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金環日蝕の新月に、鎮靈師になりました

今日はふたご座の新月、そして金環日蝕、さらにいうと時の記念日(笑)。
いまから15年くらい前の今日、わたしは臼井霊気の師範になりました。
入門してから3年かかって、ようやく50人というインターンが終わり
プロの師範としてデビューすることが決まったのです。
そんな記念日の朝、なぜかわからないけれど転寝をして、起き抜けに夢の中で龍に出会いました。
そして、すごく自然に「鎮靈師(しずめみたまし)」という名前が降りてきて、その名前で仕事をしてみよう、と思ったのです。

少し前に霊媒師を辞めてみようと思いますという記事を書きました。
ちょうど1年くらい前、今と同じように緊急事態宣言中で、今後自分になにができるかものすごく考えていた時期でした。
だからこそ、反対に「お祓いしない霊媒師」で居続けることに違和感が半端なかった。
自分がしていることはとうの昔に霊媒師じゃないと思っていたから。

霊能者といえるほどの能力もなく、でも確実に霊体と話をするスキルがあり、目の前で故人と再会した依頼人は自ずと人生を切り開いていく。
そんな姿を間近で見ながら、同時に依存が始まった人は容赦なくその手を離しても来た。
「冷たい」とか「金のためなんだろう」って言った人たちもいたけれどそんな声に傷つきながらも無視して前に進み続けてきた。
それは、ある種の決意みたいなものが自分の中にあったから。
「誰のための霊力か」ということが、いつも頭を離れなかった。


いろんな能力者がいると思うけれど、わたしの場合2018年くらいから「黄泉と生きている人のための霊力」にルールが変わった実感があるのです。
はからずも「お祓いしない霊媒師」として、10年近くお仕事してきたわけですが、お祓いの定義ってなんだろうって思うんですよね。
そもそもが、祓われる靈の定義ってなんだろう、この世はバランスだから、低いものも高いものも、ある一定量が地上にいます。
わたしは先祖は祟らない説を唱えていますが、確かに先祖は祟らないけど邪魔しているケースはあるわけで。
意図的にじゃなく結果として邪魔してる、それって単に壮大な家族喧嘩だと思っていた。
ところが最近になって、そうなる仕組みをあるきっかけで知ることになった。


たまたま立て続けに霊能者の方たちがそれを発表している記事を読んだ。
そこに書かれていたことは、まさに現場でみてきたことと全く同じ、何が原因でこれに対して祓うとか祓わないとかって差が出るのだろう。
そう考えたんです。(ここいらがきっと左脳系霊媒師といわれてきた所以、理屈がわからないと気持ち悪い)
自分なりに出した結論は、日本の霊体の場合、本人が混乱したときに何をしているか、ということでした。
元々たちの悪い人はやっぱり死んでもたちが悪いんです、それは通訳の現場で重々見てきたこと。
むしろ、どうして死んだら急にいい人になるって思うのか、不思議でしょうがなかった。
死は肉体の終了でしかなくて、その人の中身は魂レベルの話だから結局死んだくらいでは簡単に変わらないんですよね。
死んだら悟るとか言われますけれど、全員が悟って死ぬわけでもない。
死後いろいろなことを思ったり、振り返ったりする中で改心することはあるかもしれませんが、死んですぐそこに行ける人は結構少ない。
なにより地上に転がっている霊体の中には、それこそ観念霊、思念霊って生霊の種みたいな霊体もいっぱいあって、個人的にはそっちのほうが死んだ人のものより数倍もたちが悪いと思っている。
だけど生霊って、元をただせば人間関係の果てに生み出されるものだから、死んでないだけで、それも結局身体を離れた人間関係のトラブルじゃん、と個人的にはなるわけで。
「まーまー、冷静に。よく話し合いましょう」ってところから、すべては始まるのです、わたしの場合。
で、「こいつはもう話にならんな」ってなったときに初めて、霊力者としての実力行使に出る。
でも、そのやり方はもうすでに霊媒師ではなく、審神者の仕事の仕方、どうりで霊媒師という椅子は座り心地が悪かったわけだ。

「審神者です」っていうと、これまた一般的に持たれているイメージがあって、そこにも自分は当てはまらない。
結局一番誤解されないものの肩書を名乗って生きてきました、だから1ミリも楽しくない。
本当に必要な人に自分の情報が届いているかって聞かれたら、きっと届いてないだろうなって思うんですよね、そして届け方も判らない。
(届け方教えますよ、ってサギっぽい人はいっぱい寄ってくるけど(笑))

既成のカテゴリーに当てはまらない仕事が世の中に浸透するには、とても時間が掛かります。
いろいろな肩書を使ってきたけれど、どれもまったくしっくりこなかった。
それはきっと、世の中にわたしのように靈と話をして、鎮めて落ち着かせてその場を整える仕事をしている人が滅多にいないからじゃないかと思ったわけで。
霊能者は基本現場では、霊体より上の位置にいます。
でも、鎮靈師は最初は互角、霊体とも、生きた人間とも同じ目線から始まっていく。
その上で、話し合いの過程で相手が失礼な振る舞いをした瞬間、スタンスを変える、そんな不思議な仕事の仕方をするのです。
そうすることで生きている人が影響を受けて、例えば結婚して嫁が来たり、子どもが出来たり、離婚できたり、そんなことが現実に起こる。
だから、それでいいのだろうと思ってやってきただけ。
そんな仕事をどう呼ぶべきか、もうずっと何年も判りませんでした。
ようやく降りてきた名前が「鎮靈師」、靈を鎮めて落ち着かせ、その場を整えるのがお仕事です。

ちなみに鎮靈師で検索したら中国だか韓国だかの小説がヒットしました。
その言葉が、すでにこの世にあったことにびっくり。
でもそこしかヒットしないってことは逆に、日本にはきっと誰もいないんだな(笑)。
わたしは、最初と最後にしか興味がない人間だから、それでいいのかもしれない。

もしあなたが鎮靈師にご用があるなら、お気軽にお問い合わせくださいませ。
よろしくお願いいたします。

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