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岡田斗司夫さんのいう「フラタニティ教育」をそろそろはじめませんか

2014年11月3日の東京学芸大学講演「岡田斗司夫の頭が良くなる教育論」において提言した岡田斗司夫先生の #フラタニティ教育

国民教育、市民教育の次の段階になるであろうと予想しています。

フラタニティ教育というのは、いかにまわりとつながり、つながる中で自分を目立たせて、周りに評価させて #評価経済 の中におとしこめるのか、を学ぶ新しい教育の形であるとしています。

フラタニティ教育には、仮説でしかありませんが
・ブログやYouTubeなどネットの世界の表現力を教える
これが新しい世界の読み書きになります。
・クラウドファウンディングを経済学として落とし込む
お金ではないいろいろなかたちで援助を受けて、それをもう一回社会に還元できるのか
というものが挙げられます。

フラタニティとは、フランス革命の「自由・平等・博愛」の博愛と訳されている部分が #フラタニティ で同胞愛とか同族愛ともよく翻訳されています。同じ立場の人間が同じ考えを持っている人たちで連帯しようという考えです。

近くにいる人たちを大事にするという志向であり、人間関係がすべてであると考える事でしょう。ネットを活用した目立ち力、どれだけ自分のことを目立たさせるのか、自分に共感してもらえるのかの力を与えることが、新しい教育の形になるとしています。

国民と市民の次の教育は、次の世代が決めることなのですが、#岡田斗司夫 先生は #友愛民  #フラタニティ教育 と呼んでいます。

フラタニティな人たちが、個人ではなく人間関係が豊かになり、共生する社会が豊かになっていきやすくなる教育が必要になるといっています。

8年前の #岡田斗司夫 さんの大学講義動画を見返して文字おこししてみて、そろそろこの教育を始めたほうがいいのではないかと思っています。

【前の動画】 教育のエグい真実①歴史で分かる教育の本質 我々は何のために勉強するのか、本当の理由を知っていますか? https://youtu.be/PqXvsGBRUNo

教育のエグい真実②今の教育はもう限界を迎えてしまった https://youtu.be/KItE_T4XZo8

【元動画】


【未来の教育予想】次世代は繋がりと共生のフラタニティ民!そこで権力を持つのは…!【岡田斗司夫切り抜き】教育論・東京学芸大学講演・繋がり・共生・友愛民・美人・アイドル・国民教育・市民教育

00:00 今の教育は最末期 

新しい教育を考えるのが今回の目的です。

大前提として、僕らの社会には教育というのはもともとなかったわけです。親は子を好きなようにする権利があるし、売り買いもできたわけだし、人材として活用できる家庭内資源であったわけです。それが、よその国と対抗して軍事的にも経済的にも競争しなくてはならなくなりました。 

その結果、民から国民になりました。国民の生産力をあげるようになりました。

その結果、#国民教育 というのが生まれて、日本人も列強のに追いついけるよう、兵隊を強くしようと「服従心と団結心」を強く持とうという教育をおこないました。

その結果、豊かさが生まれて、個性を認めてくれとなって国民から市民となりました。「個性と競争」を求める #市民教育 になりました。

民の時代は王様のいうことをひたすら聞いていればよく、国民の時代は偉い政治家のいうことをきいてればよく、文句があるなら選挙でひっくり返すことができたわけです。ところが市民の時代になったら偉い人はどこにもいなくて、個々の政治家に対して自分の意見を言ったり、考え方をいうようになっています。

どんどん統治体制がマキャベリのいう、単純で効率的なものから、複雑で効率の悪いものにおりてきています。

いまは市民教育の最末期です。
マキャベリ的にいうと政治的に混乱しています。

単純な君主が一人で決めて、そいつが決めたことやったことがすべてだったわけです。それが、この世の中の諸問題に対して選挙で選ばれた政治家が責任をとるべきであるとなって、彼らがミスをしたら市民に対して説明する義務があるようになり、市民は説明に納得したうえで、よりよくするのに政治運動をしなくてはいけない。
とんでもなくいま複雑なところまでおりています。

03:20 新しい「フラタニティ教育」

岡田斗司夫先生は、新しい教育の姿を「フラタニティ教育」と名付けています。国民教育、市民教育の次の段階になるであろうと予想します。

https://youtu.be/aGDy37y2OWI

フラタニティとは、フランス革命の「自由・平等・博愛」の博愛と訳されている部分が #フラタニティ で同胞愛とか同族愛ともよく翻訳されています。同じ立場の人間が同じ考えを持っている人たちで連帯しようという考えです。

