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起こる現実が、正解。
本日もお目通し下さり誠に有り難うございます。えみちゃん先生こと京都のロックな霊媒師えみこです。本日5/22(月)は対面デー並びにオンラインにてご予約受付中。対面希望の方は12時までにご予約下さい。お問い合わせはこちら

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○5/22(月)の更新記事はこちら○

新月の中迎えた身内の納骨。納骨自体は無事終えられましたがえみこは無事ではなく。朝起きたら体調が悪く、結果的に周囲に迷惑をかけることを懸念し、納骨式への参列を辞退。ひたすら自宅で靈氣施療を行っておりました。だいぶ回復したものの大事を取り本日業務終了後へ外来受診予定です。とはいえ、ある意味霊媒特有のものかも知れないので、ご心配召されず。

起きた症状は「耳がおかしい」というものでした。同時に体調にちょっとした異変。まぁ無理をすれば行けないことはないくらいでしたが、納骨堂が開かれる朝に起こった症状に「来るな」という合図のように受け取ったのです。同時に自分の中にある大きな傷を捨てるためのいいタイミングで起きたようにも感じました。そもそも靈氣は補完医療で、診断行為は行えません。しかし、あらかたこの病名なんだろうなくらいの見当はつけて施療します。でなければ、効果的な療法が取れないからです。補完医療であるが故己の見立てが正しかったのか確かめるための外来受診、まぁさしずめそんなところ。何より、五感のサインを受け取った先の世界を観る格好のチャンスだと思っているのです。

○五感のサインを、無視していませんか?○

昨日という日がどんな日で。なぜ昨日症状が発現したのか。五感のサインを受け取ると言うことの実証実験はまず、ここから始まりました。この分析には、ホロスコープを使います。

2023/5/21 発症当時のホロ。この日時はどういうできごとがおこる
タイミングだったのか、ホロスコープに教えて貰えます。

さて、ホロが読める方、これをどう分析しますか?えみこ的には12室、そして8室に着目しました。なるほど、そういう日でしたか、と凄く納得。西洋占星術の講座ではこのような読み方も伝えています。


2023/5/22 受診予定時刻のホロ。知りたい日時が判ると、
そこから「なんのタイミング」というメッセージが見えてきます。

こちらは本日の受診予定時刻のホロスコープ。一目で判るのは、上下反転のアシンメトリーのような形になっている、ということ。詳細に分析すると、また面白いメッセージが現われてきます。

今回象徴的なのは、冥王星の位置。発症時の21日、冥王星は第三8ハウスという部屋にいました。そして本日受診時刻には第3ハウスというお部屋に位置しています。この冥王星という星は、亡くなったルーツの方のことを観る際に使っている惑星。太陽とはどちらも吉角を取っており、別に悪意を持たれてはいないことの確認が出来ます。尚且つ本日位置している第3ハウスという部屋はコミュニケーションの部屋。そして昨日位置していた第8ハウスという部屋はまさに黄泉の部屋、墓守の部屋といわれる場所なのです。

亡くなった義母とはコロナ禍の影響もあり、一度も話せないままでした。でもそのことが逆に自身が長く湘南で否定されてきた霊媒であることを受け入れるきっかけをくれました。物言えぬ義母とそれこそ一晩中話が出来た夜伽含めた通夜と告別式。その後三七日、四十九日を過ぎ、残すは百か日の納骨という日に発症した耳の症状。えみこは霊能者ではなく通詞人です。通詞人であるが故に、会いたい故人と話すことは出来ずに今日まで生きてきました。でもそれは、もしかしたら思い込みだったのかも知れない。

ふと、そんなことを思った義母の納骨。その予見が当たっているかどうかは、今日の夕方になったらすべて判る。「賢い人だった」と義叔父に教えて貰った生前の義母。他界された後から、生前にせめてお話ができたらどれだけよかったか、大きな遺恨を生むほどに消えない心残りでした。でも、そのことにもきっと、意味がある。なぜならわたしは「平成小野篁」なのだから。その最適解を知るための旅が続いていただけなのだと、種明かしを前に感じています。

