「声で活躍する人をつくりたい!」 Voicyプレミアムリスナーに込めた思いを語ってみる
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「声で活躍する人をつくりたい!」 Voicyプレミアムリスナーに込めた思いを語ってみる

こんにちは。Voicy代表の緒方です。

9月1日、Voicyに「プレミアムリスナー」という新機能を追加しました。Voicyを2016年9月にリリースしてから、もっとも念願だった機能です。これによってインターネットから「声のプロ」を出したいと思います。

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私はずっと「声で活躍する人をつくりたい」と言ってきました。これまでも番組スポンサーの獲得などVoicyパーソナリティに対する支援はしてきましたが、まだまだ十分ではありませんでした。

今回のプレミアムリスナー機能により、ついにパーソナリティ自身とその声にファンが課金をするという形で応援できるようになりました。

これは月額課金でVoicyのパーソナリティを応援し、代わりに限定の配信を聞けるというものです。しかし、ただの課金機能ではありません。

構想自体は以前からありましたが、何度もやろうとしては壊し、途中で断念するのを繰り返しつつ、仕様や世界観を考えて1年以上かけて準備してきました。

たかが課金機能に大げさな…と思われるかもしれませんが、ただ課金機能だけをつければいいわけではなかったのです。ここにはVoicyのこだわりがあります。

それを伝えるために、このnoteを書いています。

「プレミアムリスナー」 ≠「プレミアムコンテンツ」

まずプレミアムリスナーとは、「リスナーが特定のチャンネルに課金することによって、プレミアムリスナーという特別な関係になれる」という機能です。

毎月の定期的な支払いを通じて、パーソナリティにとっての特別なリスナーである「プレミアムリスナー」になれます。特典としてパーソナリティからあなたに向けて限定された放送が届き、いまよりももっと近い距離で、パーソナリティの声を聴くことができます。

その関係がまずあって、パーソナリティはその人たちに向けて「ありがとう」という感謝の気持ちを込めて、特典的な配信をするという形になっています。

なのでリスナーさんがプレミアムリスナーという名目でサポートしているのは、特典放送ではなく、普段のレギュラー放送のほうであると言いたかったんです。

ここは大事なところです。「プレミアムリスナー」であって、決して「プレミアムコンテンツ」ではありません。課金することでプレミアムなコンテンツを楽しめるようになるのではなく、あなたがプレミアムな存在になるのです。

パーソナリティがいつもリスナーにギブしていることに対して、リスナーからもギブを返す。その関係性にパーソナリティが特典放送で応えるという形です。

ややこしいですが、順番は大事です。なぜそこにこだわるか、それはVoicyが常に「パーソナリティファースト」を標榜しているからです。

「関係性」こそ最も価値があるコンテンツ

Voicyはひたすら発信者ファーストを心がけています。だから有料課金機能を出すことで、発信者に変なストレスは作りたくなかったというのがあります。

「有料課金のプレミアム放送!」と謳ってしまうと、今までのレギュラー放送は無料レベルの価値で、さらに付加価値のあるものが有料のプレミアム放送であると伝わるでしょう。

でもそれだと発信者はめちゃくちゃしんどくなりますよね。

例えばコンテンツの有料課金の仕組みで、「ここから先は有料です」ってなると、やっぱりそこから先には特別な何かが欲しくなります。

でも発信者のいつもの放送が素敵でファンになった人は、必ずしも「もっといいコンテンツを」ではなくて、もっとプライベートに近いものとか舞台裏とかを知りたくなるはずです。そういう濃ゆいものを届ける世界観がいいなと思ったんですね。

酔いどれ放送でもいいし、今日の愚痴でもいいし、もっとパーソナルで距離が近いものを出せばいい。プレミアムリスナーの月額課金はパーソナリティとリスナーの親密な関係にお金を払っているわけですから。

公式サイトにはこう書きました。

いつも応援してくれるあなたに向けて、感傷的になった日のこと、心が熱くなった出来事、プレミアムリスナーだけに届けたいメッセージなど、パーソナリティのありのままの感情や熱量をそのままにお届けします。

