップにて販売が開始されました。 ご興味ある方は是非お手に取ってご覧いただければ嬉しいです。 ※ご予約のリンクを下部に貼っております。 「サウンドエフェクトの作り方」は、 2015年12月に工学社さまより出版させて頂いた、 効果音の作り方をまとめた本です。 できるだけ専門用語や難しい言葉を使わずに、 当時の私の知識や効果音のレシピを、 楽しく読んでいただけることを目指しました。 おかげさ

          サウンドエフェクトの作り方[改訂版]販売開始

          ZOOM Am7 を使ったサウンドの聴こえ方 #2 ベニイロフラミンゴの鳴き声

          和歌山県のアドベンチャーワールドにて、ZOOMのAndroidスマートフォン用マイク「Am7」を使って録音しました。マイクのステレオ幅は120度を設定しています。 映像の手前にいる紅いフラミンゴ(ベニイロフラミンゴ)がよく鳴いていて、園内のBGMも右側から流れてきている感じですね。フラミンゴが片足で立っているのは、水に体温を奪われないようにするためとのこと。映像でも、右側にいるフラミンゴが片足で立っている様子が確認できます。 フラミンゴの鳴き声がイメージできなかったので、

          ZOOM Am7 を使ったサウンドの聴こえ方 #2 ベニイロフラミンゴの鳴き声

          ZOOM Am7 を使ったサウンドの聴こえ方 #1 波の音(千畳敷)

          和歌山県にある千畳敷にて、ZOOMのAndroidスマートフォン用マイク「Am7」を使って録音しました。マイクのステレオ幅は120度を設定しています。ウインドスクリーンを忘れるという痛恨のミスをしてしまい、風防無しの状態です。 ZOOM Am7はこのようにスマートフォンに直接接続して高品質な録音が行えるマイクです。スマートフォンをレコーダーとすることができるので、旅行先などで気軽に録音が行えるのが便利です。 ZOOM Am7の簡易レビューはこちらで記事にしていますので興味

          ZOOM Am7 を使ったサウンドの聴こえ方 #1 波の音(千畳敷)

          ZOOM H3-VR を使ったバイノーラルサウンドの聴こえ方 #3 波の音(円月島)

          和歌山県にある円月島。その円月島が正面に見える海岸でZOOM H3-VRを使ってAmbisonics方式で録音を行いました。Ambisonics Aフォーマットからバイノーラル方式に変換していますので、ヘッドフォンで試聴することで臨場感のある波の音が聴こえます。

          ZOOM H3-VR を使ったバイノーラルサウンドの聴こえ方 #3 波の音(円月島)

          ZOOM H3-VR を使ったバイノーラルサウンドの聴こえ方 #3 波の音(円月島)

          ZOOM Am7 ステレオマイクの簡易レビュー

          Androidスマートフォンに直接接続して高品質な録音が可能な、ZOOM Am7 を使ってみました。 内容は、 ・Am7本体 ・ウインドスクリーン ・ケースアジャスター(本体底部に取り付け) ・スペーサー(クッションシール) 以上となっています。 Am7本体部分 Am7本体です。手のひらサイズでかなりコンパクトです。入力ゲインを調節できるダイヤルツマミ、入力レベルを3段階で視認できるLED、ステレオ幅を90度、120度、MS(後から編集でステレオ幅を可変可能)の3つ

          ZOOM Am7 ステレオマイクの簡易レビュー