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withコロナのスキル1〜フラクタルがないと、広がらない

自粛生活30日を過ぎた。
京都の場合、首都圏への移動宣言が出たのは
4/2だから、個人的には40日近い閉塞期の中で
生活してきたことになる。
それでもまあまあ、まだなんとか普通な気持ちで
いられるのは、いかにこの街も、ちっぽけな
部屋も、愛しているのかって話になる。
いま、しんどい人がいたら、その場所を実は
愛せていなかったのかもしれない、と考えて
みるとよいかもしれない。
半径3メートルの掟の筆頭は、そこは愛する
もので、なるべく埋め尽くすことから始まる。

とはいえ、2年前この街に来たばかりの
ときには、希望以外何にもなかった。
マンスリーマンションにトランク一つで
移住を決めた馬鹿者がわたしである。
出てきて7日目にいまの部屋を見つけ、
契約した。
不動産屋さんに行き「安くて住みやすい
部屋をください」と、呑気なことを
言っていた。
担当さんが神営業さんじゃなければ、
いまごろどうしていたかと思う。
部屋は寝に帰るだけなんで、クオリティとか
別にいーっす。
わたしのこんな男前な感性は神営業さんと
同じだったらしく、男子2名が部屋を探す
的な物件探しになった。
結果「部屋から(天下の)晴明神社が
見える」という理由でここに住んだ。
お客様ならでは特典、て、言われた。

ま。
せやろな笑。

自粛生活に入り、寝るだけに帰る部屋に
一日いることになって。
苦痛じゃないけど、狭いとこに一日中
いるのも、どーなんやろうと思うように
なってきた。
(天下の)の()は、湘南の民であったころの
話で、みなし住民から完全移住し、京都府に
無事納税も始めたいまとなれば、隣に住みたい
神社ランキングの一位は晴明神社では
なくなっていたりする。
人は願望がなければ成長しない。
欲望は人を不幸にするが、欲求は人を
成長させる。

この二つは似て非なるもの、それを
間違えてはいけない。

この自粛生活は、研究気質のわたしには
意外と苦痛じゃなかった。
仕事が趣味、みたいな人間故に働けないと
気が狂いそうになることもわかった。
オンラインで依頼をくださる皆様はマジで
わたしの中で画面の向こうの神様である。
(柏手合掌レベル)
研究ヲタ生活で見つけたものが、これ。
フラクタル。

フラクタルとは

フラクタルを見つけて、自分のヲタポイントが
分析にあることがわかった。
分析し、解明する。
仮説→検証→実証、これがわたしの大好物
パターン。
これを繰り返すとフラクタルが出来上がる。
誰の人生にも、このパターンは必ず存在
するからだ。
よくよく考えれば、小さなころから謎解き
みたいなものばかりに触れてきた気がする。
見えない世界然り、刑事もの然り、歴史物
然り、推理もの、ハードボイルド。
事件に興味がいくのは、このパターンが
最大限に発揮できるから。
鑑定士の仕事を選んだのも、これまた然り。
なんだ、そうだったのか。

時代がどれだけ変わろうが、その人の
パターンが変わるわけじゃない。
そのフラクタルが成り立つデザインを
時代の中に見つけていけばいいだけ。
占い師風にいうと、2020年3月から土星は
水瓶座に入った。
水瓶座の象徴はデザイン、土星は鍛える人を
意味するので、貴方のデザインセンスが
問われる時間、と読み解ける。
この答えが、まさかフラクタルにあるなんて
思いもしなかった。

連鎖するパターンはやがて形を創る。
反対に連鎖できなければ完成はしない、
であるなら、せめて繰り返せる環境を
半径3メートルに配置できるスキルは
身につけなければいけないってことじゃ
ないのだろうか。

自粛期間内の振る舞いは、その先の
人間関係を左右する。
少なくとも、わたしはそう信じている。

日本に数えるほどしかいない故人の通訳。イタコでも口寄せでもなく三者面談風にお筆書きという自動書記を使い故人と遺された人をつなぎ明日を照らす活動をしています。サポートくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします。