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この時代に靈氣を持つ意味

龍神靈氣読本は、毎週月曜更新します。
臼井靈氣は、いまから100年近く前に京都鞍馬山にて日本人の禅僧臼井甕男氏により発見、体得されました。
もしかすると、使い方は当時、加持祈祷の一部のように捉えられていたかもしれません。
最近目の前でお加持を観る機会があり、そう思うようになりました。
実際にわたしが観たお加持は、臼井靈氣とはまったく別物ですが、病気治しもしていたようなので、ある意味お加持かもしれません。
大正末期に世に呈された臼井靈氣は、当時は嫁入り道具として重宝されたそうです。
家財道具を嫁に持たすより、病を治せる嫁がいた方が確かに婚家としては有難いし、可愛がられたことでしょう。

現在代替療法として認知されている靈氣ですが、龍神靈氣門下生の方には、お稽古の過程でいまの状況にあった使い方をお伝えしています。
臼井靈氣を根幹に派生した龍神靈氣は、基本的には臼井靈氣とやり方は同じです。
違いがあるのは、隻手法にこだわった点。
右手左手の意味と、なによりのこだわりは「思考」。
どの角度から物事を見て解釈するかをお稽古内で鍛えていきます。
起きた現実が正解である、という見地に立つ龍神靈氣。
起きて欲しくない現実は幸せになるために必要なプロセスと捉え、その不具合をどう捉えたら幸せになる方へ舵を切れるか、見ていきます。
その後、次のお稽古日まで出てきた課題を一人ひとり取り組んで頂き、緩やかにシフトチェンジしていくものなのです。

コロナ禍があり、対面伝授含めそれまでの接触式の伝授から遠隔式の伝授に変えました。
当初は初伝のみの教授でしたが、8月から全段階遠隔伝授にて教授を開始します。
講座内で行うオレンジジュースの実験。
そこからが、靈氣術者としての第一歩となります。

なぜ、いまこの時代に靈氣なのか。
さまざまなことを、自らでなんらかの対応が取れた方がいい時代だからと思うからです。
一番の対応は、不安の軽減。
臼井靈氣は「安心立命」を根幹に置きます。
安心せねば、命を役に立たせることはできまい、という思想から来ています。
しかし、わたし達は不安と手を繋ぎやすい教育を受けています。
それをどうにか跳ね除けなければ、前に出るのは難しいことなのです。
前に出るための最初の一歩、それをなかなか踏み出せないようなことがないよう、積極的に靈氣の取得を薦めていく所存でいます。

靈氣はお道具。
そう言われる環境下で育ちました。
確かに靈氣はお道具ですが、単なるお道具ではありません。
ご神氣と言われるものを扱う人にはそれなりの心得が求められます。
靈氣を扱うその瞬間だけは、お坊様や神官職の方と同じ立場に立つからです。
お稽古は、そのために行う意識の訓練。
修行してすごい力を得ることを売りになさる学校もありますが、西陣の拝み屋のカリキュラムは地味なことの反芻。
でも、それが実は一番力がついていくことなのだと思っています。
ベストキッド方式。
かの名作にあやかり、そう名付けた訓練法で使える靈氣をお伝えしています。
オンラインでの履修も可能です、ぜひ一度お気軽にお問い合わせ下さい。


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