声ってどんどん聞けば聞くほど好きになる媒介なので、声だからこそ、この仕組みが実現できると思いました。

これが「プレミアム放送」ではなくて、「プレミアムリスナー」という名前にした理由です。

このnoteでまず伝えたかったことです。

メインコンテンツは「基本無料」の時代がきている

昔のシングルのCDには、A面とB面がありましたよね。

A面には多くの人に刺さるような代表作が収録されていて、B面はそのミュージシャンが表現したい曲が数曲入っていて、コアなファンは意外とB面のほうが好きだったりするんですよね。

プレミアムリスナーにおける限定放送は、B面の放送だと思います。A面のほうに多くの人がいいなと思うコンテンツを出して、そこはいつもどおりレギュラー放送にしてくださいと。

それでもっと距離感の近いファンだけが分かるようなものをB面として、プレミアムリスナーさんに提供する。B面も理解できるリスナーさんとの関係作りを楽しんでほしいと思っています。

以前、キングコングの西野さんがVoicyで、「メインコンテンツは無料の時代が来た」と話していました。

メインコンテンツは多くの人に刺さるけど、コアなファンはメインじゃないものを求めている、だからメインコンテンツは無料で出して、その舞台裏とかを有料にするべきではないかという話です。

いまは無料で面白いコンテンツが世の中に溢れていますから、正直、自分のメインコンテンツを有料にした時点で負ける時代が来ていると。

メインで心をつかんで舞台裏で対価をもらう。それが例えばアイドルだったり、他のいろんなサービスでも起きています。

面白いですよね。クオリティで劣るであろう舞台裏のほうが有料にしやすいんです。もちろんファンだけが買うわけですから、割りが合わないって文句を言う人もいないでしょう。優しい世界になります。

そういう世界を作るのに現状、声はベストだと思うんですよね。声のサービスでしっかりパーソナリティとリスナーの関係ができた時に、僕らはそこに付けるマネタイズモデルとして、コンテンツ課金ではなく、今回のような「関係性課金」を最初に考えました。

「しゃべり」がお金になるという革命

もともと「声がある生活っていいな」と思って、多くの人にそれを届けるためにVoicyを立ち上げました。僕は話が面白い人のことがめちゃくちゃ好きだし、そんな人が増えたら絶対に日本が面白くなるんじゃないかと思っています。

でもそんな面白い人に「声の発信やりなよ!」って言っても、普通は「メリットないし…」って答えが返ってくるでしょう。

「たくさんの人が聞いてくれるから!」「めちゃくちゃ簡単だから!」「使いやすいから!」とかいろいろ言ってきましたが、明確なメリットが提供できるようになったら、きっと「俺は音声で生きていく」っていう人が生まれるようになるはずです。

これまではラジオ番組にアサインされないと多くの人に声を聞いてもらえなかったけれど、いまは自分の口とスマホ1つで生きていく場所ができます

あともう1つの可能性として、例えばスポーツ選手だったり、絵描きさんだったり、いろんな専門分野で第一線で活動している人たちとかの助けにもなると思っています。

自分の人生で培ってきたものの一部を、声で配信することによって、きっと面白いと思ってくれる人が出てくるし、ファンが増えるはずです。

例えばボクサーでも、試合前にいつもの思いを語るチャンネルを用意するとします。そこに1000円払う人が100人いたら10万円入るんですよね。ファンの支えによって、メインの仕事のほうにより注力できるようになるかもしれません。

声は「人生の副業」みたいになると思っていて、その人の人生そのものが魅力的であれば、低コストでちゃんとお金に代わります。声ならそれが可能です。

僕らがいまやっている革命は、「しゃべりがお金になる」ということです。これからVoicyは、音声発信者にとって最高のプラットフォームになることで、声で活躍する人を増やし、声を楽しむ文化を浸透させます。

多くの価値と幸せを創出できるような場所になれたらいいなと思っています。

ここに書ききれなかったことを声でも語ります。


開発の裏話を話してみました。よかったら聴いてみてください。

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緒方憲太郎(Voicy代表)

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音声とテクノロジーのベンチャーVoicyの代表。起業家・投資家・公認会計士・ビジネスデザイナー 大阪で公認会計士→地球2周放浪→NYで公認会計士→ベンチャー支援→Voicy起業 道に迷ったらオモロい方。世の中にハッピーな付加価値を増やします https://voicy.jp/