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【機関支援】児童発達支援・放課後等デイ 2021.9.18

お久しぶりです。おがるのエミリーです。
すっかり秋の空気になりましたね!エミリーは最近とてもよくお腹が空きます

今日は、機関支援先の児童発達支援・放課後等デイの事業所の実践についてご紹介させていただきます

こちらには”利用児の支援を一緒に考えてほしい”というニーズで訪問しており、今年度は、アセスメントから支援を考えることを一緒に進めています。

1枚目の写真は、おがるが作成したアセスメントキット『OSA(Ogaru Start Assessment)』を用いて一緒にアセスメントを実施した様子です。どのように教えるのか、関わるのかを考えるためには「発達障がいの特性」のアセスメントが必要ですが、日常の場面では情報を取りきれないこともあるかと思います。

OSAは発達障がいの特性が見られるような作りになっています。またOSAはインフォーマル検査なので、実施に資格はもちろん必要なく、主にわたしが実施しつつ、事業所のスタッフの方にも検査者になってもらいました。

スタッフの方々からは「思っていたより本人の力があることがわかった」「本人の注目しやすいものがわかった」「支援グッズ(待ちますカード)があれば座って待つことができるんだ」など、今まで気がつかなかったご本人の姿をたくさん見ることができたようです。

また、実施している様子を動画撮影して共有したのですが、検査場面にいられなかったスタッフの方も動画を見てくれたようで「今度こうやって支援してみようかな!」と盛り上がったようです。

2枚目は、アセスメント情報をもとに作成した支援グッズです。
アセスメント結果から支援を考える予定で、OSA実施後になかなか訪問できずにいたのですが、先日伺ったら、ご本人の活動の見通しを示す支援グッズができていました!すばらしいです。

このお子さんは、スタッフのマンパワーがある中で過ごしているため大きな困りはなかったのですが、今回「写真への注目が良いこと」「視覚的な指示で行動に結びつきやすいこと」「上から下への流れがわかること」がわかったので、これまで声かけで行っていた、次の活動への促しを視覚的に行うことにしてみたとのことでした。

声かけで促していたときには、切り替えに時間がかかることもあったのですが、グッズを導入したところ、自発的かつスムーズに動けるようになったそうです。
お子さんの特性に合う指示を示したことによって、ご本人が見て「何をすれば良いのか」がわかったのですね


わたしも伺ったときにその場面を見せてもらったのですが(3枚目、4枚目)、しっかりと見ることができていて、指差しをしながら確認をしてトイレに行けていました!
戻ってきた時の「俺、行ってきたぜ!」とでも言わんばかりのドヤ顔が、なんとも可愛く輝いていました

「自分で確認して、自分で動ける」ということは、スキル面でも身につくと良いものの1つになりますが、プラスして達成感や自己効力感にもつながるという意味で、大切なことですね

一度に見せる量はいくつくらいが妥当なのか、このボードをどこに置いておくのが良いのか、他の場面でもこの仕組みを使っていけるだろうか、他の子の場合はどうなんだろう…等々、特性を改めて整理してみて、本人の強みを使ってさらに磨きをかけていく予定です

また機会があれば、その後を報告したいと思います

それでは


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