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2023年は「話したもの勝ち」 音声コンテンツ市場はますます活況に【声の履歴書 Vol.91】

こんにちは。Voicy代表の緒方です。

この「声の履歴書」という連載は、Voicyがこれまで歩んできた道のりについて創業者の私があれこれ語っていこうというシリーズです。よかったらマガジンをフォローしてくれると嬉しいです。

今日はちょっとライトに、2023年も音声市場はたのしいよ、みんなの参加を待ってるよ!という話をしたいと思います。

元気な人をふやしたい

いきなり身も蓋もない話をすると、2023年も世の中がすごく良くなるイメージはありません。2022年の振り返りで書いたように相変わらず不景気は続くでしょうし、僕らもなかなか自己実現できない、ハッピーとは言えない状態が続くのかな、という気がしています。

ただ、そういう中で、少なくともVoicyに触れることによって元気になったり、視界が広がったりする人が増えるように、新しいことに挑戦していきたいと考えています。

より幅広い分野のジャンルで音声コンテンツを増やしたり、新たなパートナーとの番組など、コンテンツベースでは引き続きどんどん開拓していきます。

一方で、パーソナリティさんとリスナーさんの双方がさらにVoicyを使いやすくなるような新しい機能も準備しているので、春にはきっと面白いものをお届けできるんじゃないかな、といまから楽しみにしています。

それから、なによりVoicyは組織力が自慢の会社です。チームメンバーとともに飛躍できるような強いメンバーを集めて、「さすが世の中を変えている会社だな」と思われるような組織づくりをしていきたいと思っています。

音声市場はまだまだ伸びる。ピークはこれから

音声コンテンツ市場を見ると、昨年はとにかくSpotifyさんがすごく頑張って、国内への投資もすごかった。一方で老舗のradikoも伸びていて、はじめて音声コンテンツに触れた人も多かったはずです。そんな人がまだまだたくさんいるので、音声コンテンツ市場が今年も引き続き成長するのは確実でしょう。

そしてやっぱり新年の仕事が始まってみると、「ながら聞き」をしながら学びを得られたり、リラックスした気持ちになれるのは音声の大きなメリットだなぁと感じます。こうして隙間時間が有意義な時間に変わっていくことに、多くの人が喜びを見出してくれるといいなと思います。

昨年末に出した「新時代の話す力」という本でも多くのスペースを割いたのが、話す=コミュニケーションという話です。コロナ禍以降、繋がりが少なくなっていったり、築きづらくなっていったり、繋がりに貧富の差が生まれている社会の中で、これからしっかりと人と人の繋がりを増やしていくには声の力、話す力が欠かせません。

その一方で、自分の声で発信している、自分の話を人に聞いてもらえる状態にある人ってまだまだ少ないです。だから、シンプルに、みんなもっとやったほうがいいじゃないですか。

2023年は「話した者勝ち」の1年です。

まだまだYouTubeの初っ端のころと同じ。ここからがスタートです。音声コンテンツって、プラットフォームによるアルゴリズムの統制もまだほとんどなくて、結局のところ、話す人に感じる親しみ、魅力がすべて。では親しみはどうやって生まれるか? 大事なのは耳をかたむけた時間です。だから、”早く”話した者勝ちなんです。

音声の世界ではSNSでの繋がりもある程度リセットされます。これまでの蓄積で勝負できないんだったら、いまから蓄積したほうがいい。

新しい1年がはじまりました。何も持ち越せない声の世界で、ゼロからまたチャレンジしてみませんか。それなら早いに越したことはないですし、成長途上の音声市場においては、いまもまだ「早い」の範疇なのです。

「話した者勝ち」の2023年。みなさまの参加をお待ちしています。

※よかったらこちら応募してみてください。

(公式ニュースチャンネルのパーソナリティを募集しています。応募締め切りは1月6日まで。締め切り間近です!

(Voicyで自分のチャンネルを持つパーソナリティになるための応募要項です。こちらは常に応募可能です

声の編集後記

記事の執筆後に、あらためて音声でも話しています。よかったらこちらもお聞きください。


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