冬至赤のゲートに向かって②
その風圧は、結構凄い。
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本日は閻魔納め、午前中に閻魔様と篁公にご挨拶に行く予定にしています。お堂寒そう笑。そして、いよいよ冬至のゲートまで後5日、通称「赤のゲート」と呼んでいるこのゲート。生徒さんをみているとなかなかの風圧。いやー、閉めるって結構大変です、ましてや今回は戸締まり。施錠するって大変だな、そう思いました。実はここ最近仙骨のチューニングモニターの御依頼を再び頂いておるのですが。ぶっちゃけもうあまりに依頼が無いからモニター打ち切ろうかと思っていたくらい笑。が、受け付けてみて思ったのは、施療日間近にいろいろ起こるわけです。その中に明らか「過去の扉から手が伸びてきますよ」と言う方が混ざっている。特にうちの生徒さんの場合、半年前は遙か昔だと思うんですよ、思い出せないと思う笑。そのくらいの変化率でそのくらいの濃度で一日一日が過ぎるから。えみこが京都に来てまだ5年です、といってもたいがい「あれ?まだそんなもんなんやねぇ」と言われます笑。京都で身内と思っている生徒さんにも「まだ4年です?!」って言われました、あーねー、それがえみこ式靈氣(龍神靈氣)の恐ろしさ笑。
湘南に居たころ、デビューして8年はとある大手組織の公認講師でした。そのころ、大阪長居に弟分がいたんです、本当に家族みたいな存在だった。彼はミュージシャンで、「いつかえみさんバックステージ呼びますんで」といつも言ってくれていた。喉のケアとか、体調管理で一緒にツアーを回りたい、そんなことを思っていた時期もあった(遠い目)。ライブ前に声が出なくなって、朝一連絡が来て「ごめん、遠隔して欲しい」って言われたこともある、不思議と遠隔すると持つみたいで、あるときは壊れたバイクを動かしたことある笑(靈氣すげーなってなりました)。その彼が、よく言ってくれていたんです。「将来に不安がないわけじゃ無い、でも思うんや。僕の身体にはえみさんの ○○レイキが流れてる、だから大丈夫や、と」うん、あの頃はまだレイキだったね、そうレイキしか使えなかった。だからきっと君と別れてしまうことになったんだと思うんだよね。そしてわたしのレイキはいつのまにか靈氣に変わり、組織を事実上破門される。しかも、自分の所の門下生三人に結託されて「わたしたちの自由のため、みんなで師匠を潰しましょう」という目論見のために。
正直、このころの経緯ってよく判っていない。気づいたら査問会のようなものにかかり、気づいたら破門を選択するしかなかった。自主独立というていで、引退を勝手に表明され、幽霊にされたあのころ。あれからもうすぐ13年が経とうとしている。平成の大半を靈氣人として過ごしてきたえみこにとって、赤のゲートとはこの組織との一件をもう一度振り返らざるを得ない、そして育成している生徒さんとの関係も含めて。
よく「どうしてBlogに本人が読んだらそれと判るように書くの?」と問われるけれど、多分それってえみこなりの先手必勝。反社と共存しているような街で育ち、結構な「卑怯」をみてきた。それはもう、普通では考えられないようなことが幾つもあった。バカじゃ生きられない、そう思ったことも多々ある幼少期。そんな街で偏差値が高くなかった自分はせめて、頭の回転だけは早い人間であろうともがいたような気がする。結局地頭以上に賢くはなれず、いまもまだ学びながらもがいているけれど。得体の知れない生徒さんとは結局信頼関係は築けない、それがこの期間に学んだことなのかもしれない。
師匠を潰しましょう、と音頭を取った生徒は破門された組織の公認講師に収まった、あぁこれが世の中なんだな、そう思ったから多分わたしはレイキを捨てたのだと思うのです。レイキは伝承かもしれないけれど、靈氣は人なのです。だからこそ、「同じ靈氣でもあなたとわたしは違うのです」と講座で生徒さんにお伝えしていく。そしてなにより、レイキはいつまでも出るけれど、靈氣に関してはその人の人間性がある程度の位置を逸したとき、消失する。その後保有できるのはレイキのみ。
「異能者にしていいのは、礼節と心得のあるものだけ」
この一文に反応したのか、ある方から急にブロックされまして笑。その方つい最近伝授したばかり、その後いろいろ言われていたのでまぁなんの信頼もなかったんだろうなあ、と思うけれど。それって言い換えたら「靈氣は、磨いていかねばレイキになります」と言う意味なんだけれど。あの大戦の影響で高田はわよ女史の手によって、レイキに作り変えられた臼井式靈氣。それは高田女史が日系の方故にできたことかもしれない。だとしたら、それを純然たる日本人が、元に戻してもいいよね。きっと、そんな想いで龍神靈氣は生まれてきたような気がするのです。
えみこはアンチ霊能者なのだけれども。そのアンチのきっかけを作った似非霊能者が一度だけ言ったことがある。わたしが破門されるかどうか、という局面に立ったときのこと。今考えれば、その元を作ったのもその似非霊能者だったのだけれど笑。
「破門?あら、残念ね。この先はもうえみちゃんにしか本当の靈氣は
流れないのに。手放すのね、いいんじゃない?辞めたら」
この取り方はいろいろあって。ま、仮にこれが真実だとしても、この人のことは常世に行ったら、絶対カタをつけようと思っているけれど。(執念深いですよ、わたし(ニッコリ))ただ、もしこれが真実なんだとしたら。1チャン臼井先生がわたしを選びこの地に招いてくれたのだと思い上がりたいのです。この似非霊能者と出会って、はじめて鞍馬に上がったのが2011年12月14日、この日が鞍馬の年一の煤払いだったのを今でも覚えている。なぜこんな日に、そう思ったっけな。はじめて京都で車を運転したのもこの日、あれからもう11年が過ぎたんですね。
冬至の赤いゲートを前に降りた一つの啓示。閻魔ちゃんと、じっくり相談してこよう(相談しよう、そうしよう)
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