押しつけ教育を経て、個性と競争の認める社会をから、友愛になるとみています。

https://youtu.be/aGDy37y2OWI

このようにいうと、まるできれいごとのようにきこえるのですが、現実には厳しい部分もあります。

04:35 次世代の変化

何でこう思うのかというと
20歳から25歳の間で何が起こっているのか
ということを見ていこうと思います。

特徴として、成績順で採用を決めたらえらいことになるといっています。成績順でとるのが嘘偽りない採用なのですが、それをやると採用するほとんどが女性になってしまいます。実は大学の学力バランスが大きくくるってきていて優秀な学生はほとんど女の子。なので会社が無条件に成績順に採用すると女性ばかりになります。

だったら女性ばかりにすればいいじゃないかと思いますが、ここで問題があって優秀な女の子ほど #上昇志向 がなくなってきています。

?国民教育、市民教育は、みんなが上昇志向を持っているから成立した社会です。ところが、上昇志向もって金持ちになろう、出世しよう、という人がどんどん減っています。

昔のウーマンリブは男と戦って、立場を勝ち取ろうとしていたけれども、いまは、誰も議論をしたがらず、周りと仲良くしたがる、と婦人運動やっている人がいいます。

競争社会から共生社会へと人間のかたちが変わってしまいました。

政治意識に目覚めて運動して、社会の中で金を稼いでのし上がろうとする人がほとんどいな区成りました。優秀であればあるほど上昇志向につかうのではなく水平方向、ほかのひととのつながりにに使いたがります?

前の世代の人から見て、ハングリーでないと見えるかもしれませんが、これは今までと同じことです。

国民教育世代の人が市民教育世代のみると「なんて自分勝手なやつなんだろう」としか見えないです。対して市民教育世代の人は国民教育世代の人をみると「国家のいうことを信じて個性のないやつなんだろう」と思います。

では、市民教育世代の人は
新しいつながり世代のことをどう思うのか
やる気がないように見えたり、覇気がないように見えたり
それは自分がやりたいことがわからないだけだろう
すぐに会社を辞める心が弱い世代
市民教育世代はつながり世代を理解できません。

なんであんなに言い合うのだろう
なんであんなに奪い合うのだろう
みんなで一つのものを持っていればいいのに、
一つ一つを独占したがるのだろう
何でみんながばらばらの家に住んで
お互いが冷蔵庫を持たなきゃならないのだろう
それぞれに必要なものはスマホぐらいで
他のものはだいたいシェアしたら楽じゃないのか
強欲なおかげで貧しくなっているかわいそう
つながり世代は市民教育世代のことを理解できなかったりします。

最近では、優秀な人が総合職(管理職)でなく、一般職(お茶くみ・コピー)を選んでしまうそうです。競争の中で自分をすり減らすことを、とことん嫌がっています。そういうことに神経を使いたくない。優れた人は無理な上昇志向を持たないというのがこの次の世代の特徴です。

09:54 サスティナブルを目指すしかない

資源の限界感

無限に石油があるわけではありません。
原子力も万能の回答になっていません。

経済の停滞

次に経済が停滞しています。世界中で徹底的に貧しいところがなくなってしまいました。簡単でうまい儲け口はなくなってしまいました

ITで単純化して便利にすることで、新しい富が生まれます。これまでのように産業革命が起きてみんな工場で働くという構造ではありません。工場で働く人が仕事がなくなり、ITの力で職を得られ、ITの力で便利になってコストが安くなっていきます。

地球規模のものは、もうとめようがありません。
地球規模で経済格差がなくなり、イコール経済成長がなくなっていきます。

国民数の減少

この地球には人口としてかかえられる限界があって、先進国から順番に人口が減っていきます。日本の次に中国の人口バランスも崩れていきます。中国は一人っ子政策をしたせいで中国でも極端な人口減が大問題になっていきます。だからといって中国は人口を20億人には増やせず、もう限界が来ています。何より水資源が少なすぎるので、もともと工業大国に向いてないのに無理やり工業国にして人口を今の水準にまで持ってきており、その無理も限界が来ています。

これからは
資源の限界感、経済の停滞、国民数の減少 により、縮小するか、現状維持をする世界です。
サスティナブルという言葉で代表される考え方で、いかに奪い合って誰かが豊かになるのか、というのではなく、いかに分け合ってみんなが豊かになるのか、というのを目指すしかない社会です。

