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就活は恋愛なんですか!?
就活について熟知していそうな人が「就活ってぇ、恋愛と同じなんですよぉ…」って言うけど(偏見)、それは本当なのか。
多少の就活と恋愛の経験を活かして、自身の就活が恋愛だったのかを振り返ってみる。
まず、就活のあらましはこんな感じ。
初めは空間デザイン、建築業界への就職を目指していた。
しかし、就活を進めていく中で自身のやりたいこと、実際にその業界がやっていることにズレを感じた。やりたいこと、やってきたことを改めて振り返り、UI/UXデザインの領域に焦点を当てた。
合同説明会に参加した際、偶然私のポートフォリオがクックパッドの採用担当の方の目に留まり面談をすることになった。そのまま選考に入ったが当時は自分が入れるわけがないと、どこかで落ちる前提で選考に臨んでいた。
しかし、厳しいながらも選考を突破し内定をいただくことができた。偶然の出来事もありながら、みんなが知っているサービスのデザインができることがとても嬉しかった。
さて、この就活を恋愛にメタモルフォーゼさせるとどうなるか。
私の恋愛観、知識に依存するがこんな感じになる。
初めは清楚系で、真面目な子が好きだった。
しかし、幾度か恋愛をする中で自身が相手に求めること、タイプの人たちが私に求めていることにズレを感じた。好きなタイプ、付き合ってきた人を改めて振り返り、今度はギャルに焦点を当てた。
合コンに参加した際、私の年収・趣味等がひとりの女性の目に留まり、後日ふたりでお茶をすることになった。そのままお付き合いしたいと思いつつも、こんな綺麗な人と付き合えるわけがないと、いつか振られる前提で関わっていた。
しかし、地道に関係を築いていき、ついに付き合うことができた。偶然の出会いではあったが、誰もが羨む美人と付き合うことができてとても嬉しかった。
まぁ、こんな感じ。
就活は恋愛と言えないこともない…けど、だから何だって感じ。
ひとつ思ったのは、昨今の就活と恋愛を見ているとマッチングアプリでの恋愛をイメージするのがわかりやすいと思った。
マッチングアプリの相手を年齢や年収、居住地で絞り込む行為。これが企業を創業年数や年収、勤務地で絞り込む行為に似ていて、最初のやり取りがオンライン上であることも似ている。何度か会ってから付き合うのも。
マッチングアプリでの恋愛が普遍化してきた今日では「就活は恋愛」を高い解像度で認識できるようだ。
結論として、(あくまで私の)就活は前時代的な恋愛で例えられ、マッチングアプリでの恋愛を用いることでその解像度が高まることがわかった。
しかし、就活も恋愛も転換期にある今、多様化するそれらを用いて「就活は恋愛」と言い切ることは、「それらに一致するところがある」ということ以外に何も言っていないようにも思えてくる。
例えることで物事を整理できることもあるだろうが、それにしては例え先がセンシティブな何某かを孕んでいる確率が高い。
言葉に対する解釈が多様化するにつれて、言葉を言葉で例えるのは難しくなっていくのかもしれないな。
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