○看取れないことの意味○

故人の通訳通詞人としてお仕事するようになって、14年目になりました。2010年、守護の通訳から亡くなった方の通訳として仕事を始めて丸13年。それまで「靈氣が見せてくれている」と思っていた見えない世界からのメッセージは、実は自分の霊感を使っていたと知らされたときの衝撃の大きさ。それは同時に靈氣で病を処方することが出来ると気づかせる大きなきっかけとなり、その後呪詛の解除へ向かわせることになっていきました。

今回義母の帰還を体験し、思うのはこれまで出会ってきた「看取ることができなかった」というご依頼主の方たちの通詞。えみこ自身、5年前の2019年5月、盟友の看取りをできず、葬儀にも参列できなかったという経験をしています。一番最期に側に居た友人は誰も列席しなかった葬儀の場に友人代表として列席し、死に化粧を施した人物がいる。そんな話が後から入ってくるようになることにも、きっと意味があるのだと思う。だからこそ、思うんです。えみこに関しては常に「死人に口あり」、むしろ死人こそ口ありなのかも知れない。

臨終を看取った結果、八つ当たりしてきた人たちもいます。なぜ亡くならなければならないか知りたい、と言われ、師匠の手を借りて占星術分析の結果を報告したら「貴方は魂を弄んだ」と叱責されたことがあります。事前にすべて説明してそれで師匠の手を借りたはずの結果にも「そうやって人の死をモルモットのように扱った」と言われたことは生涯忘れないでしょう。依頼のお願いをしたとき師匠が「わたしは人の生死はみません。それがなぜか知らせるために一度だけ手を貸します」と、とてもお怒りになりながら分析してくださったことの意味がやっと判った気がしたできごとでした。以来二度と人の生死に関わる鑑定はしない、と決めました。サンドバックが欲しいから依頼しているだけなんだ、と、よく判ったからです。

人間一人がいなくなるということは、そのくらい重要なこと。相手との関係性がどうであれ、人の心があるのならば、多少なりとも受け入れていくためにおかしくなる瞬間があって当然。だからこそ、心構えや準備は絶対に必要だと思う。そしてそれを世の中では「覚悟」というのだと思うのです。靈氣の秘技である看取り療法、それがあるから大丈夫。ずっとそう思って生きてきました、けれどその療法も急逝した義母の死の前では何の役にも立たなかった。それでも、その秘技があるから確実に義母を天へと行かせてあげられる。

実母との関係がよくないことに苦しんで、母娘らしい関係を他所に求めて21で嫁に行きました。けれどそこで待っていたのは実母を何十倍も上回るような地獄の関係だった。もう一生涯母娘という関係を体験することはないのだろうか。そう思っていたころ、嫁ぎ直しが決まり、再び義母を持つチャンスを与えられた気がした。けれど、そのようやく触れることができた義母が最初に教えてくれたのは命を終えた人の身体の冷たさでした。話すことも会うことも、叶わない人だからこそ、もしかしたらよかったのかもしれません。本当のことは何一つ判らないまま、理想の義母と理想の義娘であれるのかもしれない。この先もいなくなった義母を知ろうとすることだけが唯一わたしが義娘として赦されたことなのかも知れません。その痛みがなんの対価になるのか、それを知るために一日でも長生きしてやろう。そんな風に思っています。

納骨の前日、師匠の能舞台がありました。久しぶりに着物らしい着方をした姿を見て夫が生前の義母が「街で似た年齢の着物を着た人を見ると、もしかしたらこの人が嫁かも知れない」言っていたと教えてくれました。最期まで帯職人だった義母、この先も着物を着ることで、もしかしたら話しやすくなるのかも知れません。
「京都に行くなら着物がユニフォーム」
「晴明町に住んでいるなら、屋号は西陣の拝み屋」
なんの他意もなく、そう決めた6年前。もしそこに何かみえない世界の意図があったとしたら。演目であった能「蝉丸」の解釈について、本番前最後のお稽古で師匠がお話ししてくれた意味を考える、そんな週末。この不思議な時間はもう少し続くようで。

だから。この結末は、またいつか。


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