13:31 美人の社会資本化

「所有と独占」から「分配と共有」への面白い見え方がアイドルです。

「美人」というのは独占と所有の対象でした。美人がいると王様はかくして後宮のいれたりしました。しかし今は社会資本化される状況になっています。子供が社会資本化されたように、美人も社会資本化されています。私たちの世界が分配と共生の社会に入ろうとしているからです。

アイドルはアイドルでなくなるまで恋愛が禁止されています。タレントさんは彼氏彼女がいることを必死に隠そうとします。なぜ隠すのかというと、売れなくなるからです。なぜ売れなくなるのかというと、人間じゃなくアイドルなのだから、社会資本として人権の一部をはく奪して恋愛しないことを前提として、高いポジションの喜びを与えています。

16:58 支配層は美で決まる?

支配者層は、世襲による王様、から、エリートに。エリート、から、選挙や企業の競争に勝ち残った者たちに。選挙や企業の競争に勝ち残った者たちに、から、美しい人たちへとなるとしています。

政治家というのが若くて顔がいい人になっています。いまぼくたちは美しいものをめでて、美しいものにあらゆる権限や社会的な見本を与えるようにしています。ファッションリーダーが存在し、追いかけています。

#見た目至上主義社会 という、実情が落とし込まれています。

イケメンとかわいい人たちが支配層になります。

18:51 友愛民

国民から市民になって、次の友愛民(フラタニティピープル)が標準的な市民になります。

「画一的な教育」から「個性と競走」から「つながりと共生」の社会となります。そこで生きる民を仮称するなら「友愛民」というべきでしょう。

国民教育の中で「服従心と団結心」を持ちつつも、市民社会の中でついていけなかった人に「頑固おやじ」「時代錯誤の人」が存在します。

つながり社会で、社会変化の中でついていけない庶民層が #マイルドヤンキー で、ついて行っている人が #リア充層 です。

フェイスブックでつながっている人たちが他の人から見たらうらやむような人たちの過半数が、リア充層。リア充の定義は、そのひと個人の能力ではなく、その人がもっているつながりを持っている層全体が友愛民に近いのかがリア充層です。

これに対して自分自身の力で生きようとしたり、人とのつながりより自分の力で何とかしようとしている人たちが、これからの社会の低層階級になりつつあります。これを岡田斗司夫先生はマイルドヤンキーと呼んでいます。

20:48 教育はどう変わる?

シェアハウスに住んでつながる人たちへの新しい教育制度はどのようなものにしていくべきでしょうか。

全員に同じことを教えて一斉に同じ本を読む #国民教育 は成立しません。やみくもにすべての人に「個性を伸ばして競争して上昇志向をもちなさい」「競争して豊かになりなさい」という #市民教育 もできません。

新たな教育は「脱恋愛」「脱家族」「脱組織」

市民教育がもっていた、それまで大事だと思っていた、家族の形から抜け出せるか、恋愛の形から人間関係から抜け出せるかどうか、です。

つながりの社会では、恋愛はいいことのひとつではあるけど、他の人間とのつながりを奪ってしまう悪い面もあります。それが冷静に観察できるかどうか、です。

彼氏彼女をつくることによって今の友達と疎遠になるくらいなら、だいたい今の若いひとたちは彼氏彼女をつくらないほうを選びます。それは草食化ではなくフラタニティ化しているからです。

理解できないから草食化と呼んでいるだけです。

近くにいる人たちを大事にするという志向であり、人間関係がすべてであると考える事でしょう。ネットを活用した目立ち力、どれだけ自分のことを目立たさせるのか、自分に共感してもらえるのかの力を与えることが、新しい教育の形になるとしています。

フラタニティ教育というのは、いかにまわりとつながり、つながる中で自分を目立たせて、周りに評価させて #評価経済 の中におとしこめるのか、を学ぶ新しい教育の形であるとしています。

フラタニティ教育には、仮説でしかありませんが
・ブログやYouTubeなどネットの世界の表現力を教える
これが新しい世界の読み書きになります。
・クラウドファウンディングを経済学として落とし込む
お金ではないいろいろなかたちで援助を受けて、それをもう一回社会に還元できるのか
というものが挙げられます。

https://youtu.be/aGDy37y2OWI

国民と市民の次の教育は、次の世代が決めることなのですが、岡田斗司夫先生は友愛民・フラタニティ教育と呼んでいます。

フラタニティな人たちが、個人ではなく人間関係が豊かになり、共生する社会が豊かになっていきやすくなる教育が必要になるといっています。

https://youtu.be/aGDy37y2OWI


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