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龍神靈氣読本は毎週月曜更新します。
今週はタイミング狂い過ぎてすっかり水曜の夜更けに更新……。

GWが終わります、皆様どのような連休でしたか?
わたしはお仕事を細々ですがさせて頂け、大変有難い連休でした。
GWは、基本休まないでもう何年も来ていますが、昨年に続く緊急
事態宣言で、ご依頼の数はものすごーーーーく減りました。
お商売としてお仕事させていただいていますので、当たり前ですが
いろいろ考えるわけで。
この連休にご依頼が入らないのはコロナのせいなのか、それとも
京都では、わたし程度のスキルではまったく相手にされていないのか、
どっち?と毎年悩みます。
(実際に「あなたに京都は無理」と言って大阪での仕事を薦めた知り
合いも過去には居ましたからねぇ……)
関東にいたときは、当然いまより連休はお仕事できていた実感がある
わけです。
それが時代なのか、全国では通用しない実力なのか、考えたくないけど
考えてしまうわけでして。
精神衛生上よくないなぁ……とか思ったりします(笑)
先ほど国は緊急事態宣言の延長を決めた、と、速報が入り、うちを
含め協力金の対象にもならない事業の人たちは、ますます本気で
生き残りをかけていかねばならなくなるわけで。
みんな頑張ろうね!としか言えない自分が、いまものすごく嫌だった
りします。
そんな中、希望が持てたこともこの連休にはありまして。
GW中のご依頼は、なんやかんやと靈氣関連が多くて、
それも数年単位で通ってくれていた生徒さんがその出口を
見出す的な時間が多かったんですよね。
それはね、本当に嬉しかったんです。


指導者として、また鑑定士としていろいろな人と会いますが、
中に「過去の記憶がないのです」ってひとが、ときどき
いらっしゃいます。
もうね、ガチで覚えていないんです。
そんなことあるのかって言われたりしますけど、あるん
ですよね、本当に。
わたし自身、小学校時代の記憶ってほとんどありません。
断片的に覚えている記憶は、大きなけがをしたか、追い込まれる
ほどのいじめに遭ったか(笑)くらいなもので。
小5で救世主のような担任と出会いましたが、数か月でその先生が
脳腫瘍で病欠されまして。
人生初の病魔との(間接的な)闘い、後に親友も脳腫瘍で奪われて
いますので、まぁ人生最初の宿敵との出会い、ともいえるかも
しれません。
あそこでもし、先生が病欠していなかったら、きっといま違った
人生を過ごしている代わりに、霊媒師には絶対なっていなかったと
思う。
きっと、これでよかっただろう(笑)。

必死な毎日を、ただ消化試合のように生きている人って、いちいち
覚えていません。
そのくらい、必死に毎日を生きているってことなんですよね。
私見ですが、必死になっているときって、ある意味心を殺している
のだろうと、脳科学的分析から思っています。
人間の記憶とは、行動と感情が紐付けされて記憶されます。
そのどちらか一方が欠落していると、記憶装置が正常に機能
せず、故に覚えておけなくなってしまう。
その「記憶がないんです」と言っている時期のことも、覚えて
いないだけで脳の中にはきちんと格納されているんです。
でも、記憶装置が働いていないから引き出しの鍵が開かない。
開かないから記憶が読みだせない、そんなイメージ。

靈氣の伝授って、上級段階になればなるほど、授業の過程で
その開かない引き出しをゆっくり開ける作業になるんです。
一つ開くたびに自分の閉ざしてきた感情が紐解けて、雪解けて、
きちんと動いていくようになる。
わたしがそうでしたけど、感情がきちんと動くようにならないと
快と不快がわからないわけで、それって本当はすごく危険なこと
なのです。

いつもお伝えすることですが、幸せでいるより不幸でいる方が体力は
使いません。
不幸って結局は我慢比べで、耐えるのって一見大変そうに見えます。
でも、人間の脳には慣れるという性質があるので、不幸が恒常性の
一部に組み込まれてしまえば、どうにかやりきれてしまうものなのです。
でも、一度それができてしまった後が大変で、この恒常性の書き換えは
脳の中である種の禁止行為になるため、そう簡単にアップデートさせては
貰えない。
では、アップデートするためには、どうするか。

一番やりやすい方法としては、常に自分に問いかける習慣をつけること。
「なぜ?」に答えが出たら、次は「それは本当?」と確認する癖をつける。
それも一度や二度ではなく、三回も四回も訊く。
大手自動車メーカーのT社さんは五回くらいは問いかける習慣を社員に
求めている、というお話もあります。
やっぱり疑問視することは、信じることと同じくらいしてみなければ
ならないのだと思うんですね。

人間は直観に従って行動した方が、圧倒的にうまくいきます。
でも、直観じゃないものを直観として認識してしまっている人が、最近
増えてきているような気がします。
直観が確実に直観である、と信じきるためにも自分に対し問いかける
習慣を持っておくことはとても重要なこと。
自己肯定感を高めるプログラムを開講しようと思っていますが、その
プログラムでも自分を信じきるためにきちんと自己対話できるかを
問いかけていきます。

靈氣は手当療法ですが。
でも、令和の靈氣はそれだけでは足りない。
大正に靈氣が生まれて100年、その本質を現代に活かすために
常に進化させ「今日から使える」靈氣として、皆様にお伝え
していくことに、わたしは使命感を持っています。

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日本に数えるほどしかいない故人の通訳。イタコでも口寄せでもなく三者面談風にお筆書きという自動書記を使い故人と遺された人をつなぎ明日を照らす活動をしています。サポートくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします。