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【目印を見つけるノート】512. T型フォードと「とっかかり」

ムシムシして寝苦しかったですね。

きのうは車のお話を書きましたが、詳しくもないのによく書けるなあとわれながら感心しています。
きょうは、そこから派生した素敵なことについて、また詳しくもないのに書きます。

実は、スーパーカーが流行っているときに、自動車の歴史のような本を読んだのです。そして、T型フォードに乗ってみたいと思いました。大量生産されたとっぱじめの自動車ですね。あの形は美しいなと個人的に思っていたのです。

サンフランシスコにホームステイに行ったとき、それが微妙に叶いました。
ホストファミリーのお父さんが自宅のガレージを案内してくれたとき、その奥まった一画に見つけたのです。
T型フォード!
お父さんはマニアというほどではなかったようですが、お持ちだったのですね。
ただ、バリアがかかりました。
ガレージがガソリンの匂いで充満していて、「Ooops!」
車酔いの激しい私は即気持ち悪くなってしまったのです。乗せてくださいという英語を思い付く余裕もなく、奥に進んで触らせてもらうのもできませんでした。本当に見ただけ。ですので、微妙に叶ったという感じです。

その微妙な感じを払拭するために、
T型フォードを運転されている方の映像を。

何が起こっているのか分かりやすい?音も、運転席のちょっと狭い感じも、走る姿もいいですね。
このタイプではなかったですが、やっぱり、座らせてもらえばよかったな。

アメリカではたまたま、添乗員さんがレンタルしていたポンティアック・ファイヤバードに乗せていただくこともできました。それは酔わなかった😅

このタイプだったと記憶しています。ペイントは少し違っていたようにも思います。

それよりずっと後ですが、フェラーリに乗せてもらったことがありました。ボウリング仲間の方に家まで送ってもらったのです。スピードはまあ、制限がありますから何ですが、車内は静かで滑らかなのがとても印象的でした。スッと進んでスッと止まる。運転の仕方もあるのでしょうが、カックンカックンは皆無でした。

「何か、やたらと人が前を横切るんだよね。信号待ちのときならいいんだけど、走っていて自転車に横切られたりするとヒヤッとするよね」

走っているときは論外ですけれど、信号待ちの場合は、やっぱり、近づいて見てみたいという欲求が人の方にあるのではないでしょうか。私個人の感想ですが。



また、詳しくもないのに書いてみたのですが、「とっかかり」を持っているのは大事かなと思います。
興味の糸口、と言ったらいいのかな。
T型フォードにしても、フェラーリにしても興味がなければ印象に残らないでしょう。そのようなことはたくさんあると思うのです。どの方面にとっかかりを持つかというのは人によって異なるでしょうけれど、自分が普段スルーする分野のことほど、知ってみると奥が深いというのはあります。

そのことに気がついてから、どんなことにもとっかかりをつけておくようになりました。そうすると人と話すのも楽しいのですよね。相手の興味ーーもちろんそれを他に話してみたいと思われているならですがーーに大いに学ぶことができます。自分の詳しい分野ですと、場合によってはマウントの取り合いになってしまうかもしれませんから(苦笑)。その場合でも、常に上には上がいます。
自分がいっぱしだと思った時点で井の中の蛙かなと。

詳しくないからこそ、追求してみたい。
という気持ちです。

今日の1曲は車窓の風景かしら。
BOB DYLAN 『From a Buick 6』

ビュイックはアメリカの車ですね。
アメ車!というイメージ。

それでは、お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽



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