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作品解説「ふりかえりたくなって」

こんばんは!

0号サイズの作品、90名の180点を
全国から集めて一斉展示

お客様のお買い上げポイントと
ご来場とWEB投票のポイントによって
順位が決まるアートコンペ

「ZEROTEN-TOKYO-」に参加しています。

エントリーNo.5 緒方ちかです。


展示初日の夜に横長の方の黒い色の多い
「まぶしいよるに」の作品解説を書いていたら
2658文字の長文になってしまい…

この説明を会場で直接しているとすると…

うっわ、話長いな!!!!

ってなっちゃうんじゃないかと
結構不安を抱えつつ2日目を終えたのですが

お客様も作家の皆様も
本当に真剣に聞いてくださいました。

ありがたい限りです。

ちなみにその長い解説noteはこちら🔻

このポストでペアになっている絵たちは
それぞれ独立した絵としても完成していますが

解説の中にあるエピソードや
描いた私の動機や気持ちの流れがリンクしています。

ですのでもしお時間ゆるしましたら
リンク先の「まぶしいよるに」を読んでいただいてから
「ふりかえりたくなって」の解説を読んでいただけるとより伝わるかなと思います。

と言ってもやはり長くてもあれなので
「ふりかえりたくなって」単体の解説を書きます。


去年秋の終わりからこの春過ぎにかけて

大きな規模のドラマ現場に積極的に参加できる
方言指導という部署を任せてもらえました。

なかなかこれまでにはご縁がなかったような
規模のお仕事に飛び上がるほど嬉しい反面

責任感もとても感じていたので
無意識に肩に力が入っていたんだと思います。

撮影現場のロケは毎朝4時5時に起床ですし
外がとても寒く暖も取れない時期でもありました。

主演級やレギュラーの方は連日撮影がありますが
普段自分が出演する側だとこんなに長く現場に関われることはめったになく
映画やドラマでも1日か2日のごく一部分しか参加することはないんです。

常に一線でやられているスタッフさん役者さんと
連日時間を共にすることは私には嬉しいことでした。

これからどんどん当たり前にしていきたいこと、ですけどね。

そのお仕事に約4ヶ月間続けて参加して
もうそろそろ撮影も終わりに向かっていたので
スタジオのある場所へ出入りするためにお借りしていたパスを返す日がきました。

午後からゆっくり一人で電車と徒歩でお世話になったスタジオへ向かい

「ありがとうございました」

と、窓口にお返ししたらあとはもう帰るだけ。

スタジオの周辺は閑静な住宅街で一軒家ばかり
人通りも穏やかで空を遮る建物もなく

スタジオを背にして緩やかな坂道を上がっていくときに

この4ヶ月が懐かしいような気持ちが込み上げて

「おつかれさまでした」

と自分自身に言えたようでした。

この現場が本当の最後までちゃんと終わって
無事に仕上がって放送されますように。

自分は今後どんな仕事ができるか未知だけど
次もこうやってがんばろう
とスタジオの方になんとなく振り向きました。

空も夕焼けが始まる頃で気持ちよくて
また偶然そこにポストも立っていました。

あぁ、忘れたくないなと
またこの瞬間を写真に残して

もっと忘れないように絵にしました。

「ふりかえりたくなって」

6/25(土)までギャラリー龍屋TOKYOにて
こちらの、原画をご覧いただけます。

是非ご来場ください。

そして遠方の方などへ向けた
WEB展示と投票のフォームがございますので
是非こちらからご参加よろしくお願いいたします。

▶︎かんたんWEB投票フォーム

エントリーNo.5 緒方ちか

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